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「覚悟」の決め方

初めての事には人間は必ず怯える。

先のことがどうなるか分かれば人間は怯えないで済む。

先のことがどうなるか大体分かれば、

たとえそれが良い未来じゃなくても、覚悟を決めれば怯えずに済む。

そもそも「覚悟」って何?

「よし!覚悟決めるぞ!」のように精神論で自分に言い聞かせるのは覚悟とは言わない。

安心してください。

覚悟の決め方、あります、

覚悟の決め方

結論から言うと、覚悟の決め方は、

起こり得る最悪の事態をきちんと想定して、その時どうするかをあらかじめ決めておく。

これだけです。

殆どの場合、起こる悪い事態は、最悪よりは良いことになる。

だからあらかじめ最悪を想定しておけば、覚悟が決まっているから動じなくなる。

ここで注意なのが、

うっかりすると最悪の事態を想定することから逃げちゃうことがある。

最悪のことって考えたくないですしね。

だから真剣に最悪のことに向き合い、逃げずに考えることが大切。

これが覚悟の決め方。

こういう風に公式が存在すると考えやすいですよね。

実践してみてください。

最悪のことって、?

最悪のことってなんだろうか。

会社をクビになること?家が燃えちゃうこと?お金がなくなること?怪我すること?死ぬこと?

時と場合だと思います。

覚悟を決める物事の大きさにもよると思います。

カレーを作るときなら、火を消し忘れて真っ黒焦げになることかもしれません。

高所で建築工事をする覚悟なら、落下して死んでしまうことかもしれません。

いまコロナで大変な思いをしてる人が沢山います。

先生のもとには、コロナで困り果ててる人がよく相談に来ます。

先生はいつも、
「今は文明の転換機。転換期には多くの困難が生じるものだよ。うろたえずに、凛と立ち向かいなさい。」
と仰っています。

新型コロナウイルスなどは小さな困難。

困難には、小さな困難、中くらいの困難、大きな困難があります。

これからさらに大きな困難がボクたちの前に立ちはだかるでしょう。

環境の破綻、資本主義の破綻、平和の破綻、民主主義の破綻、食糧の破綻、、、

自分の中で真剣に最悪を想定しておけば、小さな困難では動じなくなるはずです。

そのために「覚悟」を決めることが大切になるのです。

最悪のことにいつかは直面するのだから、考えておかねば、、

一緒に考えれば怖くないですね、

一緒に考えましょう!

非電化工房住み込み弟子になる覚悟

ボクも弟子入りを決心したとき「覚悟」を決めました。

まあ実は「無意識に」覚悟を決めていました。

て言うのも弟子入り前は覚悟の決め方なんぞや全く知らなかったし、

最近先生に
「耕平君も弟子入りの時に実は覚悟をしているんだよ」

と言われて、無意識に覚悟をしていたことに気付きました。

住み込み弟子になる覚悟には、2つあります。

① 「あっちの世界には戻らない覚悟」

あっちの世界とは、高校を卒業して、大学に進学し、どこかしらの組織に所属して、働いてお金を稼いで、という一般的にごく普通の世界。

こっちの世界は、社会のレールから少し外れ、資本主義や競争社会から離れた知識や技術を学び、仲間と助け合って、自立して生きる世界。

非電化工房の住み込み弟子や塾生には、大企業を辞めてきた人が多くいます。

その中のほとんどが、学んだ後は元の世界には戻っていません。(例外も数人いるそうです。)

こっちの世界に足を踏み入れたら、あっちの世界にはほぼ戻れません。色々な意味で。

だからそういう覚悟が必要なのです。

ボクの場合、まだあっちの世界を経験していません。

あっちの世界とこっちの世界の分岐点でこっちの世界に足を踏み入れました。

とても迷いました。

大切な友人は皆、あっちの世界に向かっていましたから、

でも覚悟を決めて、こっちの世界を選びました。

あっちの世界で励む友人のためにも。

あっちの世界とうまく付き合うことはできます。

あっちの世界とうまく付き合って、あっちでもこっちでもない豊かな世界を創るためにもっと修行に励まねば、

②「1年間やりぬくという覚悟」

弟子の修行期間は1年間と決まっています。

途中でやめてしまう弟子も過去何人かいるそうです。

実はボクもその1人になりかけた時がありました。

先生は
「たとえ11ヶ月修行に励み、たくさんの技術や知識を学んでも、最後やめてしまえばそれだけで今までの11ヶ月は失敗したという思い出になってしまう。」

と言っていました。

たしかに、沢山のものを得たとしても、やっぱり心の中では失敗という思い出になる気がします。

失敗の思い出は糧になることもありますが、

勿体無いし、心の拠り所にも自信にもなりません。

1年間修行をやりぬいたという思い出が、大人になったとき大切な心の拠り所になり、

1年間修行をやりぬいたという自信が、これからの人生の大きなエネルギーになる。

だから1年間やりぬかなければいけないんです。

たった1年。されど1年。

そういえば弟子入り前に「1年間やりぬくぞ」って心の中で決めたのを思い出しました。


非電化工房住み込み弟子になるためには、おそらくこの2つの覚悟は最低でもしないといけないでしょう。

参考までに、、

今日は「覚悟」の話でした。

最近すこしあったかくなった気がします。

早く春になれー

じゃ、またねーー!

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