7日間でIC2次試験に挑んだ話とノウハウ(たぶん合格してるはず)
はじめまして。こんにちは。
一昨日第40回インテリアコーディネーター(IC)2次試験を受けて参りました、はる太という者です。気分屋で後回しにしがちな性格で、気づいたら、webで合格発表されていて残り7日間しかないじゃんという状態に陥ってました。でもなんだかんだ周りの書き込みにも「合格発表から2次試験までの日数が2週間程度しかない。ナメすぎじゃね?」みたいなことが多々散見されて、自分に限らず焦って勉強してる人がいるんだなあと感じられたので、来年、再来年、ギリギリで、1人で勉強を始める同志に向けて、合格までの一連の流れを一例として出来る限り具体的に共有しておこうと思った次第です。またその過程で得られたノウハウや気づきをまとめていきます。ほぼ自己流ですが、誰にでも通用するエッセンスを記していきますので、良ければご覧ください。(執筆時点では合格判定はされていないの、あくまでも自分の感覚です。)
前置き : 現在位置と方針
どんな人がどんなスタイルで勉強したものなのかをなるべく簡潔に記載しています。急いでいて時間のない方は読み飛ばして大丈夫です。要約すると「建築を勉強したのび太みたいなやつが、こだわりを取捨選択しながら最小限で楽しく勉強をしていきますよ。」という話です。こんな感じのやつが2次試験を受けたんだなあと分かった上で記事を読んでいただけると、もし話の過不足があった場合に読者自身で補えるかなあと思います。
📍ぼくのスタート地点
まず、2次試験までのぼくのステータス・スタート地点は下記の通りです。
・学歴:建築学科の大学院修了
・職歴:建築設計等の実務経験一年程度(見習いレベル)
・資格:二級建築士
・1次試験の自己採点結果:89.5%
・1日に使える時間:24時間(今は無職です)
これが周りより多少アドバンテージかなと思う部分です。なお、図面の描き方などはある程度頭に入っていますが、インテリア計画の正式な図面は初めてだったり何が試験で要求されて採点の項目になるのかが分からなかったりいろいろと分からないことがある状態でした。また基本CADで図面を引くので、ペンや色鉛筆を使って仕上げるのはまた別物です。とはいうもののIC受験者の中で比較的有利な位置におそらくいます。費やす労力や時間は少なめにできたかもしれませんが、試験が簡単だったとドヤ顔で武勇伝を語る場にはしないのでご安心ください。IC試験の経験から分かったすべてのことを書き切る予定です。
ちなみにぼくのダメダメなステータスも書いておきます。
・ゆっくりマイペース
・やる気はあるけどすぐには動けない
・ギリギリになるまで大丈夫と思う
・半うつ
・中途半端な完璧主義
・大学受験で浪人
・大学院で留年
・一級建築士試験3度落ち
ダラダラしてしまう性格ゆえ、7日間しかないのにカタールW杯の日本のいるグループリーグの試合を全部見たり、今季のアニメを追っかけたり、Youtubeを見たりと、無職で24時間のどこでも勉強に当てれる状態のアドバンテージを棒に振ってしまうなどバカな面もあります。なので、実質勉強できる日が7日間もないという方も参考になるかと思います。
🔥ぼくのモチベーションと勉強スタイル
ところでどのようなモチベーションで、ICを受験しようと思いましたか? インテリアに興味があるため、インテリアに詳しくなるため、資格による信頼を得るのため、仕事上資格が必要なため、などなど色々ありますね。ぼくは全てぼんやり当てはまります。網羅的に隈なくインテリアを勉強したい一方で、資格をちゃんと取りたい、そしてそれを短期間でやり遂げねばならないという無茶な欲望全てがぼくのモチベーションの全容です。機械的で効率化された図面を嫌いつつ、でもそのやり方を採用して、でもこだわりたいところはこだわる、でも無理なところは捨てる、そんな感じで限りある時間の中で葛藤しながら勉強をしていきました。
💛ぼくの心構え
資格試験のゴールは合格以外にありません。知識が得られたからいいやとはなってはダメなんです。資格試験の上では資格取得という結果のみが最上位にあります。ぼくは一級建築士の試験に3度落ちて痛感しました。知識が大事、細かいところまで隅々と覚えたい、全部知りたい、過去問や小手先のテクニックは二の次あるいは邪道みたいな完璧主義的な考えでした。でも自分は完璧にはなれないし、いかに自分の知識がを増やそうが他の人がそれを知るには何かしらを形で残さなければなりません。結果・成果物がないと周りも自分も自分を信用することは難しい。結果が全てです。ワールドカップを見ながらそう思いました。結果次第でそれまでの過程の意味が変わります。(長くなりそうなのでこれは別の記事で書こうと思います。)
詰まるところ、結果が全て。結果が出せなくなるくらいなら守り、こだわりを捨てる。結果が出せそうなら攻めて、こだわる。という心構えでした。
🧭ぼくの勉強方針
この勉強は100点を取れる状態にするのではなく、0点→80点ぐらいの合格圏内にまで持っていきつつ、余裕のある範囲で遊ぶという方針でやっていきます。そもそも長期間やっても100点にするのは至難の技です。そもそもIC試験の達人になっても仕方ありません。合格できるレベルになれそうであれば、玄人レベルにしておいて興味のあることに手を出していく方針です。あくまでもモチベーション重視で、合格圏内に入れそうであれば自由にやるという感じです。「〜そう」というのは、その時点では合格レベルではないが、計画通りにやればそこまで達せれるだろうという想定です。本当であれば、ただひたすら試験範囲のことを勉強して合格レベルに達した後に自由にやるという方が安全ですが、独学の場合、そうするには忍耐力・継続力・自制心が必要不可欠です。ただ自分の性格上、「面白くないなあ」と思ってしまうと投げ出す傾向にあるので、たまに飴を与える必要がありました。
