夏の早朝輪行ヒルクライム第1弾
さて、今年4月に自転車で走ることの快適さに改めて気づき、翌月にはロードバイクを買ってしまうほど入れ込んでしまったアラカンおやじですが、猛暑でのライドはさすがに厳しく、早朝輪行というパターンを確立すべく、まずは初心者向けの大垂水峠を目指しました。
猛暑のライドで熱中症スレスレ…
5月末にロードバイクを買ってからは、ご近所の多摩湖自転車道〜多摩湖一周をベースに、尾根幹、荒川サイクリングロードで葛西臨海公園まで、荒サイ〜入間川サイクリングロード〜多摩湖自転車道、多摩川サイクリングロード往復走破などなど6月は走りまくっておりました。
そして梅雨の晴れ間の7月初旬、猛暑の中、なんとかなるだろうと荒川サイクリングロードで上流側を目指してみました。戸田橋から荒サイ左岸を上流に向けて走り始めると、土手の右側の街の方からは熱風、川の方からはちょっと涼しい風が吹いてくるのを面白がったりしていましたが、さすがに人はまばらでした。
彩湖までくると、なにやら動物園みたいな臭いが立ち込めています。凪いだ水面から、水底にヘドロ風のものも見受けられ、たぶん彩湖から臭気が立ち上ってるようでした。
また、湖畔近くのトイレ周辺ではグループライドのサイクリストの1人が、真っ赤な顔で地面に横になっていて、熱中症を心配した仲間のみなさんが焦っておられる場面にも遭遇しました。
そのさき、秋ヶ瀬公園も数えるほどしか人がおらず、そこからさらに上流を目指して左岸の堤防上を走り始めた途端、日陰のまったくない土手の上、40℃は軽く越えてそうな中、これ以上走り続けるのはさすがに危険だろうと引き返し、彩湖畔でお昼を食べて帰ることにしたのですが、彩湖の臭いがひどくてご飯もなかなか喉を通らず、早々に荒川を後にしました。
帰りの道すがらも、だんだん頭がぼーっとしてきた気がして、コンビニやらドラックストア等々に入っては涼みながら、なんとか家にたどり着いた次第。ただでさえロードバイクは大汗をかくので、さらにそれを猛暑の中でというのは、わざわざ熱中症を狙ってるみたいなものかもしれませんね。実際に経験してみて、その厳しさが身にしみました。
走るなら早朝しかない
走りたいのに暑くて走れない。であれば涼しい早朝に走ればいいではないか。というわけでご近所の多摩湖自転車道の早朝ライドをやってみると、なかなか快適なのですが、2回も走ると、他に行きたくなるじゃないですか。
かと言って多摩川や荒川まではそこにたどり着くまでにそこそこ時間がかかるので、涼しい時間帯での往復を考えると、核心部をあまり走れないわけですよ。
輪行で核心部に行っちゃえばいいんだ
で考えついたのが輪行です。核心部までの往復は電車で行っちゃえばいいじゃないかと。もちろんわざわざ輪行して多摩川や荒川のサイクリングロードに行ってもしょうがないし、自転車を抱えての乗り換えも面倒なので、この際、中央線1本で行ける山の方でヒルクライムにチャレンジしてみるのもいいのではないかと。
輪行自体も、自転車の車輪をはずして袋に詰めてと、けっこうめんどくさいし、慣れないと手や衣類を汚しちゃったり、自転車を傷つけたりしちゃうので、とにかく回数を重ねて慣れるしかないので、それも兼ねてこの夏は早朝輪行ヒルクライムというパターンで行くぞ、ということにしたわけです。
まずは入門編の大垂水峠へ
というわけで7月末の日曜日、まずは初心者にも登りやすいという甲州街道の大垂水峠へ。5時過ぎに家を出て武蔵境駅で初めての輪行作業。なかなかに手こずって、狙った電車の次になんとか間に合い、6時過ぎに高尾駅着。輪行解除作業も手こずったものの、7時前にはなんとかスタート。それでも気温はまだ30℃以下だし、甲州街道の交通量もぜんぜん少ないしで、快適に走り出せました。
これまでは登りと言えば、多摩湖自転車道の平坦部から多摩湖に登るせいぜい斜度5%、それも2分ほどしかかからないところくらいしか走ってないので、初心者向きとはいえ最大斜度8.7%、標高387mまで284mほど30分ほどかけて登る峠越えということで、それなりに構えて行ってみたのですが、実際に走ってみるとわりとあっけなく越えられて、相模湖までの爽快なダウンヒルを楽しめちゃいました。
なんでこれまでやらなかったんだ、と思うくらい楽しく快適で、確かに輪行作業のめんどくささがネックになっていたとはいえ、これは絶対に正解だー、この夏はこれで行くー、と心に決めたのでした(つづく)。
この時の動画がこちらです。ぜひごらんくださいー。