ただの年始だって思っていても良い
臨時列車で移動している。
空の移動が止められている影響で、便が増えているようだった。前もって予約してなかったから(席は)大丈夫なのかなと思っていたところ、その臨時列車に救われた。
関東も北陸も離れているけれど、つながっている。九州内の移動なのに、気配を感じている。ひとが話す声に、ただの年始じゃないのだと感じている。
いや、ただの年始だって思えば良いのだろう、とも思う。
曇っていて暗いのにさほど寒くないとわかった朝、安堵の息をもらした朝を思い出しながら。
平坦な道を歩けていて、鳥や人を仲間と見なしている。雨になったって、傘はある。人が作り出した街は無事に、そこにある。
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