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【画像生成AI 便利ツール】プロンプト作成を簡単にするためにChatGPTを組み込んだ!Midjourney対応!
〜3月15日 07:30
近頃、SNSなどで「AIが描いたイラスト」や「AIが作成した芸術的な風景写真」を見かける機会が増えたと感じませんか。
実際、画像生成AIはここ数年で急激に進歩していて、自分のイメージを言葉にして入力するだけで、想像もしなかったようなビジュアルを生成してくれることがあります。
こうした技術を少し前までは「専門知識がないと難しそう…」と敬遠している方も多かったかもしれませんが、今では比較的手軽に扱えるようになってきています。
ただ、実際にAIにイメージを伝えるための「プロンプトづくり」が思った以上に重要であることにも気づくはずです。
言葉をどう選ぶかによって、出力される画像は大きく変わるもの。
漠然と「かわいい猫」と書くより、「オレンジ色の毛並みを持つ、微笑む猫のキャラクターイラスト」のように詳しく指示をすると、かなり違う結果が得られます。
もちろん、こだわればこだわるほど完成度は上がりますが、その分だけ細かい作業が必要になりがちでもあります。
プロンプトづくりの面白さと手間
プロンプトを考える作業は、やり始めると意外なほど奥が深いものです。
たとえば「構図」「画質・解像度」「登場人物の年齢」「背景の雰囲気」「カメラモデル」など、指定できる要素は実はたくさんあります。
さらに、多くの画像生成AIが英語プロンプトに最適化されているため、英語でのニュアンスを上手く表現する必要が出てくるケースも少なくありません。
「英語表現はちょっと苦手…」という方や、細かい要素を一つひとつ記述するのが大変だという方にとっては、ここがハードルになりがちです。
もちろんそれが面白さの一つとも言えますが、慣れないうちは戸惑うことも多いでしょう。
そこで今回ご紹介したいのが、OpenAIのAPIを使ってChatGPTを組み込み、プロンプトづくりをサポートする「画像生成AIプロンプト with ChatGPT」、略して?「画像生成AIプロンプトGPT」というツールです。
「画像生成AIプロンプトGPT」とは?
このツールは、もともと私自身が提供してきた「画像生成AI作成 便利ツール」の進化版とも言える存在です。
これまでにも、Midjourneyなどの画像生成AIを扱う際に役立つ機能を作ってきましたが、今回はさらにChatGPTと連携することで「日本語を入力すると、自動的に英語プロンプトに変換してくれる」仕組みを実装しました。
多くの海外製AIは、やはり英語をベースに作られているため、英語で指示を出したほうが理想のイメージに近い結果が得やすいです。
とはいえ、慣れない英語で長文のプロンプトを組み立てるのは手間がかかりますよね。
そこでChatGPTが自然な英文を作ってくれると、手軽さと正確さが大幅にアップするというわけです。
基本的な使い方:簡単ステップで英語プロンプト作成
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まず最初に、画質・解像度やアングル、背景設定、キャラクターの年齢など、必要そうな項目を選びます。
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それからシーンを日本語で具体的に書き込みます。
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たとえば「ステージでラップを歌う若い男性」など、自分が思い描いている状況を書くのがポイントです。
この段階で「プロンプトへ変換」ボタンをクリックすると、下の「プロンプトエディタ」に文章化された英訳が表示されます。
英語が苦手な方や、文章を自分で翻訳するのが面倒な方でも、一気に手間を省けます。
そうして生成された英語プロンプトを、そのままMidjourneyやほかの画像生成AIにコピペすれば、すぐに理想の画像を試せるのが便利でしょう。
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動画にしてみました。
2月16日に早速バージョンアップしました
今回はプロンプトの量を増やしたことと、Midjourney用のネガティブプロンプトを追加できる機能を有しております。
変更点を動画にしています。
機能説明の追加
< 2月17日 >
機能説明の追加です。
バックエンドでChatGPTを組み込んでいますので、テキストエリアに「お題」を入れてあげると、一文字だけでそれなりのプロンプトは作成します。
例えば「少年」と入れただけでこんなプロンプトを表示します。
Generate an image of a young boy in a whimsical and dreamlike art style, with a close-up shot capturing his innocent expression. Use soft pastel colors to enhance the dreamy atmosphere. Illuminate the scene with warm, gentle lighting to evoke a sense of nostalgia. Place the boy in a magical forest setting with intricate details such as sparkling fireflies and lush greenery. Ensure high quality and resolution with added details like individual leaves and intricate patterns on his clothing.
少年の無邪気な表情をクローズアップでとらえた、気まぐれで夢のようなアートスタイルの画像を作成します。パステルカラーの柔らかい色調で、夢のような雰囲気を強調してください。暖かく優しい照明でシーンを照らし、ノスタルジーを呼び起こします。きらめくホタルや青々とした緑など、細部にまでこだわった幻想的な森の中に少年を配置しましょう。葉っぱの一枚一枚や衣服の複雑な模様など、細部にもこだわって高品質と解像度を確保しましょう。
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「ポケットモンスターのような」とひと言入れると・・・
Create an image in the style of Pokémon, with a dynamic composition and a top-down view. Use vibrant colors and tones to bring the scene to life. Illuminate the artwork with bright lighting to enhance the playful and adventurous mood. Include detailed background elements like lush forests or bustling cities. Ensure high quality and resolution, adding extra details to make the image captivating.
で、出来上がったのが
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キャラそのものじゃん・・・いいのかぁww??
