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生き辛さの原因が自分自身にあることに気づき、逆境を怖がらずに未来を思い描けるようになった話

私は、現在34歳。
職場に対する大きな不満もなければやりがいや仕事に行くことが楽しいとも思ったこともない、家族と生活するために働いているどこにでもいる30代サラリーマンである。

「真面目で少し頑固な社員、口下手であまり人と打ち解けない」
「合理的で理屈っぽい」「家庭を大事にする人」

私が周囲に与えていた印象はきっとこんな感じだったろう。
大きな病気でもしない限り、ただ同じような毎日を繰り返しながら、多くの人と変わらないような人生を送ることになると思っていた。

しかし、そんなある朝、この日常が一変する出来事があった。とある出来事で仕事に行くことができなくなったのだ。このまま働き続けられるかが不透明な状況に陥ってしまい、途轍もなく大きな不安しか見えなくなり、人生の終わりのような気分だった。

「このまま現職に留まる?/転職先を探す?…自分には転職できる程の価値があるの?
「こんな自分では家族や友人から相手にされなくなるのでは?」

こんな不安がずっと頭の中をぐるぐると回っている状態が続き、今までにないくらい不安定な精神状態に陥っていた。『仕事』と『家庭』の両方で自分の存在意義を見失いつつあった。高いところから見下ろすときに、ここから落ちると…という考えが頭をよぎるほど、自分の存在すらも否定するようになっていた。
無収入になる恐怖心から、転職ブログを読み漁ったり転職サービスに登録してみたりすることで自分を落ち着かせようとしていたが、転職できる程価値がある人間とは思えず、また不安になる…という負のスパイラルから脱出できずにいた

このnoteでは、そんな漠然とした不安に苛まれていた私が、POSIWILL CAREERのサービスを受講して感じたこと、学び、そして変化できたことについて綴ろうと思う。
私と同じように逆境に陥り、周囲との関係性が失われたように感じて自分を見失い、とてつもなく大きな不安に押しつぶされそうになっている方に対する「これからの人生を考えるきっかけ」になれれば…との願いを込めて。

①私の経歴とポジキャリ受講までの流れ

【年齢】:34歳(理系院卒)
【業界】:製造業(新卒1社目)
【職種】:技術系総合職
【得意なこと】:不具合解析、耐久性評価
【状況】:ある日、出勤できなくなったことをきっかけに人生が一変。現職で働き続けられるか不透明な状態で、転職活動に踏み切ろうとしていた。
【悩み】:転職するにも、現職のスキルを活かすのか、将来性のあるIT業界に未経験で飛び込むのか迷っていた。そもそも、自分の『強み』や『スキル』のなさに不安を感じ、自分自身の将来に漠然とした不安を感じていた。
【ポジウィルとの出会い】:とある転職ブログの『POSIWILL CAREERの無料カウンセリングの体験談』を読んだのがきっかけ。転職活動に悩んでいた時に、無料カウンセリングでかけられた言葉から面接を突破することができるようになったとのこと。私自身は転職するかどうか決めかねていたが、情報収集と有意義な時間を過ごせるかもしれないとの期待を込めて、藁にも縋る思いで無料カウンセリングを申し込んだ。

無料相談|キャリア・転職相談のポジウィルキャリア(POSIWILL CAREER)

担当カウンセラーは井樋さんで、私と同じような境遇の方への対応経験のある方だったこともあり、かなり深い内容まで相談させてもらえた。その上で今の状況を踏まえて親身になってな助言等をしていただけたこともあり、金額がネックでかなり悩みはしたが、今後の人生設計の転機となるこのタイミングで後悔はしたくないと思い、キャリアデザインプランを申し込んだ。

②担当トレーナーとの自己分析の日々

私を担当してくださったのは杉山さん。



柔らかい物腰で一切否定することなく、どんな話・意見も受け入れてもらえる気がして口下手な私にとってすごく話しやすいのが助かった。その大きな共感力で安心感を与えてもらいつつ、面談を通して気づきを促すコメントを挟んでくださっていて、会話すること自体が楽しかった。

これまでの人生の中で、自分自身のことをここまで話した経験はなく、なかなか言語化できない部分があったり、うまくまとめられていない部分があったりと、聞きづらい点が多かったと思うが、粘り強く私の気持ちを引き出していただけたことに非常に感謝している。

