[20-02-08]藪に埋もれ、忘れられた旧道(2)
蝙蝠(コウモリ)さん。お邪魔しております。
只今、名が無い「旧:岩井寺隧道」を進んでおります
ちなみに「カマドウマ」も居ます。
隧道内は、一部崩れているようですが通行には問題なさそうです。
ただ、雨が降った後は水が溜まるようで、若干ぬかるみになっています。
ところで、進んでいくと急に天井が下がってる部分があります。
(ただ、手前側が崩れて、天井が高くなったのかもしれませんけど……)
その部分を横からよく見てみると……
低い方の天井が凸凹しています。
打音検査(?)してみたところ、
低くなっている部分は固い岩でした。
おそらく、そう簡単には掘ることは出来ないでしょう。
掘れないなら、掘れるところまで下へ進んでみたのでしょう。
その結果が、この天井の段差の原因かと思われます。
天井に残る凹凸を見る限り、先端が5㎝程度の平たい物で少しずつ削っていたのでしょう。
もしかしたら一度、大雑把に掘って、拡張工事の際に少しずつ削っていたのかもしれませんが……
隧道から抜けて、北側出口に来ました。
こちら側の出入り口は、土砂崩れがあったのか、かなり埋まっています。
隧道に背を向けると、こんな感じ……。
南側は、『道』がありませんでしたが、こちら北側も『道』がありません(笑)
(どうやって、ここまで来たのやら……)
『道』は無いですが、ふと横を見てみると……
何か不自然な『勾配』があります。
普通、『隧道を掘る前』に『通っていた道』があるはずだから……もしや、と思い
『道』に見えない『道』を進んでみることにしました。
すると……
これまた、ビンゴ!
おそらく、人工的に作られた『切通し』がありました。
しかし、周辺を探しましたが……、
あったのは、杭だけでした。
『切通し』が現役だった頃の手がかりや、ゴミすら一つも見つからない……。
『切通し』を超えて進もうにも、竹藪でただでさえ『無い道』が見えなくなってしまい
流石にこれ以上は、何もわかりませんでした。
どこにも繋がる『道』が無く、
人々に忘れられてる『隧道』と『切通し』
次、繋がるのはいつになることやら……。
『藪に埋もれ、忘れられた旧道』 終