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これから音の聴き方について書いていきます

はじめまして


もぶたと言います。
田舎に住んでいる少しオタクなモブおじさんです。

文章を書くのは苦手ですが、よろしくお願いします。

音は好きですか?


私は音を聴くことが好きです。

元々は音楽を聴くことが好きで、それは今も同じなのですが、

ある時から音の聴き方が大きく変わったことで、
音に対する価値観も変わりました。

音って何だろう?


音とは、空気の振動です。
その発生源は、生き物であれ自然現象であれ機械であれ、
何かが動くことで、音は生まれます。

つまり、音が聴こえるということは、
そこに今、人の行いや自然の営みがあるということです。

自分も周りも皆、今を生きているから、
音が存在する。

そう考えると、音って愛おしくなりませんか?

現代社会ではイヤホンが手放せない人も多いですが、
たまには耳を澄まして、今しか聴けない「生きた音」を聴いてみてはどうでしょう?

音を俯瞰して聴くと、何か新しい発見があるかもしれません。

とまぁ、
前置きはこのぐらいにして、本題です。

音って見れるんです


皆さんは普段、音を聴くときに何かを意識しているでしょうか?

私は普通とは違う、少し特殊な音の聴き方ができます。

後天的に身に付けたスキルと呼べるものなのですが、
一言でいうと「音を見る」ことができます。

音を見るとは?


音楽制作やオーディオの知識がある方はご存知かと思いますが、
音(音源)を視覚的に捉えたものを「音像」と呼びます。

ざっくり説明すると、
音にも空間上の位置(距離と方位)と立体的な形があるので、
音も物のように視覚的に表せるんですね。

※ ハッキリ形のある物体というよりも、
暗闇に灯る光の形(濃淡のある見え方)に近いです。

オーディオだと、ステレオフォニック(いわゆるステレオ)や映画のサラウンドなど、
立体音響が一番身近に体感できると思います。

この音像は、オーディオに限らず、あらゆる音に存在するので、

コツさえ掴めば、目に映る物の形を認識するのと同じような感覚で、
音を聴いた瞬間に音像を認識することができます。

また、複数の音像を同時に見ることも、
音が消えて行くまでの音像の変化を映像のように見ることもできます。

要するに、
聴こえてくる音を常に脳内で映像化できるってことですね。

さらに言うと、視覚は前方しか認識できませんが、
音は後方を含めた、360°の全方位で音像を認識できます。

なんだかレーダーみたいで、面白そうなスキルではありませんか?

音が見えるメリットは?


実生活でのメリットは、特にないです。

もしかしたら、音の注意力や認識力が上がることで、
耳が良くなる効果はあるかもしれません。

オーディオに関して言えば、人によって役に立つスキルだと思いますが、
個人的には、誰にでもオススメはしません。

その理由を、簡単にですが説明します。

こんな人には不要かもしれません

◆ 音楽を主にイヤホンやヘッドホンで聴いている


スピーカーによるステレオフォニック再生など、
立体音響で役に立つ(かもしれない)スキルです。

イヤホンなどのバイフォニック再生では、音源がもつ本来の音像の再現はできないので、
音像を見る必要性はあまりないと思います。

むしろイヤホンなどの没入感に対して、かえって邪魔になる可能性があります。

◆ ジャズやクラシックを主に聴く


ジャズやクラシックなどのアコースティックな音源では、
必ずしもステレオフォニック再生(正確な音像の再現)に拘る必要はないと思います。

したがって、音像を見るスキルの重要度は低いです。

◆ オーディオの音に拘りを持っている


このスキルを身に付けることで、音への価値観などが変わる可能性があります。

既に「自分の好きな音」が明確にある人は、その感性を大切にしてください。

◆ 音楽に没入したい


音を見るときは、音を常に俯瞰して捉える必要があるため、没入とは真逆の聴き方になります。

没入感が好きな人は音楽を楽しめなくなる可能性があるので、オススメしません。

こんな人にオススメです

◆ ステレオフォニック再生に拘りたい


このスキルは、スピーカーのセッティングの際など、
自分の耳でステレオフォニックの状態(精度?)を見極める手助けになります。

ステレオフォニックの音源は、再生の精度が上がるほど本来の音に近付くため、その調整に拘る意義は大きいです。

自分の好きな音を追求するよりも、
音源をなるべく正確に聴きたいという人にオススメです。

◆ CDのマスタリングに興味がある


CDのマスタリングは一般的に音圧を上げる(音を補強する)作業ですが、
エンジニアによって音像にも特徴が表れます。

マスタリングとは何かを理解するうえでも、役に立つスキルだと思います。

◆ 暇だ


音を見るトレーニングは、時間さえあれば、いつでもどこでもできます。

暇つぶしにもってこいです。

◆ どんな音でも聴くことが好き


このスキルを身に付けると、音が立体的な映像になるため、音の世界が一変します。

特に自然にある音が好きな人は、より音を聴くことが好きになると思います。

次回は…


いつになるかわかりませんが、
次は音を見るためのトレーニングの方法について書きたいと思います。

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