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ライオン恐怖症

世の中は恐怖に溢れています。

今は健康状態が良くても明日急に大病を患うかもしれないし、安定した職場に勤めていても急に解雇を言い渡されるかもしれません。

そう考えると世の中は怖いことばかりです。

さらにいえば「先端恐怖症」などの症状を患っている人たちは、さらに別の種類の恐怖に悩まされます。

この症状の場合、包丁はもちろんのこと、小さな針やシャーペンの先っぽだって怖くなることもあるようです。

田舎のヤンキーなんてみたら震えると思います。

田舎のヤンキーは尖りすぎですから。

逆に「先端恐怖症を患ってる田舎のヤンキー」なんていたらびっくりします。

「いや、お前が一番尖ってるからね」と友達につっこまれてるだろうし、自分の姿を鏡で見るたびに恐怖に震えることになりそうです。

調べてみると他にも「恐怖症」はたくさんあるみたいです。

ウィキペディアには高所恐怖症や閉所恐怖などのメジャーどころ以外にも、死恐怖症や失敗恐怖症なんていう初めて聞くものもありました。

確かに死や失敗は怖いです。

失敗したら死んでしまうような場面に遭遇したら、一体どっちに恐れているか分からなくなりそうですね。

「でも自分には特定の恐怖症は無いから安心」と思ってる人もいるかもしれません。

でもそれは違います。

アレルギーと同じです。

「恐怖症の対象」にまだ出会っていないだけかもしれません。

アレルギーの場合もまだ自分が出会ってないだけで、実は自分の身体が受け付けないものは世界のどこかにあるかもしれないらしいです。

もしかしたらマチュピチュの雑草アレルギーとかを患ってるかもしれません。

なので恐怖症も、無重力恐怖症とか7人兄弟の末っ子恐怖症とかを自分がもっている可能性だって捨て切れないのです。

そして恐怖症が本当に厄介なところは、先端や高所みたいに「誰でも怖いものが普通の人よりも更に怖くなる」ということだと思います。

ミッフィー恐怖症や橋本環奈恐怖症の人なら「それは怖くないでしょ。むしろ好きでしょ」と思って周りが気付きますが、ライオン恐怖症とかだと判断が難しくなります。

ライオンは誰だって怖いですから。

この場合の判断方法としては、映画「ライオンキング」を見て異様に怖がったり、ミスタードーナッツのマスコットキャラであるポン・デ・ライオンを見て震えたりしたら間違いないと思います。

しまじろうとかで試すのも良いかもしれません。

彼はトラですけどね。






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