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わし流 にいがたブラタモリの旅 その18 『日本遺産「北前船」の文化財を巡る日帰りツアー』 ④ 金刀比羅神社(寄合町)と湊稲荷神社 編

さて、魚や片桐寅吉さんでお昼をいただいたあと、つぎに向かったのは寄合町の金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)。こちらには難船彫刻絵馬(なんせんちょうこくえま)が奉納されている。転覆寸前の遭難から救われたことに感謝して、船主さんが奉納されたとか。

寄合町の金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)


難船彫刻絵馬(なんせんちょうこくえま)


拡大した難船彫刻絵馬


わかりやすくカラーの絵も飾ってある


明るくするとこんな感じ
このように彫刻で彫られた絵馬はとても珍しいらしい


ある日、新潟へ向かっていた北前船が出雲国(島根県)沖で暴風雨にみまわれる。船乗りたちは帆柱を切るなど手を尽くすが転覆寸前のたいへんな状況となる。

そこで万策尽きた船頭さんが護摩札を奉じて神に祈ると、なんと天空から光がさし、金の御幣をもった「金刀比羅大権現」様が現れて、船を救ってくれたという。

こうして救われたことに感謝して船主さんが建立したと伝わるのが、この寄合町の金刀比羅神社だそう。またこのように彫刻で彫られた絵馬はとても珍しいそうだ。

……と、なにげに「護摩札」とか「御幣」とかいう言葉をつかったが、わし、神仏関係なんも知らんからググってみた。参考として。

護摩札(ごまふだ)
お祈りする祈願の趣旨を書いた紙や木のこと
御幣(ごへい)
神様への捧げ物、お供え物という意味だそうだが、
けがれを取り除く目的でも使用するそう。



おつぎは湊稲荷神社(みなといなりじんじゃ)。こちらは廻しながら願いごとをかける「願懸け高麗犬(こまいぬ)」なるものが有名らしい。願いごとを念じながら高麗犬を廻すと願いがかなうのだとか。

湊稲荷神社(みなといなりじんじゃ)


願懸け高麗犬(こまいぬ)

江戸時代、新潟花街の遊女らが港に立ち寄った船乗りの男たちとの別れを惜しみ、高麗犬を廻して西に向け、海が荒れて船が出れなくなるよう祈願したのが始まりだとか。

いや〜、船乗りの安全を祈願するならわかるけど、船が出れなくなることを祈願って……。え、なんだろ、メンヘラっちゅうか、なんちゅうか……ドロドロとした何かが垣間見えるっちゅうか……滝汗

今回のツアー、近場が多いので徒歩も多い。運動不足には良いとはいえ、このあたりから疲れてきたのか、写真も少なめ、メモも少なめ。いろいろと説明看板があったと思うのだがほとんど読んでないので、こちらももう一度行って今度はしっかり説明を読みたい。 

つづく


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