
わし流 にいがたブラタモリの旅 その6 「亀田砂丘の遺跡 〜鎌倉・室町時代編〜」
この時代から日本では武士が登場するんだな。そして流通や経済活動も活発になって、他の地域の焼き物や中国の磁器が発掘されるようになるのだ。
現代の中国産というと、安かろう悪かろうの粗悪品のイメージがある。しかしこの時代の中国は日本よりずっと文明が進んでいて、中国の品は高級品とされていた。
そのため土地の有力者は、中国産の青磁や白磁といった唐物をこぞって所有していたそうだ。つまり唐物は権力の象徴であったのである。
そんな貴重ですばらしい唐物の遺跡が……
!!!
な、なんとおどろくことに、城所や城山で発掘されたというではないかッッ。めっちゃ近所だよッ。目と鼻の先だよッ。
いやはや、すげぇな。ウチの近所に大金持ちの有力者が住んどったんだな。800年くらい前の話だけどね。
「亀田はロマンだッ✨」
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中国の品まで発見されてるんだな。中国の文化は京都の寺院にまで影響をあたえたくらい、当時は本当に憧れの存在だったのだ。

赤点が少なくなったけど、人びとの住む場所が亀田砂丘からあらゆる平地へと分散されたからかな??

荒木前遺跡(あらきまえいせき)。城所付近。めっちゃ近所だし…。こんな近所に掘立柱建物の井戸や堀が見つかったのはスゴいな。

三王山遺跡(さんのうやまいせき)。城山付近。ここもめっちゃ近所。荒木前遺跡の奥らしい。
ってか、亀田中学校んとこじゃないかッッ。なんだこの近さは。ワシはこれまでこんなに遺跡と身近なところで生活してたのかいッ。近過ぎておどろくわ。


亀田中学校のとなりだよッ。今まで全然気にしたことなかったわ。亀田ってマジで遺跡だらけなんだな。

青磁は紀元前14世紀の殷(いん・中国)が起源だそう。およそ3400年前から伝わる伝統的な磁器とある。ひぃ〜ッ、そのころ日本はまだ縄文土器や弥生土器だよッ。

白磁の起源は560〜570年代の北斉(ほくせい・中国)だそう。青磁の製造技術の完成とともに発展したそうだ。
ただし諸説あって、三国志で有名なあの曹操の遺品に白磁の特徴を備えた磁器があるとかで、曹操の生きた時代である220年ころが起源とも云われる。