しかし、なかなか便利でしょ♪
Midjourney用パラメータにも対応
Midjourneyでは、独自のパラメータ設定によって画像のスタイルやフォーマットを細かく調整できるのが魅力です。
たとえば「--ar 16:9」でアスペクト比を設定したり、「--s 750」でスタイリゼーションの度合いを調整したりと、さまざまな指定方法があります。
慣れてくると、こういったパラメータを駆使して仕上がりを大きく変えられるのが面白さの一つです。
このツールでは、Midjourney向けのパラメータ指定箇所も設けているため、必要な数値や文字を入力して「追加」ボタンを押すと、自動的に「プロンプトエディタ」に反映されます。
さらに、赤っぽい文字表示があるのは、画像内にテキストを入れるときのための機能です。
看板に店名を表示したり、マグカップに文字を入れたりしたい場合は「〜name written as "○○"」のように書くと、それがイメージに反映される可能性が高くなります。
マグカップは「magcup "◯◯"」でも再現されましたね。例えば、マグカップに「HobohoboAI」という文字入れを行う場合、mugcup”HobohoboAI”と打てばこの用に表示されます。
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ただ、日本語テキストは再現率が低めなので、英語のほうが効果的かもしれません。
価格とAPI利用の関係
今回のツールは、OpenAIのAPIを私個人のアカウントで利用する形になっているため、あまりにも多くのユーザーが短期間に大量利用をすると、APIコストが高額になってしまうおそれがあります。
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そこで1,500円という価格設定にし、もしも予想を大幅に超える利用量があった場合には制限をかける可能性があるかもしれません。
とはいえ、それだけの需要があれば嬉しいことでもあるので、できるだけ多くの方に使っていただきたい気持ちも正直あります。
近いうちに、WordPressのプラグインとして提供する予定もあるので、その際は各自でOpenAIのAPIキーを取得してもらう形になるでしょう。
そうすれば、個々の利用状況に応じてコストを管理できるので、より自由に使っていただけるようになるのではないかと思います。
ChatGPT連携がもたらすメリット
画像生成AIでは英語表現がキーになる場面が多いとはいえ、ついつい細かいニュアンスで戸惑う方も多いでしょう。
ChatGPTと連携すると、その手間が大きく省けるだけでなく、文章の自然な流れや構文の崩れを自動的に整えてくれる利点があります。
もちろん、すべてを丸投げしてしまうよりは、生成された英語を自分でチェックしてちょっと調整してみると、さらに理想的なプロンプトに近づきます。
単に“英訳する”という作業を代行してくれるだけでなく、ChatGPTに「もう少しやわらかいイメージにして」「背景の詳細を入れて」などと追加指示を出すことで、文章をどんどんブラッシュアップすることも可能です。
これからの画像生成AIの可能性
画像生成AIは、今やイラストや写真風の画像だけでなく、さまざまなジャンルに対応するようになっています。
人物の作り込みが非常にリアルになったり、風景の合成がまるで本物の写真のようだったり、技術の進化はとどまるところを知りません。
今後は、動画生成AIや3Dモデル生成AIなど、さらに複雑な分野へ応用が進むことが見込まれています。
そうなれば、プロンプトで映像の構図や動きまで指定する世界になるかもしれません。
そのためにも、まずは画像生成の段階で「自分のイメージを的確にAIに伝えるスキル」を磨いておくと、これから訪れるAI時代において大きなアドバンテージになるでしょう。
まとめ:創作のハードルを下げるツールとして
「画像生成AIプロンプトGPT」は、ChatGPTを活用することで、日本語ベースの入力からスムーズに英語プロンプトを作れるよう工夫されています。
これによって、画像生成AIに興味はあるものの、どうやって指示を出せばいいかわからないという初心者の方や、英語表現にハードルを感じていた方でも、気軽にクリエイティブなチャレンジができるようになるでしょう。
Midjourneyのパラメータ設定にも対応しているため、上級者の方がより詳細な指示を出したいケースにも十分応えられます。
文字表示や構図の細かい指定など、試行錯誤を繰り返していくうちに、自分の頭の中にあるイメージが少しずつ形になる感覚はとてもやりがいがあります。
今後に向けて
1,500円という価格設定は、OpenAIのAPIコストを考慮してのものですが、それだけの価値を感じてもらえるよう、今後もアップデートしていくつもりです。
もし実際に使ってみて何か気づいた点があれば、ぜひフィードバックをお寄せください。
多くのユーザーが使うことで、より良いツールに育てていければと思っています。
また、プラグインのリリースについても少しずつ準備を進めています。
そのときは各自でOpenAIのAPIキーを取得する形になりますので、価格は抑えられると思います。
まとめ
画像生成AIの可能性はどんどん広がっており、プロンプトの作り方ひとつで想像以上に奥深い世界を体験できます。
ChatGPTと組み合わせた「画像生成AIプロンプトGPT」を使えば、プロンプトづくりの面倒な部分を大幅に削減し、クリエイティブな部分に集中することが可能になるでしょう。
ぜひ興味を持った方は実際に触れてみて、いろいろなシーンやキャラクターをAIに描かせながら、自分だけのオリジナル作品を生み出してみてください。
思い通りの画像が生まれたときの達成感はもちろん、予想外の仕上がりに驚かされることもあるはずです。
これからも進化し続ける画像生成AIの世界を楽しみながら、あなたの創作活動の幅を広げていただければ幸いです。
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2月13日 07:30 〜 3月15日 07:30
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