世界に自分を投げ出し、両極を包含することを決意した出来事
経験してからアプトプットするまでにずいぶんと時が経ってしまいましたが、9月16日(土)にMiLI主催にてジョアン・ハリファックス博士の「セルフ・スチュワードシップ」のセミナーが開催されました。
セミナーはセルフ・スチュワードシップ4つの鍵を1つずつのセクションにわけて順に学んでいく構成で、日本では初めてお伝えする内容とのことでとても楽しみにしていました。
学びはたくさんあったのですが、一番衝撃的だった個人的体験は、
Section4のワークの時に転んで鼻の下をすりむいたことでした。
(なぜか出っ張っていて怪我しやすそうな鼻などは無事)
スタッフとして動いていて、前方のご参加者の様子を見るために後ろの台の上にあがり、そこから降りようとした時に段差を見誤って転倒したので、宙に飛んだように前のめりな姿勢で転んだのです。
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実は、そのひとつ前のSection3のワークをした時、自分の限界についていろいろ思いめぐらしていたら、ふと次の問いが降りてきました。
なんかこれは大切な問いではないかと急いでメモし、
今後ことあるごとに自分に問いかけてみようと決意したその矢先…
まさに世界に自分を投げ出すように飛んだのでした。
(心境としてはコレジャナイ感満載です…)
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後になって考えると、いろいろ逆のことが起こっていたように思います。
「しっかり今ここに意識を向ける」セミナーでうっかり転ぶとか。
「自分の限界を知り尊重する」ワークで、限界を広げる問いが浮かぶとか。
「命を大切にする行動を選択する」ワークで流血沙汰を起こすなどなど。
ダメダメの見本のような、
何やら2次プロセス(※注1)を拾いまくったような、そんなことばかり起こってました。(プロセスワークを習ってる皆さま、場の見立て仮説を聞かせて欲しいです)
怪我をしたことでたくさんの方に体調確認や労わりの言葉をかけていただき、いろいろケアしていただいたりして、それもまた新鮮な体験でした。
日常的に「他者のケアやサポートをする」という立場に同化しやすいのですが、起こる事に対して無力な自分を受け入れ「ケアやサポートをされる」という面でも逆のことが起こったように思います。
そこでセミナーの内容だけでなくこの一連の体験も含めて振り返り、インナーワークをしてみたところ、この「”逆”を包含する」ことがとても大切な要素だと気づきました。
私にとってセルフ・スチュワードシップとは、次の状態が大前提にあって発揮できるものなのです。
これまでもそれを好んできたと思っていましたが、今後は自らの行動指針として、より意図的に選択していこうと思います。
そして学びと気づきはこれだけでは終わらず、その翌日に参加した第6回GRACE研究会に続きました。
※続きの気づきはこちらになります。
※注1:プロセスワーク用語
今現在、同一化している自分を1次プロセスとし、今の自分が意識的に生きられていない自分を2次プロセスと呼びます。本来この世界全てが自分だとすると、自分ではないと思っているものは全てが2次プロセスではありますが、その中でも特に意識が惹かれる事象として生じるものを2次プロセスと呼びます。
集団の場合は、そこにいる人の多くが共通して持つ価値観が1次プロセスとなりやすく、そうした価値観においてタブー視されやすいものが2次プロセスとして現れることがあります。
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