はてぶ記事「さいとうなおきの動画を見た」について

Xでたまたまみかけた記事について。

はてぶ記事
さいとうなおきの動画を見た

さいとうなおきの動画を見た
一部、生成AIと絡めて今のイラスト業界の話をしていたんだけど、「色々な経験を積んで自分の人間的魅力を高めることが求められる」みたいな話に収束して、だからこそクリエイターは生成AIを完全に根絶する以外の選択肢は、絶対に有り得ないんだなぁと思った。

彼らが直面しているのは、クリエイターとして優秀であれば人格的にクソでも、身障ハッタショメンヘラニートでも、納期や約束を守ると言ったレベルの社会性が欠如してても、いい作品さえ作っていれば許され生きていける社会の崩壊であり、まさしく「基本的人権の問題」であって、著作権とか表現の自由とかそんなちゃちいものじゃないんだろう。

それならば、キャセルカルチャーや誹謗中傷、脅迫、ネットリンチ、あるいは敵対者への直接の物理的な加害であっても、防衛的措置としてその正当性を認めなければいけないだろうね。今、他人を襲って奪い取ってでも何か食べなければ死ぬところまで追い詰められた人間に、法と倫理で説得した所で逆上して刺されるだけだ。

それに伴う社会的、人的損失はクリエイターをそこまで追い詰めた社会が負うべき程度の普段だろうね。”

https://anond.hatelabo.jp/20241008043038

下記はさいとうなおき氏の動画
これからのクリエーターの未来について話します。

上の動画にてさいとうなおきは中学3年生の質問に答える形で、将来的にイラストレーターが消える理由についてと、これからの若者がクリエイターとして生き残っていくために必要な考え方について解説している。

下記はさいとうなおき氏の動画を見たうえでの私のはてぶ記事の解釈。

はてぶ記事だと、さいとうなおき氏は「この先クリエイターは人間的な魅力がないと生き残れない」と主張していて、これはつまり、いい作品を作る人でも世間的に人気者になれない種類の人間や、社会性が崩壊している人間ではクリエイターになれない、とうことである。これは「自分の取柄はいい作品をつくれることしかなく、それ以外はごみだと自分で思っている人」にとっては社会的な死の宣告であり、<基本的人権の消滅>を意味していると彼は主張している。

ここでいう<基本的人権の消滅>に直面した人間のことをはてぶ記事の著者は「今、他人を襲って奪い取ってでも何か食べなければ死ぬところまで追い詰められた人間」と表現している。

※はてぶの著者は、<基本的人権の消滅>は生成AIのせいだと思っているようだが、さいとうなおき氏は必ずしも生成AIのせいだけではないと主張している。さいとうなおき氏の主張だと生成AIは問題の一部にすぎない。

<基本的人権の消滅>の問題は著作権や表現の自由の問題ではなく自分が生きるか死ぬかの問題だと、はてぶ記事の著者は認識している。

この認識ゆえに、著者は「防衛的措置」(自分の身を守るために、他者に攻撃をくわえること)は仕方のないことだ、という風に他者への危害を容認する姿勢を見せている。
※この部分を批判しているAIユーザーが複数人いた。確かに自分が生き残るために他人を攻撃してもよいという考え方には問題がある。

続いて
生きるか死ぬかの問題に直面している人間に、法と倫理でもって(己の死を受け入れろと)説得することで、逆上されて刺されるのは当然の帰結だと、はてぶの著者は主張している。

これらの「社会的、人的損失」(ここでは生成AIによっておこる社会問題、程度の意味だと推測する)は、法や倫理でクリエイターの死を容認した「社会」が全体で協力して解決するべき問題だと、はてぶ記事の著者は主張している。

わたしの今回のはてぶ記事の理解は上記のとおりである。

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