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嫉妬を憧れに変えると気持ちが楽になる

今日のサブタイトルは「ほっころーむ家とゆで卵とあんこ」です。

平気なフリしてるけど、実は他人に嫉妬してしまうことってありませんか。周りの人ばかり自由に楽しく生きているように見えて、自分はこんなに我慢してるのにって卑屈に感じてしまうこと。

この記事を読み終わる頃には、そんな自分も受け入れて心が和んでくれたらいいなと思いながら書きました。

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7年前のほっころーむ家

ある日、家族で夕陽を見に行こうかと夫に誘われ、いいね~と準備をしていたら
出かけるギリギリまで夫が台所で何かしています。

覗いてみると、エプロン姿でゆで卵を作っていました。

「なんで今?? もう夕方になっちゃうよ~」

「ごめん もう出来るからあと少し待って」と言うので、ゆで卵が出来上がってから慌てて家を出ました。

我が家では、休日の食事作り担当は夫なので、この日は夕食にゆで卵を使うのかな~と思っていました。

海に着き、夕陽が見えるまで子ども達と砂浜を歩きながら遊び、いよいよ陽が沈み始めたその時です。

夫がポケットから何やら取り出しています。

「え・・・?もしかしてさっき作ってたゆで卵??」

「うん」

「え~!!!海で食べるために作ってたんかい(笑)」


・・・と思ったら違いました。


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「ゆで卵と夕陽」っていうテーマで写真を撮りたかったらしいんです(笑)

何かの写真コンテストにでも応募するかと思ったらそうでもなく

夫はただ、卵が夕陽を眺めるところを写真におさめたかったそうで・・・。

生卵じゃ割れちゃう恐れがあるからゆで卵にして持ってきたそうで・・・。

子ども達はそれを見て「お父さんオモロイ」「写真撮り終わったらそのゆで卵食べていい?」とはしゃいでいました(笑)

でも私はこの姿を見てそんな夫の写真を撮りながら、実は心の中でめちゃくちゃ嫉妬していました。

私の嫉妬心をわかりやすくする為に、ちょっと皮肉っぽい表現で書きます。

・自分がやりたいことのためだけに平気で家族を巻き込むこと
・しかも ゆで卵と夕陽をとるためになんて、なんだそれ(と言いながら本当はその発想がうらやましい)
・出かける直前に家族を待たせていても、悪いとも思わず理由も説明せずに自分のやりたいことをやっている(理由ぐらい説明しなよ)
・海に人がいても気にせずに卵を取り出して写真を撮る(チラチラ見て指差している人がいたけど恥ずかしくないの?)

うわ~。なんて卑屈な考え方・・・(今は良くなりました)

簡単に言うと私の本心は

自分が常に周りに気を遣って自分のしたい事を我慢しているから、周りを気にせず自分の好きなようにできるている人のことがただうらやましい、でした。

だから、こんな些細な出来事でも、ひがんだ考えの自分が現れることがよくあったのです。

私がこうなった原因は

・勉強や手伝い以外の何かをやりたいなら、ハッキリした理由(説得できるような言い訳)が無ければやりたい事をさせてもらえなかった
・自分がやりたいことのために他人を巻き込むことは迷惑なことだと思っている(頼ったり協力してもらったりすることを迷惑と捉えている)
・中学の頃のイジメで、人の視線や笑われることに恐怖心があって、外で目立つことは一切できない

こういうトラウマって本当に何年も、何をするにもつきまとうし、こんなちっちゃいことで、夫に対しても、周りの自由にしている人に対しても嫉妬心と歪んだ精神でしか見れなかった気がします。

それに加えて、そうやって嫉妬する自分のことがまた嫌で罪悪感というか。
わかる人にはわかると思います。

でも、私も病気で死にかけたことで、1度きりの人生だから、自分もやりたいことを気にせずやろう!!と新しいことに挑戦できるようになってきたのと、そういった挑戦を重ねるごとに少しずつ周りの目を気にしなくなったことで、夫に対する嫉妬心も解消されるようになりました。

