ブラタモリ日記その13 「奄美の森 #67」「奄美の海 #68」 (2017.3.25放送)(2017.4.1放送)
奄美大島というと、歴史ファンのボクとしては西郷隆盛を連想する。西郷は奄美大島に身をかくした時期があるからだ。そのときに島の女性と結婚し、子どもも授かっている。
また西郷はフィラリアという病気にかかり、睾丸が大きく肥大したといわれる。その大きさは人の頭ほどだったというのだ。(いやマジか?デカすぎだろッ)そのフィラリアに感染したという場所は一応不明とされてはいるが、可能性のひとつに奄美大島がある。(現在では日本での感染リスクはほぼないという)
番組では西郷隆盛には触れてないが、奄美大島は西郷ゆかりの地として、西郷の住んだ家屋や記念館がある。個人的にはこのような西郷がらみの記念館などに行ってみたいんだなぁ〜
なぜ奄美は生き物の楽園!?
奄美大島には固有種が多い
固有種の数 → 植物124種、動物29種
生きているハブは行政が買い取る 1匹3,000円
ハブ捕獲奨励買取事業 → 駆除、生態調査、治療薬の研究
年間3万匹以上を買い取っている
人がハブを怖いという気持ちが、奄美を生き物の楽園にしたひとつの理由
ハブの毒 → 血液、血管をこわす毒が主成分 → 奄美のハブはそれらに加え、筋肉をとかす成分がある
奄美はもともと中国大陸 → 地殻変動により中国大陸と分離 → 氷河期や新しい肉食獣によって、大陸側の動物は全滅 → 奄美大島側のほうは生き残って固有種となる
大陸から切り離されて固有種の多い島になった
アマミノクロウサギ → 1921(大正10)年、動物として初めて国の天然記念物に指定される
アマミノクロウサギはウサギが進化する前の太古の姿
太古のウサギは耳がみじかい
陸と海のキワに森が発達
マングローブ → 淡水と海水がまざる汽水域に生えてる植物の総称
熱帯・亜熱帯の河口などで潮の満ち引きの影響を受ける
奄美のマングローブは東京ドーム15コ分
オキナワハクセンシオマネキ → 甲羅の幅は2cmほど。南西諸島に生息。オスはメスへの求愛行動として、大きなハサミで招くように動かす。
カニの種類だけで干潟に33種
【マングローブの植物】
メヒルギ → 葉の先が丸い。板根(バンコン、根が板状)
オヒルギ → 葉の先がとがっている。ドレッドヘアのような根。その先に膝根(シッコン、ひざを曲げたような形)
板根・膝根など複雑な形の根により、軟弱な地盤の上でも育つことができる
黄色い葉に塩分を集める → 落葉 → 微生物に分解 → プランクトン・カニ・貝が食べる → 魚・鳥が食べる → フンがマングローブの植物の栄養に
マングローブができたのは大きな2つの川の河口に突きだした山のおかげ
上流から泥が運ばれ、突きだした山によって泥がたまり、マングローブができた
黒潮が通り抜けるリアス海岸
黒潮のおかげで水温が高く栄養が豊富
黒マグロの養殖 → 水温が高いので一年中成長
潮通しがいいため、海水がいつもきれい
完全養殖マグロの出荷は世界でも日本だけ
森、マングローブ、海、まったく表情のちがう自然をこの島がもっている奇跡
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