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プロンプト作成が簡単&便利!Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール をバージョンアップしました
今回は2日前に公開した「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール」をバージョンアップしたというお話です。
先日の記事です。
もうバージョンアップって・・・早いでしょw
その名も「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール Ver. 1.2.0」です。
Midjourneyのためのプロンプトを効率よく整えてコピペする機能を備えた、いわば「お助けツール」的なものなのですが、今回のアップデートし、使い勝手がさらに向上し、一段と便利になったということです。
Midjourneyを普段から使っているけれど、もう少し便利な方法はないかなと思っている方や、これからMidjourneyに挑戦してみたいという方にも、この記事を読むことで「あ、これ使ってみたいかも!」と思っていただけたら幸いです。
Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール とは
さて、このツールは、Midjourneyで画像を生成するときに使う英語のプロンプト(指示文)を、テンプレート的にいくつかの項目に分けて準備し、それをコピー&ペーストで貼り付けて活用するためのWebツールとして作成しました。
Midjourneyは、こちらの意図をより正確に伝えるために英語のプロンプトをなるべくしっかりと書き込んだほうがいい場合もあれば、シンプルにまとめたほうが想像を膨らませて面白い表現になる場合もあるなど、使い手の工夫しだいで作品の幅がぐっと広がる画像生成AI
です。
とはいえ、実際に素早く創作していくうえでは、あらかじめプロンプトを考えておいて、要素ごとにサクッと呼び出して貼り付けるほうが効率的という場面も多いかと思います。
しかし、ツールなしでそれをやろうとすると、メモ帳やらスプレッドシートやらにプロンプトの部品を並べておいて、必要に応じてコピペする手間がかかったり、あちこちにファイルを分散させてしまって整理に困ったりと、意外に大変な作業になりがちです。
そういった不便を解消するために作成したのが、「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール」です。
バージョンアップしてどう変わったのか
項目を選んでコピペするだけで、それなりに凝ったプロンプトが作れるのですが、今回のVer. 1.2.0では使い勝手の良さを改良しています。
何がどう進化したか、まず大きなポイントは新たに追加された「簡素化編」と「翻訳エリア」です。
この二つが入ったことで、現実的な作業効率がかなり向上し、Midjourneyを使う人の好みによってプロンプトを切り替えることが簡単になりました。
簡素化編で自由なプロンプト作成
まずは「簡素化編」についてもう少し掘り下げてお話ししましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1738119407-gmF5w6CyV8YtIOfzQ7q0kRHJ.png?width=1200)
Midjourneyは詳細な指示を与えれば与えるほど、精密さや表現の方向性をコントロールしやすくなる一方で、あまりに指定を細かくしすぎると、かえって想像の幅が狭まってしまうケースもあると言われています。
たとえば、「写真風のリアルな描写を狙うのか、それともイラストっぽく幻想的な描写を狙うのか」という分岐すら、プロンプトが長大になっていると、どこで調整すれば良いのか分からなくなってしまうことがあります。
あるいは、ものすごく凝ったプロンプトを使ったのに、逆にMidjourneyが意図を汲み取りきれずに「なんだかイメージと違うな」と感じさせる結果が出たりすることもあるわけです。
もちろん、詳細なプロンプトが悪いという話ではありません。
アーティストの中には、細かいニュアンスを追求してこそ得られる独自のスタイルを持つ方も多いですし、狙い通りの作品を生み出すために何度も緻密にプロンプトを試行錯誤するのは、それ自体が奥深い創作作業です。
しかし時には、サクッとシンプルな指示だけで面白い画像が得られる「偶然のインスピレーション」も大切です。
ざっくりとした指示をあえて書いてみると、思いがけない想像力がMidjourney側に働いて、こちらの予想をはるかに超えた作品が飛び出してくるということもあるんですね。そんな「シンプルなプロンプトで遊ぶ」スタイルを気軽に実践できるように追加されたのが、今回のVer. 1.2.0での「簡素化編」機能です。
どういうことかというと、あるいはあらかじめ用意された「簡単な表現」のプロンプトをコピペして使用する、ということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738119453-Eq6RaADdwyY5JOmCSK2QkjnW.png?width=1200)
