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青い時代の後悔

私は大学時代にも、うつ状態になって、何度か大学に通えなくなった時期があった。

友達が心配して、様子を見に来てくれたり、試験の日には、わざわざ車で迎えに来てくれて、大学まで連れて行ってくれた。
今でもその友達は、私にとって、とても大切で、お互いに歳を重ねても会えば、学生時代に戻り、なんでも話せる。

それはさておき、私は教育学を学んだが、大学時代にいろいろな人物との出会いや経験を通じて、マスコミ関係に進みたいという希望が密かにあった。もう一つ夢ができたが、それも泡の如く、消え去り、絶望感に包まれた後半の大学生活だったと記憶している。
いろいろな夢や希望はあったわけだが、虚弱体質にうつ体質という自分が、働きながら、東京にいて、ましてや、ハードなマスコミ関係で働くなんて、とても無理だと思い、断念して、郷里へ戻ることにした。

東京でバリバリ働く自分の姿を心に描きながら、時は無情にも過ぎていった。

子育てもひと段落ついたところで、今、ぼんやりと心に浮かぶのは、月曜日から金曜日まで、毎日毎日、ちゃんとリズム正しく働いてみたいという願いだ。
うつを繰り返してきた私は、最初に就職した大手の会社も、その次の優良企業もすべて、うつになり、続かず、辞めざるを得なかった。

シングルマザーとなり、仕事をするにも正社員になって働くことは無理だと思って、子育てと仕事を両立しやすく、体調に応じて、自由が効く、自営業の道を選んだ。
それはそれでよかったと思う。

だけど今、一縷の望みが生まれた。うつのために諦めたり、続けられなかった、毎日勤めに出るという経験。それを病をうまくコントロールできたら、可能かもしれない。
挑戦してみたい。しかも、一度諦めた東京で。

それが私にとって、幸せなことなら
きっと叶うだろう。そうじゃなければ叶わないだろう。
人生ってそんなもんだ。
執着せずに、一番いいようになるさ、くらいに気楽に思い、どーんと構えていたほうがうまくいくもんだ。
ジタバタしなくていいと思えるのは、それなりの経験と歳を重ねてきたからだろう。

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