どうする?父親の施設入所2 ショートステイ納得させられる?
父が施設入所に至るまで2 デイサービスの次はショートステイ!
2016年春。
寒さで外出しないひと冬で、一気にフレイルが進みました。足元もおぼつかないし、ヘルパーさんが食卓に出してくれる薬も飲んでない。お風呂に入る回数減もっています、と言われるようになりました。好きな新聞も取りに行かなくなり、「ポストに溜まっていたけど」とお隣さんからわたしの携帯に電話があって、慌てたこともありました。
とにかくまた寒くなる前に、自宅で倒れる前に、施設で預かってもらいたいと、介護施設に併設のショートステイ施設に契約をして、試しに1泊滞在を申し込んでみました。
このショートステイが実現するためには、合計3回の帰省が必要でした。施設に問い合わせると、契約には、医師の診断書と胸部レントゲン検査の画像が要るとのこと。
わたしは町役場からの期限の過ぎた「検診のお知らせ」をひっぱり出してきて、父に胸部レントゲンをとりに行こうと持ちかけます。父は、
「え~、オレは行く必要ないよ」とにべもない。
この頃、よく咳をしていたので、行きたくなかったのかもしれません。
「ヘルパーさんがきてくれるには、毎年レントゲン撮らないとダメなんだって(嘘です)」などと言って、無理矢理ひっぱって行き、胸部レントゲンを撮影してもらいました。肺に大きな問題はないとわかって、次の帰省でショートステイの契約を結びました。
相変わらず父は、施設入所なんて断固拒否の姿勢。わたしも、揉めてくたびれたくないので、正面突破はやめて迂回してみます。どんな口実で父をショートステイに行かせるか?姉妹とLineで念入りに打ち合わせしました。
ショートステイ前日に帰省したわたしと父の会話。
私「お父さん、2階の雨漏りがひどいから工事にきてもらうので、しばらく外泊してほしいの」
父「オレは、大丈夫よ」
私「いやいや埃も出るし、音もうるさいし、下に寝てたらだめなんだって」
父「……」
私「一泊でいいから」
とにかくそんな口から出まかせを言っても、
父は雨漏りを確認するために、2階に上れないぐらいになっていました。
父の施設入所、つづきは下記より。すったもんだのショートステイの顛末。