カトマンズの混沌

2019年11月11日から11月16日まで、ネパールへ行って来た。
もちろん初めてのネパール。
学生の頃、漠然とインド、ネパールには行きたいと周囲にも話してた。
だけども働き出して諦めて。

まさか、この年になって行けると思わなかった(それもこれも、京都在住の現存する唯一のアドベンチャーロックバンド「私の思い出」のおかげ)。

私的にはネパールは予想に反して合っていた。

何となく四半世紀前の沖縄っぽくもあり。
特にカトマンズの混沌とした感じは好きだった。
電線はぐちゃぐちゃだし、土埃と排気ガスはすごいし、蛇口から出てくる水も黄色く臭う。

でも半日で慣れた。
何なら台湾よりしっくりきたかもしれない。

夜のバザールは電飾がたくさんでチカチカしてる。
でも停電もよくある(らしい。今回の旅では2回くらいしか遭遇しなかった。)。
ストール屋やフェルト屋、生地屋とか、色が美しい。

道路は日本ではありえない無法地帯。
車はなかなか止まってくれないけど不思議と横断できる。
信号機は1か所だけ見つけたけど、電力足りなくついていない。
水だって一般家庭でもミネラルウォーターしか飲めない。
まだまだそういう国だということ。
今の日本にいたら普通に何でもあることが当たり前だと思って生きてる。

犬は死んだかのように普通に寝ている。
足元見て歩かないと危ないけど、なんか不思議な風景だった。

そして、やっぱり夜のカトマンズが好きだったかな。
街を歩きながら目に入ってくる人や建物いろいろなもの、混沌とした中にふとひとりの自分を感じるというか。
決して嫌な感じではなく、むしろそういう雰囲気が私は好きで(こういうとこも沖縄と似てると思った)。

ポカラも行ったのだけど、私は圧倒的にカトマンズが好きだなと思った。
もっとこの混沌とした風景に浸かりたい、チャンスがあれば。

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