導入編:🇺🇸動物看護師 運命が導いたM総合病院との縁
今回は、M総合動物病院との出会いと、8ヶ月後、ようやくそこで正式に採用されるまでの運命的でスピリチュアルな宇宙の采配をメインに書きたいと思っています。まだ採用が決まっただけで、働き始めてもいないので、これが将来的に吉と出るか凶と出るかは分かりません。しかし、これまで自分で運命をコントロールしようとしてきた私が、珍しく慌てず、行く末を天に委ねた、自分の内側の些細な確信を信じた経験だったので、誰のためともなく記録しておきたいと思ったのです。
これまでの転職経験について振り返ると、私はキャリアチェンジや転職の回数が人一倍多いですが、決して「やりたいことが見つからない」とぼやきながら、怠惰に生きてきたわけではありません。常に全力投球してきました。しかし、転職のたびに「今度こそ私のやりたいことだ」と、新しい挑戦を美化する一方で、手放すものには「間違えて選択したもの」というレッテルを貼り、その結果、自分の中で次なる「やりたいこと」に対する確信を持てなくなり、それに注ぐエネルギーが虚しく感じられるようになっていました。
でも今振り返ると、すべての経験が必要なものだったと改めて気づくと共に、次の挑戦(M総合動物病院での経験)が、私の運命を最終決定するような「超重要なもの」「成功すべきもの」「人生の中心として全てを賭けるべき絶対的なもの」という位置づけではなく、「私の人生の一部としてうまく生かしていくもの」という認識に変わっていることに気づきました。簡単に言えば、仕事に対する執着がなくなったのです。
そして、どの経験も忘れがたく貴重だと思いながらも、過去の苦労を勲章にしたり、今後の経験の足かせにしたくはないと思いました。むしろ今ここでしっかり振り返り、綺麗さっぱり忘れてしまいたいとすら感じています。noteに記録が残っていると思えば、過去の苦労を忘れることを恐れることなく手放すことができ、軽く、自由に、バージョンアップした自分で社会に戻っていける気がするのです。
このような経緯を踏まえて、三部作で書こうと決めました。
・第一部では、パンデミック中に渡米し、動物看護師を目指して勉強を開始したこと、V一般病院でのエクスターンシップとフルタイム採用、国家試験合格の過程を振り返ります。
・第二部では、スキル向上のために転職したV緊急病院での夜勤や、有資格者としてのプレッシャーとの戦いを描きます。
・第三部では、バーンアウト後の無職期間と、M総合病院に出会い、採用されるまでの紆余曲折を綴ります。
さて、いつも行き当たりばったりな私ですが、予定した通りの構成で、第三部までの内容を、M総合動物病院での初回の出勤日までに書き終えることができるでしょうか。ご期待ください。