日々是紅茶① 大福と紅茶
我が家は、和菓子が好きで、緑茶や抹茶、焙じ茶などと併せていただくことも多いけれど、好奇心が優ったときは、紅茶を合わせることも。
一般的に和菓子に合うとよく言われるのは、セイロンティーだと「ヌワラエリヤ」。インドだと「ダージリンファーストフラッシュ」。
でも、今まで和菓子を食べて実験してきたけれど、必ずしもすべての和菓子に合うわけでもないのだ。そんな食べ比べ講座も昨年は開催した。(もちろん個人の好みだから、正解はないけれど)そんなわけで、楽しみ方の幅を広げるべく、ちょっと寄り道もする。
先日、思いがけず友人に差し入れてもらった、念願の「塩豆大福」。
噂では聞いていた、とっても美味しいと有名な「虎ノ門 岡埜栄泉」さんのもの。
ここの豆大福は、私が勝手にひとことでいうと「とろける淡雪大福」!
堂々とした佇まいでボリュームがある反面、繊細で上品な口当たり。
口に入れると柔らかなお餅となめらかで瑞々しいこしあんがスーッと溶けていってしまう感覚。
この大福には、優しく寄り添う位の紅茶がいい。
もちろん、ヌワラエリヤもきっと合うけれど、今回は、少し高温で淹れたキャンディーOPで。
今回はさらっとしたあんこの雪が森の土に溶けていくのをイメージして、秋冬の森林を思わせるような奥深い香りを楽しむためのキャンディーの淹れ方。
あえて高温で淹れてすこし渋みも引き出し、あんこの甘さをさっぱりさせる作戦。
永遠に食べ続けられそうな位、どちらも進むペアリング☆
*今回、セイロンティーのキャンディーは、フルーティーな甘い香りも樹木のような香りも両方持っていて、色んなシーンで使い分けできる優秀なミツティーさんのOP(オレンジペコー)
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