トランプ政権と株価
トランプさんが次期大統領に確定したのはつい先日のこと。
そこで注目されるのが日本とアメリカの株価。
大枠のベースとなる方程式も見えてきました。
今までは単純な話、円高になれば日本の株価は下がり円安になれば日本の株価は上がりました。
文字通り日本の株が円安の恩恵でお買い得になるからです。
そして日本の株式市場で一番取引される半導体市場。
これもまたアメリカの半導体市場に牽引される形で上がったり下がったりしていました。
一番取引額が多いので当然日本の株価変動にも直結します。
次に世界情勢の影響。
どこかで戦争が起こる、どこかでテロが起こる、などは貿易に多大な影響が出るので戦争が起きれば株価は下がります。
この3つがベースにあり、その次に各企業の業績やら展望やら見通しで個別企業の株価が変動していきます。
ところがトランプさんが次期大統領に決定しガラッと変わってしまいました。
ましてや共和党が大統領と上下両院の多数を占める「トリプルレッド」状態。今までの全てのベース方程式が崩れ去ったといってもいいかもしれません。
たとえば円ドル相場。
今まさにぐんぐん円安になってますが日本の株価は下がっています。
これはトランプさんがアメリカ至上主義を掲げている為です。
アメリカの経済が良くなりアメリカは強くなりますが、他国なんて知ったこっちゃないという政策をし兼ねないので日本を含む諸外国の株価は下がってしまいます。
また関税政策もそうなるでしょう。
半導体市場においても自国アメリカの半導体市場を優遇するような政策は日本の半導体市場を牽引どころか真逆の突き放しです。
世界情勢もそうです。
万が一、ロシアに肩入れするような事が起こればどうなるか想像もつきません。
今までは世界みんなで仲良しこよしがテーマだったように思えますが、これからアメリカが『強いアメリカ』を目指すなら日本もまた『強い日本』を目指さないとドンドン株価も下がり円安になってします気がします。
とんでもない2025年になる予感しかしない今日この頃です。