〇深まった自己理解と新たに気づいた本当の気持ち

⊡自分の認知によって引き起こされていた対人関係の悩み
他者や出来事に対して否定的な立場を取ってしまいがちであること、周囲の人に冷たい印象を与えてしまうことで悩んでいるとを伝えると、「妨害者」「認知のクセ、歪み」を和らげるワークを課題として取り組むこととなった。 ワークを通して、心の中に潜む「理屈屋」や「潔癖症」といった妨害者を記録したり、「二分割思考」や「完璧主義者」、「べき思考」といった認知のクセをそのときに把握したりすることを継続するだけで、徐々に「白黒つかないこともあるじゃないか」「ここまでできればいいじゃないか」といった風に自身の考え方に変化が生まれてきた。
⇒ 自分の中に常に出来上がっていた「〇〇はこうあるべき」という思考は影を潜め、その結果、否定的な考えが自動的に浮かばなくなったり、そういった言動・態度によって気まずくなるようなことがなくなったりと、認知のクセが和らいだことで行動レベルで変化できたことを実感できた。

思考を狂わせる13個の「認知の歪み」……あなたはいくつ当てはまる? - STUDY HACKER(スタディーハッカー)


⊡過去の経験を掘り下げたことでわかった自分の本当の気持ち
「人生理解ワーク」でポジティブ体験やネガティブ体験を深堀りしたときに、杉山さんから「いつからそういうお気持ちが強くなったんでしょうか?」と疑問を何度も投げかけられたことで、自分だけでは辿り着くことがなかった心の深い部分に考えが到達し、『父の他界』を機に『他者に認められたい』という承認欲求が強まっていたことに初めて正面から向きあうことができた
⇒ 承認欲求が満たされているときには、限られた範囲でだけ人間関係も良好であることが、過去の部活動や受験の経験からわかった。一方で、周囲から認められない状況では、自分に自信が持てず、人と揉めることを恐れて人付き合いを避けていたことにも気づくことができ、心の底で何を欲していたのか、手に入らなかったからこそ『人間関係』を持とうともせずに目を背けていたことがわかり、モヤモヤと心を取り巻いていた深い霧が晴れたような気分になった
⇒ 『父がいなくなった』ことが人生に多少なり影響を与えたと感じていて、自分の家族には同じ思いをさせたくないと考えていることも再認識できた。

⊡自分を肯定ができていなかった理由、その大切さ
自分は自己肯定感が高い人間だと思っていたが、過去の経験を振り返ると、掲げた目標に対して上手くいっているときには自己肯定感が高まる一方で、逆境に陥ったり自分にとって心地よくない状況が続くと自己肯定感が低くなっており状況に左右されていたことが分かった。

面談で、自己肯定感には社会的自己肯定感と絶対的自己肯定感があることを教えてもらってから、私に備わっていると思っていた自己肯定感は社会的自己肯定感の割合が大きく、絶対的自己肯定感を持つことができていなかったことがわかった。

自己肯定感を高めるための具体的な5ステップ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

この絶対的自己肯定感を高めるには、今のありのままの自分(弱み、強み、家族や仕事の現状)を認め受け入れることから始める必要があったが、受講前は自分を否定することばかり考えていた。
⇒ トレーニングを通して過去の自分の考えや変化を理解し受け入れられるようになり、自分自身を否定するような考え方を取ることが少なくなった。また、未来に向けて変わっていこうとする自分そのものを認めること、応援する気持ちを持つことができるようになった
⇒ 転職するにしても、現職のスキルを活かしていこうと思えるようになった。

〇理想の将来を描いてわかった人生の軸


「ライフキャリア設計ワーク(4L理論)」や杉山さんに提示いただいた「ライフキャリアレインボー」の考え方を知り、転職する/しないに関わらず、今後の人生を考える上で、判断するための軸が『家族との時間/関わり合いを大切にする』であることを明確にすることができた。
⇒ 自分自身が生き生きと働いていたい/そういう姿を家族には見せたい、胸を張って関われる父親/夫でありたい、という気持ちが強いことに気づくことができた。