合格までの道のりのイメージを上のように図にしてみました。「上達曲線」というやつです。初めのうちは上達速度が早く、それが実感できるのですが、次第に成長は緩やかになりあるところからいくら努力しても成長が止まったように感じる「プラトー(台地)」なるものが上達にはつきものです。新しいことに挑戦して「スランプ」を乗り越えて初めて次のレベルに到達するとぼくは解釈しています。資格試験では、レベルが0の場所からレベル1に向かうまでの手助けとお墨付きをもらうためのものと考えています。そして資格試験にはレベル1の学習範囲が設定されていてその学習方法はある程度用意されています。道が用意されているのでやればやった分だけ伸びます。その上達度を試験で披露して相手がそれを確認できればレベル1の勲章が与えられます。
ただ資格勉強だけをしていてもレベル1より上には行けれません。次を見据えて、資格試験の外で挑戦してレベルが上がります。ただ、レベル4から5で挑戦する内容をこの資格試験の中でやっても評価はされません。評価基準・採点基準がないからです。でも目指すところ、面白いと思うところ、理想はレベル5にあります。でも自分の現在位置を見なければなりません。まずは目先のこと合格地点に焦点を合わせます。挫けそうになったら、理想の地点を見て目標を思い出します。そんな感じで勉強していきます。(くどいですね。長々と失礼しました。)
👫あなたの分析と計画
自分語りが過ぎました。。
読者の方の性格、知識、経験、環境、確保できる勉強時間など、ぼくとは違うと思うので、一つのルートあるいは一つの型として記事を参考にしてもらって、あなた自身の勉強の計画を立ててもらえればと思います。
各記事の中身
それぞれ長くなりそうなので記事を分割して書いていきます。記事の中身はこんな感じになる予定です。読むべき順番は設けず各記事ごとに内容が完結するようになっているので、気になった記事から読んでもらえればと思います。内容ごとにまとめているので、多少重複する部分もあります。
📐道具の紹介・選び方・使い方
Q. 書かれてある道具が試験でどう使われるのか。
(単純な機能としての説明ではなく、こういう場面でこれを使うと早く描ける/綺麗に描けるなどの話。)
Q. 必要のない道具はどれか。
(使用できると書いてあるもの全てが必要というわけではありません。合格のために必要な道具のみを紹介します。ここは個人的な内容かもしれません。)
Q. たくさんの道具の中からどの商品を選ぶべきか。
(例えば、定規ならなんでもいいわけではなく、「こういう定規の方が使いやすい」などの選ぶ選定基準に関する話)
Q. 使用できない道具を設定してあるのはなぜか。
(例えば、型板なら「なぜ円形に限られいるか」「四角はなぜダメなのか」などを考える話)
などの疑問が解消されるような記事になります。
また参考図書も紹介する予定です。
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
🚅勉強ルートとコンセプト
テキストや過去問などの教材をどういう流れで進めていくのか。漠然とこなしただけでは、試験当日までには間に合いません。爆速で終わらせるために、1つ1つの学習に目標(コンセプト)を設定して、確実な手応えと上達と共に勉強を進めていきます。この記事はその一例で、実際には個人の上達度合いなどに応じてコンセプトをパーソナライズして勉強していきましょう。勉強方法・計画に加えて、試験時間180分の中でどう解答していくかなどの試験内計画も書く予定です。
・勉強スケジュール(後書き)
・各学習とコンセプト
・見直し方
・試験時間の中の動き
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
🏠図面の描き方
二次試験の図面では、
・エスキス
・平面図
・立断面図
・家具図
・アイソメ
・パース
・着彩
が求められます。それぞれの❶描画・記載すべき内容、❷描く手順、❸覚えるべき寸法・形状、❹コツ・テクニック、❺注意点、を実際の過去問に即して説明していきます。あくまでも早く描いて合格することを目的とした内容になります。
なお、ぼくの描いた図面は最小限で、描いた図面の数は少なく100点の解答ではないので、参考になる方の図面のページリンクをまとめておきます。
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
📃論文の書き方
【内容】
・過去問解答例の分析
・過去問10年分のテーマの傾向と次回予測
・論文のエスキス
・論文に役立つ便利フレーズ
・論文の時間配分
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
💡採点の基準と仕組み
・本物の答案用紙を見て分かった、採点の仕組みを考察する。
・採点基準を考察する。
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
❄️寒さ対策と環境づくり
・寒さ対策
二次試験は12月上旬。勉強期間は11月後半から。気温が急に下がり、寒くなります。勉強中、試験中、どのように暖をとるべきかを書いていきます。
・環境づくり
二次試験の勉強をする上で、実際の試験と同じ状況で過去問を解くほうが、本番で練習と同じパフォーマンスを発揮しやすいと思います。そのための環境づくり。
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。
🏫試験会場
試験会場に行って、実際に試験を受けなければ分からないことを事細かに記していきます。
キーワード:(空調、足の冷え、机の大きさ、席の有利不利、トイレまでの距離、ゴミ、答案用紙、下書き用紙、音、道具が落ちる、心構え、試験入りと時間、道順、バス、キッチンスペシャリスト)
記事が書けたらここにリンクを貼る予定です。