圧力をかける子供とパワープレーで潰す親
この前ホームセンターの中にあるペットコーナーに行きました。
子猫や子犬はいつ見ても可愛いです。
そこのペットコーナーには幼い子供を連れた家族もいて、もちろん、子供たちは可愛いペットを見て「欲しー」「うちで飼いたーい」などと駄々をこねてました。
よくある光景です。
「どうせ面倒見るのは私になるからダメ!」と母親が怒鳴り、「絶対ちゃんと面倒みるから!」と子供がすがる。
世界中で繰り広がれている攻防です。
基本的にこの勝負は親が勝ちます。
元々親が動物が好きだけど、たまたま今は家でペットを飼ってないとか、もしくは、顔が橋本環奈ぐらい可愛い幼い女の子が父親に超絶こびを売る、くらいしないと子供たちに軍配があがることはまずありません。
つまりほぼ不可能に近いのですが、この前僕がみた男の子はなかなか頭の切れる子供で、かなり惜しいところまで親を追い込んでました。
その男の子と母親は、こんなやりとりをしてました。
「感触がイマイチだな」と男の子は感じたのでしょう。
なので男の子は、別の方向から攻めることにしました。
「お母さんが殺したことにもなるんだよ」的な圧力です。
これには母親も不意をつかれたようで、少しのあいだ無言になってました。
でも「何か言い返さないといけない」と思ったのでしょう。
しかし我が子の策に見事にはまり、不意を突かれてたことで動揺していた母親は、こんな返しをするのが精一杯だったようです。
ゴリ押しです。
特に根拠もなく断言しました。
もちろん子供からは「じゃあどうなるの~?」みたいなことを聞かれてましたが、そこは完全にはぐらかします。
「どうなるんだろうねー」「お母さんにもそれは分からないなー」みたいな事を言います。
でも、どうなるかは分からないけども、「絶対に殺されることはない」と念を押して伝えてました。
このパワープレーです。
このパワープレーこそが母親です。