ライフキャリアとは 人生100年時代!人生視点で描くキャリアデザイン (lightworks.co.jp)
キャリアも人生も! "4つのL"で「理想の生き方」を見つけた話|やまだ ふくみ|note

◇これから自分がどうありたい、どうしていきたいか。
<家族に対して>

・妻、子供とは相談し合える、本音を言える関係でありたい。(すれ違ったり嫌われたりしたまま死にたくない、仲良く家族で外出・旅行できる)
・妻、子供からは頼りにされるような存在でありたい。(ちゃんと働いている、したいことを叶えてあげたい)
・女手ひとつで育ててくれた母に一つでも多くの親孝行を兄弟でしたい。(旅行、プレゼント、美味しいもの)

<仕事に関して>
・現住所から通勤圏内であること
⇒ 互いの実家に帰りやすい位置日常的に家族と関わる時間を作りたい
・今の自分の強み/経験を生かして働ける職種であること
⇒ 仕事で役に立つ、必要とされる、頼りにされる人材でありたい、分析や課題解決力、不具合対策案の検討etc
自分の認知、行動を変えることを前提として、良好な人間関係の中で働ける環境であること
⇒ 自分自身のコミュニケーションスキルを刷新して、職場では楽しく生き生きと働き、プライベートでも周囲の人といい関係を作ることができるようになりたい
・副業に向けてITスキルを勉強する
⇒ IT業界に飛び込むことはしないが、副業をすることを前向きに検討する

そのために、人間関係を再構築することができるように自分自身の行動も変えていきたい
可能な限り現職に留まることができるように対応していく。(転職は最終手段として考える)

③POSIWILL CAREERを検討中の方へ

どう対処すればいいのかわからないまま、人間関係で頻繁にモヤモヤしている、自分の将来に漠然とした不安を感じている、家族を幸せにできるか不安になる・・・といった心のしこりを時々感じる方がもしこの記事を見てくださっているのであれば、POSIWILL CAREERのサービスを自信をもっておすすめしたい。
私も当初は金額に少し驚いたが、受講した今となっては十分に投資する価値があると思う。なぜなら、自分でもあまり認識し辛い『悩みの根本を見つめるきっかけ』となり、そこに対する処方箋を実行し続けることで、漠然とした不安よりも前向きに自分で切り開こうという気持ちが勝ることを実感できる、からである。

ただし、受講してみて改めてわかる注意点もある。それは、あくまでも一緒に伴走してくれるサービスであり、貴方自身が主体的に考え、行動する必要があるという点である。面談やワークをする際に、過去の苦い経験をありのまますべて話すことがつらく感じることもあるかもしれない。しかし、そういった過去の自分すべてと対峙し、「実際に行動する」必要がある。そうして行動に移すことができれば、自分の変化を実感するタイミングが必ず訪れる。貴方自身にも、変化した自分を是非感じてみてほしい。それを重ねることで、真っ白な霧が晴れるような、そんな気分を味わうことができると思う。 貴方自身が置かれている環境によって多くのことが決定されているのではなく、自分自身の考え方/捉え方ひとつでこんなに人生が明るくなるんだ、ということを実感いただけると嬉しい。


④最後に ~これからの私~

あっという間に感じた35日間という、杉山さんに伴走してもらう期間を終えて、自分自身の物事の捉え方、人間関係へのスタンス、過去との向き合い方などすべてが受講前後で大きく変わったと実感している
今後、現職に留まるのか転職に踏み切るのか、まだ先行きが不透明な状態が続くが、どんな結果が待ち受けていようとも、そのときの自分を認め、「こうありたい」という自分の描いた理想に向かって行動し続けていきたい。自分の認知のクセや歪みを理解し、それに対する処方箋を手にして進んでいくことができるから、どんな逆境が待ち受けていても、そのときに乗り越えていけると思う。
生き生きと働き、家族に対して胸を張れるような存在であり続けられるように、周囲の人との関係をよりいいものにしていけるように、今回の経験を忘れることなく、日々の習慣に落とし込んで人生を自分で描いていきたい

最後に杉山さん、きめ細やかな面談でのご対応、臨機応変なSlackでのフィードバックをしていただき、本当にありがとうございました。ポジウィルの社員の皆様、そして杉山さんが、今後も多くの方の心を取り巻く霧を晴らす活動をされていくことを心より応援しております。


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