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「ファン獲得して。炎上しないで」企業SNSの成果にもっとも必要なこと

ファン獲得と企業の信頼をのせている、愛しの企業SNSの担当者のみなさん!

社内からポジティブな感想をもらえていますか?
ぶっちゃけ成果につながらず、心折れそうになってませんか?

今日は私があなたの味方になり、社内の余計なご意見番を利根川の渡しに沈める回です。


文章で成果を出すサービス・ホギコト代表、Webマーケター・コピーライターの日野成美です。
前回のnoteはこちら

企業SNS担当者、SNSマーケターのみなさんお疲れ様です!大好きだよ!

「法人もSNSはやらんと」的な時代に突入し、どの企業もXやnoteに手を出すようになりました。
そんな中、SNS担当者のやる気を削ぐ存在がいる。

社内アンチです。

「あの投稿は炎上しない?」
「もっと品格ある発信をした方がいいよ」

うるせーーー!!

勇気を出してネットの海で発信を続けるみなさんにエールを送る!
SNSで成果を出すために必要なことって?
ファン獲得のためにも社内の意見を反映すべき?

「どうすれば会社のSNSに目くじら立てずにすむのか」社内の方向けの解決策も伝授します。

ホギコトのnoteはPRを含みます


「ああいう投稿はダメ」「こういう内容にしたら?」と言ってしまうあなたへ

企業SNSは、会社の信用を乗せている。

なのでSNS担当者はコンプライアンスやガバナンスを重視しつつ、お客様に寄り添ったアカウント運用をすることではじめて成果を最大化できます。

SNSは企業の出先機関のようなもの。うまくすればユーザーの生の声やファンを獲得できる最高の媒体です。

ペルソナやアカウント設計を必死でやってロールモデルアカウントも分析し、毎日のように投稿を続ける。
なかなかできることではありません。


そこに。
同僚から、こんな無邪気な声をかけられたら。

🧑‍💼「こないだの投稿、刺激が強い内容だったよねー。」

SNS担当者はげっそりしつつも、おそるおそる弁明を試みます。

SNS担「はあ…でもインプレッションは稼げたんですよ。拡散もされたし…」
🧑‍💼「いやーもっと上品な内容にした方がいいと思うな。万が一傷つく人がいても申し訳ないし。会社の看板背負ってるんだから下手なこと書かない方がいいよ?

これが社内アンチです。

マーケター・PR・広報担当のやる気をめちゃくちゃに削る!メラゾーマかザラキ食らったのと同じくらい威力がある。知識がなくて無邪気なぶんタチが悪い!


わかる!わかってるよ、アンチ!
あなたは不安なんだよね!!

社内アンチになりがちな人の特徴はだいたいこんな感じ

  • なるべく「ちゃんとした人(会社)」に見られたい

  • まじめな優等生

  • 細かいところに気がつく

  • わりとおせっかい

  • 物事を判断するとき「もし自分なら〜」と考える

「ちゃんとしてれば評価される」と考える優等生が、細かい表現や内容まで口出ししてくる。
やりづらいことこの上ない!

しかし!!
マーケターとしては一言言ってやりたいことがある。

SNSの想定読者はあなたではない。
あなたになんて読んでもらう前提で、担当者は発信してないのだ
と。

SNS担のあなたへ。社内の素人の意見なんざ聞かなくていい。

ホギコト日野はプロのマーケター・コピーライター。

もしあなたに忠告してくる人がプロのマーケターや広報担当なら、それは耳を傾けたほうがいいです。私も分析担当の村山の意見はなんだかんだ絶対聞いてる。

それは相手がプロで、エンドユーザーの内面の声をことばにしてくれているという確信が持てて、成果につながると判断できるからです。

プロの基準は
「お客様はどういうニーズか」で考えます。が!

素人の基準はたいてい
「自分が好きか・嫌いか」
です。

「俺はこう思う」はお客様の声ではありません。なのでガン無視してOK!

ユーザーはあなたの同僚ではない!
これから御社のお客様になるユーザーは、社内にはいない!

ぶっちゃけて言うと、社長の意見すら気にしなくていい。
特にフリーランスマーケターの方は社長直下でSNSぶん回す事もあるかと思うんですが、よほど知識と経験のある社長様でない限り発信やコンテンツの評価は「気分」「なんとなくの印象」だったりします。
(だもんで私は基本クライアント評価を気にせず、数字だけ見ることにしてる)

「弊社の方針や事実と異なる」
「ブランディングに反する」
みたいな指摘でない限り、プロとしての仕事を気にせず完遂してOKだと思う!

何よりも社長が気にするのは売上やから!!売上や認知度、CVへの道につながってるとマーケターが確信できてるなら大丈夫。その通りにレポーティングしよ!

素人の意見は話半分に聞いとこ!