これによって「具体的にこういうディテールを入れよう」と頭を捻るより、「ふわっとしたイメージでまずは作ってみたい」というときに、パパッとプロンプトを選んで貼り付けるだけでOKになります。
もし、凝ったプロンプトを組み立てたい気分のときは従来どおりのプロンプトを使い、逆にちょっとざっくりだけど面白いものが出てこないかなと思うときは「簡素化編」を呼び出す、という切り替えが出来るということです。
Midjourneyをある程度使い慣れた人なら、シンプルと凝ったプロンプトの両方を行ったり来たりしながら創作していくのが当たり前の流れになっているでしょうから、この簡単な切り替えはとてもありがたいと感じるのではないでしょうか。
特に初心者の方には、まずシンプルな形でMidjourneyに触れ、AIの出してくれる画像を楽しむという入口が用意されているのは嬉しいポイントかもしれません。
プロンプトがややこしいとそれだけで敷居が高く感じられることもありますからね。
翻訳エリアを設置
次に「翻訳エリア」の設置です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738119428-4KR1u5vMfJoix297m30QYXdE.png?width=1200)
翻訳機能自体は、世の中に数多くのサービスやアプリがあります。
Google翻訳やDeepLなどを愛用している方も多いと思いますが、ツールの使い方によってはわざわざブラウザで別のタブを開いて翻訳ページへ行き、日本語で書いた文を英訳し、そしてその英語をコピーしてプロンプトに貼り付けるという手順が必要になることがあります。
これはこれで仕方ないことなのですが、やはり作業のテンポが悪くなるのも事実です。
特に、Midjourneyで画像を生成しながら思いつくままにプロンプトを追加・修正していきたいというときには、あまりページを行き来したくないと思うものです。
そこで「翻訳エリア」を追加し、そこに日本語で思いついたフレーズやキーワードを入力すると、その場で英訳してくれるようにしました。
しかも、その英訳結果をすぐさま「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール」のテキストエリアに貼り付けられるようになっていますから、いちいち別の翻訳サイトを開く必要がありません。
これが意外に便利で、「あとで翻訳しよう」と思って忘れてしまったり、ブラウザのタブがいっぱいで混乱してしまったりといったことがなくなるわけです。
もちろん、翻訳のクオリティに関してはまだまだAI翻訳や自動翻訳も発展途上ではあるものの、Midjourneyのプロンプトという用途であれば、概ね文意が伝われば十分な場合も多いと思います。
意味が少々前後しても、実験的にどんどん投げてみて、面白い結果が出たら儲けもの、ぐらいの気軽さで使うケースもあるでしょうし、「翻訳エリア」によってその手間が大きく減るのは、創作意欲を途切れさせないためにもかなり重要だと思います。
今回は英訳だけに限定されていますが、ほとんどのMidjourneyユーザーが英語でプロンプトを書くことを前提にしている以上、それで十分なことが多いのではないでしょうか。
日本語で直接指示を入れてもMidjourneyがある程度は解釈してくれたりするのですが、まだまだ英語のほうが安定感があると感じることもありますから、そういう面では英語にパッと変換できるのは嬉しいですよね。
また、英訳前に自分でちょっとした修正を加えるのも簡単で、例えば「もう少し意味合いを強めたい」「ニュアンスが柔らかい表現のほうがいいかも」と思ったときに、翻訳エリアに入力した日本語の文言を微調整して再度翻訳してみる、なんてことも素早く行えます。創作と翻訳がツールの同じページで完結するというだけで、予想以上の効率アップを実感できるでしょう。
ベーシックなプロンプトは装備しています
プロンプトをいくつかの要素やジャンルに分類しておいて、必要なものを選んでテキストエリアに貼り付けるだけである程度のプロンプトが組み上がる、という基本機能はとても便利だと思います。
たとえば、人物の髪型や表情の指定、背景の種類やアートスタイルなど、Midjourneyで頻繁に使うであろうパーツをいくつもリストアップしているので、そこからパッと選ぶのは本当に手軽で、重宝するシーンが多いと思います。
もちろんその際に翻訳エリアを使って、新たな文言を付け足したり、既存のパーツをちょっと書き換えてみたりすれば、それこそ「簡単だけどちょっと工夫された」プロンプトが完成しますので、より自由度が増している印象です。
特にAIによる画像生成は、ユーザーが「試行錯誤しながら結果を見て学習していく」プロセスが何より楽しいものです。
こういったツールを使うと、試行錯誤のサイクルを圧倒的に短くできるので、いつもより多くのバリエーションを試したり、「こんなキーワードを入れたらどうなるんだろう」という思いつきをすぐ行動に移せたりします。
そういった積み重ねの中で、自分の作風や好みが徐々に確立されていき、最終的には「あ、こういうプロンプトを書いたら、こんな感じの作品が生まれるんだな」という感覚を身につけていくのです。
