大吉のおみくじ〜神の教〜
今回は、娘が引いたおみくじ。
と言っても、娘は神社での人の多さに圧倒されて
おみくじを引かせようとしてもなかなか取らなかったので、
このおみくじを選んだのは夫でした。
結果、大吉だったのですが、このおみくじの運は夫のモノ?
はたまた娘のモノ?(夫は自分のおみくじは末吉でした 笑)
というわけで、このおみくじも、良い事だけでなく
大切なことが書かれていたので
短大時代のエピソードと共にご紹介します。
思う事 思うがままに なしとげて
思う事なき 家の内かな
※願ったことや思ったことは 思い通りに叶い
家庭での心配事もありませんよ
↑家族5人を代表して安心して暮らせるような歌だったので、ホッとしました。
しかも、細かく書かれた運勢の一言一言も、あまりにも良すぎて
こんなに良い大吉ってあるんだ~って感激したぐらい!
でも、これで安心してあぐらをかいてはいけないよとも思えるような
裏に書かれた神の教えがありました。
曇るかがみに姿は見えぬ、みがき上げようそのこころ
曇った鏡に人の姿はうつらぬ。
汚れた心に神の御かげはやどらぬ。
神様を離れた心ほどくらく淋しいものはない。
凡ての災いはこれから起る。
常に心にちりをためない様、はらい給えの神語唱えて祓い清め
神の御影を心に宿して明るい清い生活を続けましょう。
娘は1歳だから、今は曇りは一切ない心の持ち主だと思います。
この言葉は、私にとって必要な教えだなと受け取りました。
そして、これは自分の心の曇りを無くすという意味だけでなく
実際に、鏡を磨いたり、家の掃除をしたりすることも大切だと。
無意味に感じた「勤労」の時間
短大時代、初等教育科で
幼稚園と小学校教諭の免許を取得するために
「勤労」という科目があったのですが
その科目の担当が、おじいちゃん先生で
しかもめちゃ厳しい。怖い。存在そのものが恐かった。
その時間は、草取りや掃除などをひたすらさせられ
掃除の間「私語禁止」
無言で掃除をしながら
考えたことを作文に書いて提出するという
若い頃の私には全く理解できなかった苦痛な時間でした。
レポートの内容が雑だと、後で必ず呼び出しをくらうのです。。。
すごく厳格で、ものすごく恐い顔のおじいちゃん先生。
めんどくさいと思いつつ、その頃の私にとっては
厳しい親とその先生のイメージが合致していたので
私は常に、真面目に掃除に取り組み(心の中は反発心)
おりこうさんなレポートを提出していました。
ところがある日、とうとう私も、その先生に呼び出しされたんです。
普段、すごく恐い先生なので
1対1で話すというだけでものすごくビビリながら
先生の部屋に行きました。
先生は、先週の勤労の時間に私が書いたレポートを差し出し
「君は間違っているよ」とのご指摘。
その時に私が書いた内容。
それは、友人関係についてでした。
詳しい内容は思い出せませんが
同じ学科のとある人が、ものすごい気分屋で
いつも周りの人に対して
機嫌がいい時は話しかけて
気に入らないと無視するという態度をとっていて
それをみんなが嫌がっているのを知っていて
勤労が始まる前も、その子の言動が目立っていたので
その日の勤労の間は
ずっとその子のことばかりが気になり
それをそのまま書きました。
もちろん名前は伏せて書いたけど
その人のことを書きました。
その時に先生から言われたこと。
「他人の悪い部分を考えるよりも、自分のことを考えなさい。
勤労の時間が、なんのためにあるのか、もう一度考えなさい。」
その時の私は、先生にそういう風に言われてムッとしたし
自分なりに真剣に考えて真面目に書いたので
なんだかモヤモヤしました。
そして、勤労の時間がなんのためにあるのか
短大時代の2年間は、よくわからないまま。
ただ、気難しい先生の授業だったね。
単位落とさなくて良かったねと
友達と会話したのを覚えています。
でも、それから大人になり、母になり
掃除や洗濯などの家事を毎日こなすうちに
私語禁止、無言でただひたすら
個別に草取りをさせられたことの意味が
やっと分かるようになりました。
掃除に集中していると
不思議と、自分の内面が見えてくることがあります。
あー、この鏡みたいに、私の気持ちも最近曇ってたなぁ とか
床の拭き掃除をしながら
急に、自分の周りに対する良くない接し方に気づいたり
(子どもを自分の都合で怒鳴ったり、夫によけいな一言を言ったり)
それで、反省の涙が出ることもあります。
そうして、気づきながらも掃除に集中しているうちに
廊下が一面ピカピカ。
掃除が終わってサラサラの床の上を歩いた時。
窓を開けて空気を通した時に
掃除前よりクリアな空気が吸えた時。
まるで、自分の心も洗われたような気持ちになる。
ああ、あの授業を通して先生が教えたかったことは
きっとこれなんだろうな。
そして、私、他人の欠点を考える前に
自分の直すべきところがたくさんあったんだな。
見つめるのはいつだって他人じゃなくて自分なんだなと・・・。
このおみくじの教えを読んで
久しぶりに「勤労」の授業のことを思い出しました。
心がすっきりしないとき。
心をキレイにしようって意識するのが難しいとしても
掃除はそんなに難しくない。
パソコン周り、部屋の一角。
たった一箇所掃除するだけでも
気づいたら心も整う気がします。
他人が引いたおみくじでも
大吉のおみくじでも
自分の生き方に役立てられたら嬉しいです。
男3人組は、3人そろって末吉だったけど、3人とも番号が違ったので
書いてあることも様々で面白かったです♪
またそれも後日紹介したいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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