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このnote「訪仏線」を書くことに期待する2つのこと

これからどんなnoteを書いていくか、自問自答しながら綴る3回シリーズの締めとして、このnoteを書くことで、これから自分自身がどうなりたいか、どう変わりたいかを考えてみた。


①記事を書きながら資料や写真の整理を着実に進めたい!

前々記事の<書きたいこと④>にも挙げたが、面倒くさがりでマメな人間ではないので、各地のお寺でもらったリーフレット(拝観案内)、展覧会の展示リストやチラシ、図録や仏像本など、資料類が未整理のままあふれかえっており、いつも頭を抱えている。

noteを書きながら頭の中を整理するだけでなく、こういう物理的なごちゃごちゃも記事にした分だけでも少しずつ整理していければ…という切実な願望である。


②これからの自身の仏像との向き合い方、スタンス、ペースを確認し、「訪仏」活動の一つのサイクルのゴールとしてこのnoteに記録し公開することを位置づけ、活動モチベーションの維持継続、新たな目標発見のエンジンとしたい!

これはちょっと大げさな言い回しになったが、何が自分らしい活動で、何を目的に、どんなペースで楽しめばいいのかというのは、正直すでに初期衝動で動ける時期は過ぎたので(中にはずっと初期衝動のままの熱量の人もいて本当に羨ましいのだが…)、結構常に悩むところである。

ネットやSNSなどで同好の人たちが精力的に飛び回っている様子などが目に入ると、刺激を受ける反面、金銭面、体力面、現実的な生活との兼ね合いもあるので、ついていけないなと焦ったり、自信を失ったり、バランスを崩したり、分不相応なものを求めてしまったりと、本来は好きでやっていることであってもなかなか自分らしく楽しむことって難しい。

だからnoteを書くことで、折に触れて自分を見つめ直し、足元を確認しながら楽しみたいということと、また、ただ漫然と活動し、「観っぱなし」にするのではなく、noteに書くこと自体を一つの区切り・成果とし、得たものをきちんと整理・消化したうえで蓄積もしたい。

そうすることで、次に自分が何をするべきかが見え、迷いもなくなるような気がするのだ。

いずれにしても、日記じゃないけどその都度振り返り、何かしら言葉にする作業は意味があると思う。


* * *


以上、また悪い癖で、これからどんなnoteを書きたいかという前置きのような話だけで3回にわたるほど長く小難しくしてしまったが、ここで思い出したいのがnote公式ヘルプの「創作活動でもっとも大事なこと」で挙げている、noteを使うにあたり何よりも優先すべき2つのポイント。

・創作を楽しみ続けること
・ずっと発表し続けること

とてもシンプルだが、とても大切で、でもとても難しいことでもある。

そして、

上の2つは、ページビューを増やすことよりも、お金を稼ぐことよりも、あるいはフォロワーを集めることよりも、何よりも大事なことです。

とある。

これは本当にそう思うし、救われる一言でもある。
この言葉があったから、よしnoteで改めて「訪仏線」を始めてみようと思えた。
「なぜnoteを選んだか」もまたすぐ近いうちに記事にしたい。


とにかく、大いなる悪癖から脱却し、楽しみながら続けたい!!(心の叫びが漏れた)


* * *


追記―「訪仏」できない今だから


以上で、これから始めるこのnoteについての所信表明、というか前置き記事3連投を終えるつもりだったが、やはり2020年のこのコロナ禍真っただ中の「今」始める意義、書く意義も考えておくべきだろう。
そもそも自粛で「訪仏」活動自体ができないから始められたことでもあるので。

現在、今までできていたことがことごとくできなくなっているわけだが、従来の寺院参拝、仏像拝観、博物館・美術館等の鑑賞も例外ではない。

博物館・美術館は、緊急事態宣言前から臨時閉館し、今春・今夏の展覧会の中止・延期が相次いだ。
現在は再開しているものの、密にならないよう入館制限や事前予約が必要な場合もあり、以前の姿にはまだ遠い。

お寺も、拝観はできても入堂は不可であったり、御開帳などの法要への一般参加ができなくなっている。
観光客や見物客が集まる行事はほとんど中止や延期になっている。

また、感染拡大が再び深刻になっている今日(7月21日)現在、某旅行推進政策が大混乱しているとおり、禁止ではなくても旅をすることは非常に憚られる状況であり風潮だ。
東京都民である自分自身も今はまったく出かけたいとは思わない。

特に今までよく訪ねていたような、地方の小さな集落の無住のお寺やお堂などは、開けてくださる世話人の方もほぼお年寄りであり、とてもとても行ける状況ではない。

先日、何ヶ月ぶりかのリアルお寺参りで近場の東京・護国寺に行ったが、感染拡大防止のため「撫でてはいけないお賓頭盧さん」なんて悲しいものを見た。

そんな今だからこそできること、それがこのnoteだ。

本来なら18きっぷなどを使ってあちこち遠出をする夏になったが、今年はそんな予定は全くない。
でも逆に、今までは、展覧会だ!御開帳だ!とネットやSNSを眺めれば勝手に飛び込んでくる情報を、皆(漠然とした仏像ファン界隈)が行くなら自分も行かなきゃ…という純粋に主体的とはいえない動機も含んだまま、追われるように漫然と予定としてこなし、それを十分に消化できないまま、また次の予定…となっていた部分もないとはいえなかった。

この記事の最初に挙げた、noteを書くことで期待する2つの変化、特に②については、やはり今始めることで、少しずつでも実感できるようになれば嬉しい。

あらゆる先行きが不透明な今の状況では、今後本当に今までのような形の「訪仏」がまたできるようになるのかわからないが、もし再開できたら、より充実した自分らしい活動が「丁寧に」できるよう、今立ち止まってnoteを書くことで備えていきたいと思う。

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