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嫉妬してしまう自分を許すがはじめの一歩

周りの人達がみんな自由で楽しそうに見えて、自分ばかり我慢しているように感じる人は

おそらく、私みたいに過去に原因があって、そのせいで自分がやりたいことを思い切りできないからだと思うんです。

そして、嫉妬心がある限り、ますます卑屈になって、自分自身のやりたいことをさせてあげられなくなってしまう。

それを改善するためのコツは、けっこう地味な方法です。

まずは、自分が人に嫉妬してしまうことを責めない。

だってしょうがない。自分だって自由に生きたいのにそれができないんだから。神様は不公平だ!とか、あの人だけズルい!とかどうしても思っちゃう。

まずはその気持ちを責めずに、あっさりと認めるんです。
うわ~私、思いっきり嫉妬してるわ~って。

嫉妬する自分を責めずに認めることができたら、

自然と、歪んだ嫉妬心から、羨ましいとか憧れの気持ちに変わっていきます。

「いいよな〜あの人は」 って、口をとがらせて僻んでいた気持ちが

「あの人っていいな〜!」っていう憧れに変わる。

「いいよな〜 あの人は……それに比べて私は」

じゃなくて

「あの人っていいな〜! どうしたら私もあんな風にできるかな」

こういう風に変わるんです。

そしたら、自然と、自由に生きている人達の真似ができるようになってきます。少しずつだけど。

私はこの、地味な言葉の変換方法を心がけるうちに、見える世界も随分と変わってきました。

今では、夫が自由にしているのを見ると、嫉妬どころか、なにそれ楽しそ〜!って、ワクワク目線で見れるようにまでなりました✨

まぁ夫が目の前で次々と好きなことを始めるからなんですけどね・・・

先月から夫が始めたのが

あんこ作りです(笑)

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「ちょっと水分減らしたら舌ざわりが気になるな」
「やっぱあんこはつぶあんが一番やな」

週末の夜になると、ひとりでブツブツ言いながらあずきをグツグツ。

「なんで急に?」って聞いたら

「ユミがほっころーむカフェオープンしたら、俺は和菓子を作る係がいいかと思って」

「ままままままじ? 私が粘土で作ってるのは洋菓子なのに、ほっころーむカフェは和菓子カフェになるの?」

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「まぁそれは後で考えよう。とりあえず、あんこの本買ったんよオレ。
あんこが好きすぎて本出したって人のやつ」


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(いつの間に!!)

「たのしい あんこの本」ですとぉ??

ああ、相変わらず、自由に生きているところがうらやましい!笑


ちなみに私の夫は、文章を書くのが大嫌いです。
子どもの連絡帳でさえ、3行書くのに1時間かかるような人です。

だから夜な夜なnoteに何千文字の文章を打ち込んでいる私のことを、信じられないと言っています(笑)

先週も、この記事を打ち込んでいる横で あんこ作りに励んでいた夫。

文字書きの休憩に、私は出来たてのあんこを味見♪♪
リッツと合うんだなこれが。

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ふと思いついて言ってみました。

「なんかさ、あんこ毎日作ってる人って、ちょっとダボッとしたエプロン姿に刈り上げショートヘアで、丸メガネかけてそう。私がカフェのオーナーになったら、そういうファッションになるのかな?」


そしたら夫が笑いながら言いました。



「お前の予想丸当たり!ほらこれが、あんこの本書いた人」

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ビンゴ~!!笑

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なかしましほさん、私たち夫婦を楽しませてくれてありがとうございます✨


ところで皆さんのあんこの好みはどっちかな。
こしあん派? つぶあん派?


あ、忘れてました。

夫があの日に撮った写真を最後に紹介します。

「ゆで卵と夕陽」

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私の書く記事は多分、伝わる人が限られています。いじめ、機能不全家族、HSP、病気などの記事多めなので。それでも深くせまく伝えたくて書いています。サポートとても嬉しいです。感謝します。コメントも嬉しいです🍀