[24-03-31]水窪森林鉄道の痕跡を辿る(1)
その【道】は、昔、森林鉄道だった。
それを示す痕跡は、時と共に減ってくはず……。
前回、探索してから約10年。
目的は森林鉄道の隧道を再び撮影する。
途中、道が崩れていなければ良いなぁ……
程度の気持ちで今回、訪れた。
新たな発見
探索は前回と同じルートを辿っていくわけですが、
いきなり、何かを見つけてしまいました。
いや、コレ
ただの杭じゃないじゃん Σ(・□・;)
前回、歩いた時は全く気付かず、スルーしていましたが、明らかに森林鉄道跡を示す証拠(?)ですよね。
近くをよくよく見れば、まだある。
この杭は、おそらく道路で言う「距離標(キロポスト)」の鉄道版でしょう(?)
これは前回より新たな発見が多そうと考え、
今回は杭を注意深く探しながら行くことにしました。
廃道区間突入
ここから廃道区間になります。
森林鉄道が廃線後、サイクリングロードになったそうですが、
そのサイクリングロードが廃道になってしまったそうです。
廃道のはずなのですが、車が通ったような轍が薄っすらと見えます
おや?右の方に何かありますよ……。
廃道区間に入って初めての杭です。
その後も、なんで前回の探索で気付かなかったんだろう……。
と思うくらい見つけます。
段々、増える数字……。起点からの距離?
変わる番号
杭に書かれた番号が急に飛んで「軌二〇一三」
ちょっと待って、
杭の番号が減ってきていない?
実は、杭の番号が減ってくること以外にも変化がありました。
それは、「軌二〇一三」の杭の場所。
それ以前の「杭の位置」は、進行方向の向かって「右側」にありました。
しかし、「軌二〇一三」の杭の場所は「左側」
同じく「軌二〇〇三」「軌一九九六」の杭も左側にありました。
理由はわかりませんが、仮説として考えられるのは、
「軌二六二」と「軌二〇一三」の杭の間に何らかの「駅」、または「信号所」があった
実は両側に杭があって、起点と終点、それぞれからの距離を示している。
あくまでも、仮説なのでわかりませんが……。
さて、話を「軌一九九六」の杭を見つける少し前に戻します。
ここまで森林鉄道の痕跡の「杭」ばかり、見つけてきましたが、
この後、杭ではない「違う痕跡」を意外な場所で見つけました……。
この続きは、次回へ続きます。