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タイのお守り


HoDaと申します。タイ、バンコクに住居しております。2002年にタイに移って参りましたので在タイは20年を越えました。こちらでは、タイのお守り「プラクルアン」について、色々書きます。

私はプラクルアンのコレクター…、かと言いますと、世間一般的なイメージのコレクターとは聊か異なるのではないかと思います。一時期より数は減りましたが、現在でも少なからぬ数のプラクルアンを所有しておりますので、コレクトしていると言えばコレクトしていますので、コレクトする人間、つまりコレクターではありますが、数を多く集めて満足する、というよりは、プラクルアンについての知識、情報を多く蓄積。それを元に真贋鑑定できる事の方に喜びを感じる部類になります。とは言え、少し前から数えるのを止しましたので具体的な数字は定かでないものの、おおよそ、200~300ぐらいのお守りは、未だに保有しているかと思います。

タイに来た当初は、もちろんプラクルアンについて何も知らず、また周囲のタイ人にも詳しい人はいませんでした。当時のプラクルアン世界は閉鎖的で、限られた強面オッサン連中しかおらず、一般人、特に外国人には縁遠い所でしたが、時代はかわり、また幸運にも私は、良いプラクルアンの先生方との出会いに恵まれ、現在に至っております。

私がタイのお守りプラクルアンについて本格的に勉強を始めたのが、今から10数年前。当時、日本語で書かれたプラクルアンの資料は非常に少なく、お勉強に中々難儀をしました。そこで自分自身が得たプラクルアン情報を日本語でお伝えし、また備忘、復習の意味も込めてブログという形にして残して来ました。ブログ開始から干支も一周しておりますので、世の中のテクノロジーも随分と進歩。当時は無かった優秀、便利なツールも今はあり、「ブログ?書くならnoteでしょノート」と友人知人に薦められた為、アカウントだけは随分前に開設していたのですが、生来の物臭性格が災いし、今に至るまで放置。ある日…というのが今日、今なんですが、なぜかやる気が突然上昇…突然段ボールというバンドの方とミクシーというので昔、繋がっていたなあ、とかいう懐かしい思い出を語ると脱線もすごい事になりますので、それは流して続けますが、今まで投稿を続けていた弊ブログでは、何も考えず、好き勝手に書き倒して来た為に、書いた当人でさえ、何を何処に何時書いたかわからない、という事態となってしまっております。

10数年前に一人で始めたプラクルアン活動ですが、ブログやその他ソーシャルネットワークサービスを通じ、たくさんのプラクルアンに興味をお持ちの方々と御縁、知遇を得まして、豊穣プラクルアン活動となって来ておりますが、皆さまがお持ちであるプラクルアンに関する知見は人それぞれですし、また求めている内容も異なるかと考えます。こういう事も考慮し、初手の方から手練れの方までご覧戴ける内容を目指していく所存です。あくまで目標です…。
 
先ず、「プラクルアンとは何ぞや」という話を少ししなければいけないのかな、と思いますので、軽く説明いたしますが、直訳的にご説明しますと、プラクルアンは、
仏(または僧侶)の物(デバイス)」となります。一般的に申し上げますと「タイ仏教のお守り」となります。元々は仏塔などに奉納する為に製作されたようで、寺院の修繕などを行う際、お布施を募る目的で信者、門徒に配布したのが始まりだと言われています。
 
プラクルアンの種類は、星の数ほどありまして、

材質×形状×発行年×発行寺院×祈祷をした僧侶

の組み合わせだけ存在します。

例えば同じ形状のお守りでも、材質が違っていたり、型が異なったり、発行年が違ったりする為、ぱっと見、どこが違うのかわからない事もよくあります。従いまして、すべてを網羅するのは極めて困難…といいますか、不可能です。無理。
 
そして、プラクルアンといいますと、「高額で取引される物もあり、投機目的で扱われたりする事もある」という文言も、ネット上でちらほら散見します。プラクルアンの楽しみ方は千差万別ですので、「投機」目的で所有される方もおられるでしょうが、私自身の周りを見渡しますと、投機目的の方は少なく「投資」的に、つまり長期保管する方が多数です。

プラクルアンの売買を生業にしている店舗は別として、個人で投機的にプラクルアンの遣り取りをされる方は、それほど多くありません。プラクルアンを探している方とプラクルアンを持っている方を繋ぎ、右から左で紹介するという人はありますが、これは投機とは異なるブローカーのような立ち位置となります。

お守りの価格は、

希少性×需要(欲しいと思う人が多い)

で決まります。お守りに興味がない方からすると、1000円でも高いと思われますが、欲しいと思う方は、その10倍、100倍、1000倍でも払う方はいます。日本で一時期話題となりました、高価な壺等を高額で信者に購入させる、いわゆる「霊感商法」と大きく異なる所は、「押し売りは存在しない」という所で、要らんもんは要らんと言えばそれまでの話です。シンプル。

需要と希少性の高いお守りは、もちろんですが、高額で取引されます。そうなりますと、仏教の道どころか、人の道に悖る外道が、偽物を作成販売したりします。畜生です。そういう紛い物が散らばり、市場に溢れているのですが、売り手の人間(意図的であれば、それは畜生ですが…)の話を信じたり、あるいは

うわ!廉価!入手!転売!利鞘!…うひひひひひ

と邪な考えを起こした者は、「ゲェー」と呼ばれる偽物紛い物を掴まされたりします。余談ですが、頃日、日本の個人間売買サイトにおきましてもプラクルアンが多く出品されていますが、ほとんどがダメな物ばかりです…。これについてはまた改めて書きたいと思います。

プラクルアン活動の楽しみ方は人それぞれ。偽物でもただ格好だけ首からぶら下げたいので、安い方が良いと思われる方もおられるでしょうし、高くても絶対本物しか嫌だと考えている方もいらっしゃいます(こういう方が私の周りには多いです)。また、高額希少なお守りは真贋判定をする必要があります。鑑定ができず、高いお金を払って偽物を掴むぐらいであるならば、新しくても廉価な本物が良い、という方もたくさんいらっしゃるでしょう。

個々のお考えとご予算に応じて、お好みのお守りに出会われる事を僭越ながらお祈り申し上げております。
 
さて、あまり初手から、ずらずら書きましても、退屈なだけだと思いますので、今日はこのぐらいにしておきます。今まで投稿してきた弊ブログサイトもしばらくはそのままにしておきますのでお時間がある方はご覧ください。

https://ameblo.jp/ho-da/
 

ご精読ありがとうございました。


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