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【Lv.27裏話】保育観ってなんだろう

こんばんは。さすけです。

Lv.27 このツイート気になっちゃいましたのコーナー略してこのツイ、第四弾となったこのエピソード。

今回はU先生 男性保育士Lv.20さんからお借りしたツイートを元に作り上げたエピソードでした。

実はこの【場面場面での子どもに対する声かけ】に関して、僕は特に去年とても悩んだ思い出があるので、少しお話してみたいと思います。


ある日、普段接している子どもから、『さすけ先生』ではなく『さすけちゃん』と呼ばれた事がありました。
僕からのリアクションが欲しくて、からかい半分でそんなふうに呼んできた…そんなシチュエーションです。

そんな時皆さんならどんな声かけをするでしょうか?
「先生のことは先生って呼ばなきゃダメだよ。」
「あれー?その呼び方はなんかおかしいな?」
「いえーい、さすけちゃんです!」

こんな時にどんな言葉がけをすればいいかは、具体的には保育所保育指針には書いてありません。
そうすると、保育者一人一人が培ってきた人生経験や保育現場での経験の積み重ね、子どもの特性や目指すべき保育の方向性などから、良い悪いを判断し、それぞれの言葉がけに繋げているだろうと思います。

ちなみに僕は「あれー?その呼び方はなんかおかしいな?」と声かけをしました。
子どもが僕に対して親しみをもって呼んでくれた気持ちを喜んで受け取りつつも、頭ごなしに注意するのではなく、園での生活の中で他者に対する適切な関わりを学んで欲しい…そんな気持ちからの言葉がけでした。

しかし、それを聞いていた先輩保育士にすかさず「こういう時はきちんと叱らなきゃ駄目」と言われてしまいます。

そういうことが何度もあり、気持ちが滅入ってしまった。
自分の関わりは何かを意図していたとしても伝えられない、伝わらない、理解されない…
それが去年の僕でした。

エピソード内冒頭での茶番やり取りはU先生のツイートを下敷きに、僕自身の経験を加えて作ったものです。

【子どもとの関わりに口を出してくる先生】にも、その人なりの保育観があり、その関わりを良いと思う根拠があるはずです。

しかし、多くの保育者が、互いの保育観の違いについて話し合い、互いを認め合い、自分の保育観をアップデートするための話し合いにあてる時間がない。

研修などでそれを補おうとしても、形式的で無難な研修で終わってしまう。
腹の底から保育観をぶつけ合える環境がそもそもないのではないでしょうか。

お互いの保育観をぶつけ合うことで、個人や組織そのものの質を上げることは本当は出来る。でも、それがなかなかうまくいかない…

そんな事を考えながら収録したエピソードでした。


それでは今日はこの辺で。
また次回。

さすけ



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