「欠点の指摘」はマネジメントでもなんでもない

こう言うと、

「あんまり過激なこと書いて、炎上したら責任問題に……」

とか言われそうよね。

シャラップ!
スープストック東京なんて「離乳食はじめます」っていう普通の企業広報だけで炎上したやろが!

もう、このご時世はたとえふつうにしてても、事実を並べただけでも炎上すんねん!たとえ悪くなくても炎上リスクはどのアカウントも常に抱えてる!

キングジム公式様もフォロワー数自慢ととられる投稿が炎上したり、
私の愛する結婚物語。のブログ様も、「ハイスペ男子を落とすのに女子がこれだけ頑張った」という記事書いたら「どんだけ努力を女に強いるのか」と炎上したりされていました。


「炎上した!SNS担当者のせいだ!」
落ち着け!!事実関係の確認もせずに担当者を責めるな!
ほとんどの炎上は72時間以内に鎮静化するとデータも出てる。


ぶっちゃけ、読まれもせず反応もされないアカウントに比べて十分よくやってるから!!

たしかにSNSで避けるべき話題はあります。

政治・野球・宗教はもちろんのこと、ジェンダーやポリコレ関係も念のためNG指定しといた方がいい。

「社員がぜんぜん仕事しない」「お客様がクレーマー」などのネガティヴ内容はもってのほか。


ってかだいたい社内アンチが嬉々として指摘してくるのって、表現の細かい機微とかニュアンスだったりするんですよね。

だったら事前に言え!!
依頼書に先に書いてくれ!!!

「推しの子」一期インフルエンサーのでMEMちょも焼肉食べながら言ってたけど、過激なことでもいかに活かしていくかが今のトレンド。
その世界線で戦うマーケターやインフルエンサーの投稿と自社アカウントが同列に扱われるSNSで、平凡な内容は刺さらない。

礼儀正しい優等生の文章が一番読まれない現代、
「読まれるためにどうしたらいいのか」は死活問題。


だから企業SNS担当は!
関係各社そろって工夫を凝らす!

キングジム公式、SONY公式、
「軟式公式アカウント」と呼ばれる、砕けた表現でキャッチーな発信をする勇者たち。

ホギコトnoteもただマジメに書いたら競合他社に置いていかれるから、あえて面白おかしく書いとる。自営業だからできる暴挙!


なによりも「読者がどう喜ぶか」「お客様にうれしい発信」を企図して、SNS担当者は日々懸命な努力をしています。

欠点の指摘をすれば、いい発信ができる?
答えはNO。

それはマネジメントでもなんでもなく、自身の不安をぶつけて八つ当たりしているだけです。

じゃあ、自社SNSをどう眺めてればいいの!?

ここからは、ついよかれと思って口出ししちゃう社内の方にむけて書きます。

ボロクソ書いてごめんなさい!
あなたが一番熱心にアカウント見てくれてるんだよね、それも知ってるの!心配してくれてありがとう!!

でもでも、SNSのことはSNS担当者に任せてほしい。
あなたが社内アンチと呼ばれないためには……

自分の仕事に集中しましょう!!


はい終わり!解散!


もうね、専門部署担当に任せてほしいの!責任は彼らがとるから!

冗談じゃなく、お客様じゃない社内の声とかただの雑音やから!

もし意見をいただけるなら、一緒にお客様の方をむいて発信ネタを考えるとか、そういうのでお願いします。
「もし炎上しても、ワイの仕事ぶりでお客様に安心を与えたる!」くらいの気持ちでご自身の業務に集中なさって!


私はSNS担当もしたことがあり、ファンもつきましたがアンチっぽい反応をされたこともありました。

特に細かい語句に対する意見は、聞いてたらキリがない。「じゃあ修正案をください」と言ったらまったく反対の内容の原稿が上がってきたことさえあった!

おのれ!私がせっかくペルソナ資料作成したのに見てないやろ!!

成果を出すためには一貫性あるメッセージや運用が必要なんや!!ポッと指摘されたくらいで動かせない事項とかもあるんです!!!

SNS担当者のみなさん。
あなたが向き合うべきなのは、社内じゃない。

ダッシュボードやアナリティクスの向こうにいる、いいねやコメントの先のお客様です。


「これで集客できるか、刺さる内容か不安……」

それならせめて、自社ユーザー(ペルソナ)に近い友だちとか家族、知り合いに聞きましょう。

そうでなければ、プロに相談です。


ホギコトでは、ひとりマーケ・PR担当者のためのサービスを展開しています。

「これでいいの?」
「こんな発信で合ってる?」
そんな不安、プロに相談して解消してみませんか?

個人がポケットマネーでも相談できるよう、お財布にやさしい価格でサービスご提供中。

法人様はこちらをどうぞ

ご質問やご意見はhogikoto.co@gmail.com(担当・日野)までどうぞ。


今日の結論:
お客様=ユーザーの方だけ見てろ。
自分の仕事に集中せよ。話はそれからだ。


本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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