芸術の灯の話

私はロックが好きです。

「ロックの精神」というものをどのくらい頭で理解出来ているかはわかりませんが、聴いたり演奏したりするのは好きで、感覚ではわかっていると思います。熱いものを感じます…!

しかし、ロック好きだからと言って、髪を赤くしたり、破れたジーンズを履いたりはしていません。ビジュアル的には いたって普通で、清潔感のある格好。むしろロックとはかけ離れているキャラクターだと思います。

これももう少し前のことですが、「芸術の灯を絶やしてはいけない」という表現を耳にします。

私は音楽という分野で芸術に携わっているし、芸術全般大好きだけど、これを真っ先に主張することには疑問があります。

まず、確かに絶やしてはいけないかもしれないけど、果たして絶えるのか…?

絶えてしまうかもと思っていること自体が間違っている気がします。

良いものは必ず残ると思うのです。

今回のコロナで、さまざまな分野で自然淘汰がされていくと思います。

これを自然と言っていいのかはちょっとわかりませんし、個人レベルで見たらもちろん辛い場面もありますが、やむを得ないのでは…?いつの世も同じはずです。

それから、こういうことはポエム的に語っても社会に通用しないと思います。

そんなところでアーティストぶらないで、例えば、

「普段は音楽家を職業にしていて収入を得ているのだけど、こういうわけで収入がなくなり、生活困るんです(泣)」って正当に主張すれば良いのでは?

なんなら世の中(政府?)に反抗しているほうがカッコいい、正しい姿だみたいな風潮もある気がして、それがカッコ悪いなーと思います。

最近の政府への批判・反抗みたいなものは、全然ロックだとは思えません。

今の政府は信用出来ないけど、感染拡大防止に有効なのは自粛(外出しない)であるのは確かな事実だろうと信じられます。

政府なんかに期待しないで、自分の頭で何をすべきか、原点に立ち返りシンプルに考えたいものです。

ロックミュージシャンだって税金は払っています。

アーティストである前に、社会的に通用する人間でありたいです。

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