
お・か・ね・!
いきなりですが、昨夜、しっかり家計に貢献しようと決意しました。
2020年にアメリカに移住してから、ずっと自分の苦しみにフォーカスをしていました。そもそも、この移住は自分を立て直すための「いばらの道」として、自ら望んだものでした。しかし、予想どおり文化や英語力の壁にぶつかり、心のダメージを少しずつケアしながら過ごしてきました。
私の夫は、タイで会計の仕事をしながらバリバリ英語を使いこなしていた私と出会い、結婚しました。当初、私がアメリカ生活にここまで苦労し、悩むとは思っていなかったと思います。期待していたよりも行き詰まる私を見て、戸惑いながらも黙って受け入れてくれていました。
動物看護師へのキャリアチェンジは夫のすすめだったので、会計の仕事に比べて収入が半分以下になっても、決して私を責めることはありませんでした。
そんな旦那に対し、私はできないことを並べ、それに対する悔しさや不甲斐なさを語り、理解を求めていました。そして、いつの間にかその感情と自分を一体化させてしまい、「この気持ちを手放すことはできない」とどこかで思い込んで、行動や思考に制限をかけていたのでした。
しかし先日、旦那と腹を割って話したとき、「今の生活をひとりで維持することのプレッシャー」や、それゆえに「望まない職場環境でも辞められない苦しさ」を打ち明けてくれました。私は、彼の職場の話は以前から聞いていたものの、「それでも辞めないなんてタフな人だ」「もしくは、辞める勇気がない性格なのか」と、浅い理解のままでいたことに気づきました。私は「自分だけが苦しんでいる」と思い込み、彼の抱える重荷にまで想像を広げていなかったのです。
今の生活を維持しつつ、彼の負担を軽くするにはどうすればいいか。夫の収入の3分の1くらいは私が稼げるようになりたいと考えました。ただ、動物看護師の仕事を増やすだけでは、また違った意味で生活が成り立たなくなってしまうので。。
そこで、サイドビジネスを始めることにしました・・・!
私は器用貧乏です。やろうと思えば、意外といろんなスキルが眠っています。noteで使っているオリジナルキャラクターを活かしてTシャツを作り、それを販売してみようと思っています。調べてみると、デザインをアップするだけで、注文から作成、発送までを担ってくれるサービスがあるらしいのです。在庫を抱える必要もなく、リスクはゼロです。時間に縛られず、工数もかからないのであればやってみるべきだと思いました。
目的もなく(かなりゆっくり)続けていたYouTubeも、Tシャツの販促につながるようなキャッチーなコンテンツに変えてみようと考えています。嫌がられるかもしれませんが、登録者数15人の今なら失うものはありません。
これまで、「本当に好きなものは何か」「どんなやり方が自分に合っているのか」と延々と考えてきました。しかし、こだわりを捨て、収益化を急ぎたくなりました。
実は、少し嬉しくもあります。私の10倍効率よく稼げる旦那の前では、私がひぃひぃ言いながら動物看護師として稼ぐお金なんて、意味がないと思っていたからです。プロフェッショナルな仕事をする共働き夫婦ばかりが住むこの高級住宅街で、"Youtubeやります" "イラストで稼ぎます"と言う妻がいることを、夫が恥ずかしく思うのではないかと、苦慮していたからです。
今すぐできることはこれくらいしかないですが、必要に迫られると人は動けるものですね。
元会計士なのに、お金のことを考えるのが苦手で、興味も薄かった私。でも、家族のためにできることから始めてみようと思います。