『Get wild』 〜スマートな時代にワイルドを〜 #お歌詞を味わう
シティハンターの主題歌らしい。
Get wild退勤というのが流行っていたらしく、テレビの音楽番組でも取り上げられて、そこから自分の耳に入った。ちなみにぼくはどこかで聞いたことあるな程度。
ワイルドさなんて考えたことなかった。
昭和のアニメやドラマで見れるあのワイルドのことだろう。国語辞典で調べるwildとは若干意味が違いそう。ダンディーとかそういう言葉に近いワイルドなんだろうなとこのMVを見て思った。和製英語ではないけど日本人が使う英語でのワイルド。杉ちゃんが使ってるワイルドと同じ感じ。破天荒というか荒っぽいというか脳筋というか、野生から連想する全てと、ヤンキーとか悪なイメージも含めて。
やっぱり「ワイルド」は荒っぽくトゲトゲしたイメージなのかな。「暗闇を走りぬける」ってところからは臆せず進んでいく「ワイルド」さが想像できる。
ここの歌詞から少し不満や弱さを見せ始めて、それでも痛みや夢に立ち向かっていく様子もまた「ワイルド」さなのだろう。負けない心の強さといったところか。「何もこわくはない」のフレーズからも分かる。
「wild」と「tough」はもういっそワイルドにひっくるめてもよさそうだ。この歌のタイトルもそうしていることだし。あえて分けて対比するなら「wild」は精神的な屈強さ、「tough」は精神的な忍耐強さ、かなと思う。歌詞にもあるように痛みを感じないわけじゃなくて、受け入れ耐えている。
ぼくは違う街へ引っ越したばかりなのもあって、「この街で自由をもてあましたくはない」という歌詞に何か感じるものがありました。そして一人で自分の仕事を作ろうとしているので「ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ」にも共感して、この歌が好きになりました。
スマートになるこの時代にワイルドさを自分に取り入れてみたいと思わせてくれた歌でした。
P.S. 昭和の歌詞って、回りくどい表現や凝った言葉をあまり使わなくて度直球だから、令和の歌詞とはまた違う良さがある。簡単な言葉に重みがあるというか。簡単な言葉だからこそ解釈が膨らんで、、面白いですね。