ツールが便利だと、その学習のペースがぐっと速くなり、時間を効率よく使えるだけでなく、創作のモチベーションも高まりやすいと言えるでしょう。
とはいえMidjourneyのプロンプトにはコツは必要
もちろんMidjourneyのプロンプトづくりには、ある程度のコツや慣れも必要です。
例えば、英語特有の文法や単語選びの癖を掴むことで、より思い通りの結果が得られる場合もあります。
そういった知見を少しずつ蓄えて、自分独自のプロンプト集を作るのも楽しみ方のひとつですよね。
「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール Ver. 1.2.0」を上手く使えば、過去に自分が入力したプロンプトをベースに「今度はもう少し長めに書いてみよう」とか「この部分をちょっとシンプルな表現に置き換えてみよう」とか、コツが掴めてくることでしょう。
面倒が少ないので、「あれ、あのフレーズどこに保存してたっけ?」と探す手間も減らすことができるかもしれません。
改めてバージョンが上がりました 草
そして改めて申し上げると、特に注目すべきは、「簡素化編」でシンプルなプロンプトを作成できるようになったことと、「翻訳エリア」が追加されて日本語で思いついたフレーズを即座に英語に直して、そのままプロンプトに活かせるようになったところでしょう。
まずこの二つを使ってみることで「おお、こんなに楽になるんだ」と体感してもらえるのではないかと思います。
Midjourneyユーザーであれば、プロンプトの完成度によって仕上がりが大きく変わることは身をもって知っている方が多いはずです。
かつては「AIが勝手に作ってくれるんでしょ?」と見られることもありましたが、実際にはAIと人間がコミュニケーションを取るための言語として、プロンプトはとても重要な役割を担っています。
だからこそ、プロンプトの作り方や管理の仕方を工夫できるツールは大いに歓迎されるべきです。
手軽に使えるWebツールゆえに、初心者がまずMidjourney体験を始める際のハードルを下げるという意味でも非常に価値があると感じますし、経験者にとってもプロンプトの切り替えや新しい要素の追加を効率化できるなどのメリットはあると思います。
アナログ的な方法でプロンプトを管理していた人も、これを機に一度試してみる価値は十分にあるでしょう。
AI画像生成は楽しくなくっちゃ
AI画像生成は、技術的にどうこうというのも面白い側面ですが、最終的には「自分が想像したものをどこまで実現できるか」「思いもよらなかった表現が出てきてわくわくするか」というクリエイティブな喜びが醍醐味ですよね。
私もMidjourneyをしばらく触ってみて、プロンプトの奥深さに驚いた経験がありますが、最初のうちはいちいち「英語はどう書くんだっけ」と迷ったり、DeepL翻訳やGoogle翻訳を行ったり来たりで時間を食ったりして、最終的にどんなキーワードを入れていたのか分からなくなったりということが多々ありました。
もっと手軽にという目的のためだけに「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール Ver. 1.2.0」を作成しました。
ツールを使うことで、それらの無駄が減るならば、やはりそのぶんだけ多くの画像生成を試せるようになるわけですし、結果的に「面白い作品が生まれる確率」も上がると感じます。
まとめると
「Midjourneyプロンプト・コピペ・ツール Ver. 1.2.0」は、簡単にプロンプト作りをサポートします。
コピペでプロンプトを作成することで、創作のハードルがぐっと下がり、同時に効率は高まっています。
今後もMidjourneyが多くのユーザーにとってクリエイティブな遊び場であり続ける中で、少しでも興味が湧いた方は、利用してみてください。
そうやって遊んでいるうちにきっと新しいアイデアや発想も生まれるでしょう。
AI画像生成に興味はあるけれど、英語がネックになってなかなか手を出せなかったという方がいたら、ぜひこの機会にトライしてみるのもいいでしょうし、すでにMidjourneyを使いこなしているという人にも、このツールが新たなインスピレーション源となるかもしれません。
今後はAIが進化するにつれ、プロンプトの書き方やツールの使い方もどんどん変化していくでしょうし、同じ道具を使っていても、人それぞれが思い描くビジュアルやアートの世界観は千差万別です。
そうした無限の可能性にワクワクしながら、自分だけのMidjourneyライフを一歩先へ進めてみてはいかがでしょうか。
バージョンアップも行う予定・・・
また、ツールを作った側というか私自身も使用しますので、必要に応じてバージョンアップしていく・・・・予定です。
ただ、なまぐさで飽きやすい性格なので、どこまで続くかは・・・ww
ま、でもこれから先さらに面白い機能が追加される可能性もあるでしょう(あるかもしれないw)。
AIだけでなく、その他の技術も進歩していますからね・・・
がんばります。だから、応援の意味で購入を検討してくださいネ。
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