このnote「訪仏線」で書きたいこと
note投稿もようやく3本目。
初投稿では「訪仏線」(ほうぶつせん)と名付けた理由と込めた思いを、2本目の記事ではそれをイメージしたプロフィール画像(アイコン)について書いた。
そろそろ個別具体的な仏像や訪仏旅の話に移るべきだが、ここで焦って見切り発車してしまうと、今後noteとしての方向性、つまり「キャラ」を見失ったり、迷走したり、また数ある既存の仏像ブログや仏像サイトの情報量・更新頻度の前に、今自らが書く意義や自信を失いかねないので、まずは、このnoteでどんなことをどんな風に書いていくか、自問自答のような内容だがあらかじめ整理しておきたい。
書き始めたら異様に長くなったので、記事を分け三部作にした。
過去の経緯と反省
本題に入る前に…
最初の記事で白状したように、実は同名のブログを過去2回始めたことがあるが、いずれも続かなかった。
理由は単純で、気負って情報を盛り込もうとし過ぎ、手に負えなくなったからだ。
他の仏像ブログなどを意識してそれ以上のものを…との競争心や自己顕示欲も多少はあったし、自分が見聞きしたものを全て残したい、記録したい、伝えたい…という、今思うと無謀とも傲慢とも思える動機もあった。
元々妄想が暴走しがちな性質なので、これさえ見てくれれば全部わかる的な、ある種データベースにもなり得るような情報の網羅性にこだわろうとしたのだ。
ただ圧倒的に実力不足だった。
今回はその反省のうえに始めることが大前提だった。
「訪仏線」の再生はここ数年来、常に頭の中にあった課題で、どんなスタイルでやればいいか、自分に合うツールやサービスはないか考え続けてきたし、そのいつかのために訪仏先で膨大な写真を撮りためてきた。
noteがいいかもと思い始めたのは今年に入ってから。
それでも数ヶ月保留していたが、ようやく東京でも緊急事態宣言が解除されるかという5月下旬になって積ん読していた『noteではじめる 新しいアウトプットの教室』やnote公式のヘルプでnoteで何ができるかを学びつつ、書きたいこととそのためのスタイルやマイルールをまとめていった。
前置きが長くなったが、以下がそれである。
書きたいことは大きく分けて4つある
<書きたいこと①>
これまでに蓄積した仏像拝観や仏旅の記憶・印象を、現在の投稿タイミングに近い季節のものからピックアップし、歳時記的な季節感も感じられる回想記
とにかくこれまで15年以上にわたり観てきたもの、グッときたことを吐き出したい!
これが最大の動機である。
ただ、すでに同じ仏像やお寺について書かれたブログ等もたくさんあるし、美術史的・歴史的な解説も詳細にされたものも多いので、今から自分がそれをする必要はないし、する力もない。
以前は身のほどを知らずにそれをやろうとして挫折した。
そうしたことは得意な人にお任せして、自分はそれよりもっと素直に、いちばん感動したこと、印象に残ったこと、グッときたことを綴ればいい。
自分は仏像を観ていると嬉しくて無意識にニヤニヤしてしまうようなのだが(単にヤバいやつかも…)、そのニヤニヤしてしまうことこそ記せばいいのだと。
また、目的の仏像のことと同等かそれ以上に、お寺の居心地がよかった、境内にいい風が吹いていた、見晴らしが最高だった、周囲の田園風景が気持ちよかった…など、あいまいで感覚的なことほど案外記憶に残っていたりするものだが、むしろこんな主観的な感動こそ書き留めるべきではと思う。
それは他の誰にも書けないことで、客観的な情報ではないから検索しても同じものは出てこないからだ。
そして先の記事の通り「訪仏線」の旅は、車を使わず(使えず)、鉄道・バスなど公共交通機関や徒歩(レンタサイクルも含む)の旅だ。
どうせなら、それならではの視点や楽しみ方をこのnoteの「キャラ」にしたい。
旅のコンセプトやコースを思いついたきっかけやヒント、準備段階で作った旅の行程表(当日の実際の行動履歴も添えて)、乗車した鉄道・バスの路線や時刻、利用したフリーパス等も公開し、どうやってアクセスしたかなど追体験的にイメージできる内容にできたらいいと思う。
実は参考にしたい旅のスタイル…というか好きな感じのコンテンツがあって、それはともにNHK BSプレミアム、『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』と火野正平の『にっぽん縦断 こころ旅』だ。
この番組や旅のスタイルの魅力・好きなポイントは、また雑記的な記事としてまとめたい。
とにかく、元来ひどい出不精で面倒くさがりで旅行嫌いだった自分が、仏像のおかげで旅ができた(できてしまった)嬉しさや喜び、そこでの一期一会の出会いへの感謝を何かの形で記したい、残したいという思いがすべてだ。
<書きたいこと②>
回想と並行して現在、あるいは最近の拝観や仏旅、展覧会などの感想
当然、回想だけでなく、今も活動しているのでそれは書きたい。
ただ、記憶が鮮明なだけにあれこれ書きすぎてしまいがちなので気をつけたい。
本来ならこれこそ書きたいことの第一に挙げるべきだが、これにこだわると次々現れる題材に、あれも書かねばこれも書かねばと追われるようになり、追いつけなくなるともう匙を投げたくなり更新をやめてしまう原因にもなるので、少し優先度を落とすことにした。
その他のことは①の回想記に準じる。
<書きたいこと③>
坂東や秩父などの巡礼記を不定期連載として
これは①の回想の場合も、②の最近のことの場合もあるが、いずれにしても続きものとして長期にわたって書くことになるので、それらの記事の間に適宜挟む形でゆるゆると綴っていきたい。
その際は「マガジン」としてまとめたい。
<書きたいこと④>
横断的・スピンオフ的なテーマや切り口で、エッセイ・考察・見解・疑問・悩み・問題提起・あるある…など、仏像・「訪仏」を巡るあらゆる関心事についてはむしろ積極的に
個別の仏像・お寺・旅・展覧会等の記事だけでなく、これが過去にやろうとしていた仏像ブログとの最大の違いであり、もっともnote向きの内容になりそうだし、これを書くことが今とても楽しみだ。
実際に記事として完成・公開できるかわからないが、現在下書きやメモにあるテーマやアイデアはこんなものがある。
・お寺の拝観案内(リーフレット)整理問題
・展覧会のチラシ整理問題
・図録購入の判断と収納場所問題
・ご当地ラーメン集
・地酒コレクション
・夕日写真集
・乗り鉄アルバム
・タクシーを使う基準(許せる上限金額や距離など)
・(仏像は別として)よかったお寺ベスト10
・仏像好きが巡礼を始める時(見仏と巡礼の境界線)
・仏像好きと神社
・仏像と音楽の共通点
・仏像拝観と堂内・館内の暗さについて
・仏像における「密」を考える―仏像の密集感・群像感・林立感について
・展覧会での仏像撮影はアリか?ナシか?
・「じゃない方」の仏像を列挙する
・「訪仏線」スタイルの旅にまつわるあれこれ
(公共交通機関と徒歩で巡る魅力、苦労話・失敗談、感動したこと、自分流の計画や下調べのコツ、お得な切符やキャンペーンのこと、廃線や過疎化など巡って気づいたこと・考えたこと…など)
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次の記事では、以上4つの書きたいことを書くための「マイルール」を考えてみたい。
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