アラスカ1人旅記録 vol.17
帰還編✈️
バスがデナリ国立公園のインフォメーションセンターに到着した。
おれ、生きてるー!!
人工物、あるーーー!!!
と喜びを5秒ほど噛み締め、急いで受付のお姉さんに相談する。
タロ: " アイロフトスマートフォン!"
姉: "オーマイガー🙄"
とにかくPCを貸してもらう。
Google先生、頼んまっせ、、!
しかしそこには
「スマホに送られた認証コードを入れてください」
、、、、なぬ!?!?
お姉さん(以下レイチェル)も何度も試してくれ、最後には自分のスマホを使っても試みてくれた、が結果は同じ。
レイチェルはしばらく考えたのち、
「パスポートを貸してくれる?あと予約をとった鉄道と航空会社の名前はわかる?」
と言い、電話をかけ始めた。
「もしもし、今ある男性がスマホを落としちゃったみたいなの。それで、チケットナンバーが分からないんだけど、何とか教えてくれない?そう、タローコジマっていうアジアの男性よ、、、」
しばらくするとレイチェルは電話をしながら私にウィンクしてくれた。
「大丈夫よ!任せて!」という心遣いだろう。
泣きそうだった。(泣いていたかもしれない)
こんなに親切な人がいるんだ。
何ヶ所も電話をしてくれた後、
レイチェルは
「鉄道とアラスカ空港のナンバーはゲットしたわ!これで帰れるよ😉ただ、アラスカ空港以外のチケットナンバーは調べられなかったの、、。乗り換えの時にその航空会社に直接聞くしかなさそうね、、。」
と丁寧に教えてくれた。
凄すぎる!頼もしすぎる!何より優しすぎる!!
"Thank you your kindness!!"と叫びまくる私にメモを手渡しながら
「もうこれは落しちゃダメだよ😉」
と握手をしてくれ、私は鉄道へ向かった。
"Thank you your kindness!!"と相変わらず叫びながら。
おれも人の気持ちとか大変さに言葉だけじゃなく行動で手を差し伸べられる人になりたい。
レイチェルさん、本当に本当にありがとう。
鉄道に乗り、旅の始まりの場所フェアバンクスへ向かい、駅から空港まで2時間ほど歩く。(勿論節約のため)
空港に着いた時はかなり暗くなっていた。
予定通りここでも空港泊をした。
フェアバンクスはベンチが寝やすくていい、動物の剥製もあって、熊や狼たちに見守られながら眠った。
無事でよかった。
ありがてぇ、ありがてぇよぉ。
続く。