中古車を買うお店の選び方
こんにちは!ほがらかーです!
このチャンネルは整備士歴15年のわたしが、好き勝手に車について語っていくチャンネルです。
今回は、中古車を購入する際のチェック項目について語っていきます。
中古車は、いわば一点物なので、値段以上の価値がある場合もあるし、そのまた逆もあります。
こんな中古車買わなければ良かった・・・なんて後悔をしてほしくないので、少しでも参考になればと思います。
では中古車を選ぶ時にどんな事を気をつけるのか、の前に、まず選ぶ側のアナタの、車を選ぶ目的を明確にしたほうが良いと思います。
それにより、店の決め方、車の選び方も変わってきます。
目的には2種類あると、私は考えます。
ひとつは、長く乗りたいので、しっかりした車がほしい
ふたつめは、使い捨て感覚で購入して、不具合が起これば次にいく、
といった観点です。
多くの方は、ひとつめの車の選び方をされる人が多いと思いますので、そちらの方からお話ししていきましょう。
まず、重要になってくるのは販売店選びでしょう。世の中には数え切れないほど、中古車を扱っている業者があります。
個人経営のお店から、全国チェーンのお店、ディーラーの認定中古車。
店選びから大変だな、と思われるでしょうが、私がユーザーとして購入する際に、重視する事はひとつ。
どれだけ真摯に対応してくれる人がいるか、に尽きます。
そもそも、車は故障する物です。もちろん古くなる程に、そのリスクは上がりますが、新車で購入した車でも、センサーの不良ひとつで
エンジンが掛からなくなる、といったトラブルも起こります。少ないですけどね。ゼロではないですよ。
そういうイレギュラーな事態が起こった際に、しっかりと対応してくれるお店、営業マン、もしくは個人経営の方、を選ぶほうが、車の値段以上に得をします。安価で車を購入したまでは良いけど、そのあと放ったらかし。。だとキツイです。
見つけ方は様々ですが、見積もりにお店にいった時に、尋ねてみましょう。
「車にトラブルが起こった時、例えば県外に旅行に行ってる時に、事故とかエンジントラブルが起こった時はどういった対応になりますか?」
その時に、淀みなく、スッと答えてくれるスタッフがいるお店は、優良店の可能性が高いです。誤解しないでほしいのは、担当してくれる人が、トラブルが起こっている現地まで来てくれないから駄目、とかは違いますからね。担当する範囲をそれぞれに決めているので、お店の外注先の方が動く場合もあります。
トラブルが起こった時の対応マニュアルがしっかりしている、といった所をチェックしていきましょう。
では次に車の本体の話です。
長く中古車を乗るためのチェック項目、
1 走行距離、年式
2 外観(塗装の状態、ゴム製品の劣化具合)
3 メンテナンス履歴
大きくはこの3つです。
まずはなんといっても、走行距離と年式です。
この2つはカナリ密接な関係なので、同じ項目にしております。
走行距離は、短かければ状態が良く、走行距離が伸びすぎているものは敬遠してまう、というのが定説です。
間違ってはいないのですが、状況により間違いになる場合もあります。
一般的な車の年間走行距離で、多いパターンは、年間約1万キロほどです。車も人間と同じて、普段からある程度運動している方が体の調子が良かったりします。
低年式で極端に走行距離が少ない車両は、人間でいう「なまっている」状態であることを覚悟する必要があります。年寄りにイキナリ運動させると、故障に繋がるという訳ですね。つまりメンテナンス箇所があるということです。
では逆に、高年式で走行距離が極端に伸びている車はどうでしょうか。
同じく人間に例えてみましょう。10代、20代の若い方がプロスポーツ選手を目指して毎日運動するとします。
すると当然、怪我をしたり、故障したりします。マッサージをするなどの身体のメンテナンスも必要になります。
どうでしょうか?
なんとなく私が言いたい事が伝わりますでしょうか。
これを踏まえて、私が考える中古車の狙いどころは年式✖︎1万キロです。
3年落ちなら3万キロ、5年落ちなら5万キロあたりを狙うといった感じでしょうか。
そうすると、走行距離もある程度出ているので、車両価格もお手頃になるといった狙いもあります。
2つめは外観ですね。
できれば車庫か、カーポートでの保管をされていた車を狙いたいものです。青空駐車場より、紫外線に当たっている時間が少なく、確実に外観の状態がいいからです。
でも、販売店はそんなの関係なく、在庫の車は売れてほしいので、ワックスなどかけて展示車を綺麗にする努力をします。
ではどこを参考にするのか。わかりやすいのはヘッドライトの黄ばみ具合です。
最近の車はヘッドライトが透明の樹脂で出来ており、これは数年、太陽の紫外線に晒されつづけると、黄ばんで来る傾向にあります。
逆に車庫保管されていた車両は、10年経ってもクリアな外観である場合が多いです。
因みに、片方のライトだけ綺麗で、もう片方は黄ばんでいる状態の車は、事故車の可能性あるので注意です。
あとはタイヤや、ガラスのゴム枠をみてみましょう。ここも、ゴム製品なので、紫外線の影響を受けやすいです。
外観は、保湿オイルの様なものを塗って化粧している場合もありますので、少し指で押してみて、ゴムの弾力が少ない様なら、
青空駐車の可能性高いです。
3つめは、メンテナンス履歴です。
この項目は、あればなお良いといった程度ですね。経験上、前オーナー所有時にしっかりメンテナンスされていたとしても、整備記録が破棄されてしまう場合が多いからです。
逆に、これがしっかりと分かっている中古車は、実は多くなく、定期的にメンテナンスしてい記録簿が残っていれば、ポイントが高いですね。
はい、長く語って参りましたが、最初にお話していた、使い捨て感覚で中古車を買う、といった目的場合。
これまでお話ししてきた事は、全て無視でしょうね。というか一般の方向きではありません。
自分で車を修理できるスキルがある、もしくは仲の良い友達が車屋をしているなどの環境がない限りは成立しにくい買い方です。
でも、経験上なんですけど、使い捨て感覚で購入した数万円の車、意外に長持ちするんですよね・・・
荒く扱っても、全然へいきといいいますか。。
20万キロそこそこ走っている車がですよ?
やはりメイドインJAPANですよ。基本的に日本車は丈夫です。20万キロ走行の車なんで、国内では殆ど需要はないですが、
海外に輸出されて、後進国では更に20万キロ走る事なんてザラにあるそうです。すごいね日本車・・・
その気になれば40万キロ走れます。素晴らしいね日本車。
このラジオは、日常の車のアルアルネタから、車の整備の内容とか、色んな事を語っていくチャンネルです。
沢山の、車好きな方、車無しじゃ生活できない方、車に携わってる方とお話しさせて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願いしますっ
皆さん、素敵なカーライフを!
それじゃあバイバイ!!
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