アメをすぐ噛んでしまうタイプ
風邪を引いてしまって、
喉が痛くて、
のど飴を久しぶりに食べた。
飴自体が久々だった。
もしもこの飴で心理テストを作るとしたらこんな感じかな。
❶ すぐ噛む
❷ 割とすぐ噛む
❸ 小さくなってから噛む
❹ 最後まで噛まない
これで「欲望に対する我慢強さ」が推し量れるんじゃないかと考えた。
なぜ噛んでしまうのか。
❶❷あたりのぼくが代表として考えてみる。
今食べている飴の話になるが、中にエキス・シロップが入っていて、噛むとそれが溶け出して口全体に甘さが広がる。普通の飴でも同じで、噛み砕いて粉々にすると表面積が増えて口全体に飴の甘さが広がる。だからすぐに噛んでしまう。でももちろん甘さはすぐに溶けて消えていってしまう。そのちっちゃな葛藤の末、結局噛んでしまう。で、飴を噛む噛まないで、欲望に対する「正直さ↔我慢強さ」が分かるんじゃないかと思うに至った。
思い当たる節がたくさんある。
確かに。お菓子の封を切ったら、すぐに平らげてしまう。一度開けたら中に沢山入っているポテチやするめ、小袋入りのクッキーやカントリーマームも、一つのボリューム大きめで数少なめのみたらし団子や薄皮チョコパンであっても、口の中の味が消えていくと同時に手が次のお菓子へ伸びていく。なくなってしまうと躊躇いながらも、手と口は欲望のままに動く。
確かに。アメとムチの理論で自分をやる気にさせようとアメを用意しても、アメの用量を守れないし、アメを先取りしてしまって意味がないことも多々ある。かといってムチを用意しようとは、この脳みそは思ってくれない。
確かに。これが終わってから!とゲームをしたり動画をみたり気になるものを調べたり楽しい方へ楽しい方へ、先にお風呂に入ったり先にご飯にしたり先に仮眠をとったり楽な方へ楽な方へ、甘い方を先に摂取してしまう。甘い誘惑に抗えない。
まるで子供だ。
ということで、心理テストの判定は
❶ほど「誘惑に我慢できない人」・「せっかち」・「子供っぽい」
❹ほど「誘惑に我慢できる人」・「自制心がある」・「大人っぽい」
と勝手に結論づけてみた。
みなさんはどうですか?
P.S.
ただ困るのはこの「子供っぽさ」も時に必要であると内心肯定しているところだ。何でも我慢する人生もどうかとも思うし、何にも我慢しない人生もどうかとも思う。このバランスが難しく、反対の方向へ行く足枷になってしまう。目指すは「子供っぽい大人」ではなくて「大人っぽい子供」。目の前の甘さの後ろ遠くにある甘さを常に意識して、この甘さに抗いたい。