音ゲーをエンタメとして楽しもうとした時、今のユーザーは何を見るのかな~っていう疑問
どうも、HONOKAです。
突然ですが、音ゲー界隈って限界集落ですよね。
(主語を大きくしてしまってますが、ここで私が言う界隈はBEMANIシリーズの話だと考えていただけると幸いです。逆にほかの界隈事情はまったく知らないので……)
なんとなく感じる高齢化社会
良い意味で捉えれば長く続けているユーザーが多いと思います。
私もひとつのジャンルが長く続くことってあまりなかったんですが(長くて2~3年くらい)、IIDXはぼちぼちまともにやり始めて8年ほどになります。
アニメやゲーム(コンシューマー)の場合、終わってしまうとその後の公式からの供給がストップしてしまうことが多いので、一定期間経つと落ち着いてしまうし、そのタイミングでなにか別の面白いことを見つけるとそっちに熱が行ってしまう。
特に私の場合は熱しやすく冷めやすかったので……。
音ゲー続けてられるのは、更新があるとゲーセンに行こう!ってなるからなのがやっぱり大きくて、コンスタントに供給があることって大事なんだなと思い知らされます。
上記と同じような理由でなんだかんだ続けられている人も結構いるのかなと思っていて、結果的に歴の長いユーザーが増えていくんですかね。
8年やってるのに、それでも私よりも前のバージョンに始めた人がまだ現役だったり、全然自分が古参だという感じがしません。それどころかまだ新参気分です。
それだけジャンルとしての歴史が長く、かつユーザーの継続率が長いと、何となく界隈の地盤が固まってたり、暗黙の了解とか鉄板ネタとかあったり、そういった所で少し新規が入りにくく感じるのかなと思うデメリットももしかしたらあるのかもしれません。(3月1日でございますとか、まさに別ジャンルの人からしたら何?って感じだよねw)
これは私の体感なので実際のデータと噛み合ってるのかわかりませんが、私と同じくらいの時期に始めた人は結構見るなと思いました(tricoroあたり)。逆に私より後に始めた人ってあまり見たことがないので、2012年前後くらいが新規多かったのかなと最近感じます。指とかリフが流行ってたからかな。(私も元々はポップンやリフレクがメインで、BEMANI学園などの連動からIIDXに流れた身でした。)
ゲーセン自体も少なくなっていますし、アーケードゲーム自体が斜陽気味なのも新規が少ない原因、と言われるとなんも言えませんが……。
そんな感じで様々な要因はあれどご新規さんなかなか入って来ないよなあと思ったところで、次の話に移ります。
音ゲーをやっていない音ゲーマー
先日Twitterで、社築さんがきっかけでIIDXを始めたという方をお見かけしまして。
なるほど、そういったところからIIDXを知る層も今後増える可能性があるのか、と思いました。
その時に、その方がBEMANIアーティストが出演しているIIDXのムービーに言及していて、いわゆるコンポーザーさんが好きな方々の界隈がちょっと盛り上がってたんですよね。
囲い込みまではいかないけど、当時公式が出していたラジオや動画の話して懐かしんでる方とかも見かけて。
そういう時に盛り上がれるのは非常に良いことなんですが、その界隈の何割が現役なんだろう……とふと思いました。
半引退ですってハッキリ言っちゃってる人もいるし。
話が通じる人自体は多く、前の項目で話したようにジャンルの定着率はそこそこの印象を受けるんです。けれど、実際のアクティブユーザーは見た目以上に少ない、という現象が近年やや見受けられるように感じます。(話題にはよく上がるのにユーザーはそこまでではないソシャゲのようなイメージ)
音楽ゲームというのはなんだか特殊で、同じ音ゲーマーでも「音楽」の部分を好きになる人と「ゲーム」の部分を好きになる人が存在します。(もちろんキャラクターなどのビジュアルが好きで追ってる、という第三の勢力もいますが一旦今回は置いておきます。)
私もそうなのですが、コンポーザーさんを好きになったことがジャンルを追う動機になっている方は、音楽ゲームの「音楽」の部分を好きになった方々なのかもしれません。
きっかけは人それぞれなのでそれ自体は別にいいと思いますし、今はもうやっていない人が情報を追い続けるのもそこは個人の自由なので、好きにしたら良いと考えてます。ただ、ゲームはもう一切やってないけど曲はTwitterで流れてきた譜面動画やyoutubeで履修してるから最近の事情も分かりますよ、みたいな姿勢でいられてしまうとなんかモヤモヤしちゃうな……と少し思ってしまうんですよね。
・社会人になって時間が無くなった
・近くのゲーセンが閉店してしまった
などの理由でゲーセン行く機会が減ってしまった方もいるとは思うんですが、サントラを買うとか、インフィニタスやるとか、そうでなくても今はアルモバでポチポチ遊べる(しかも基本無料)し、現行バージョンの曲も積極的に収録してくれたりしてるので、何かしらの媒体でせめて公式コンテンツには触れていて欲しいと感じざるを得ない今日この頃。。
(なんか、このゲームやった事ないけど実況で見たから分かります!的な違和感を感じる)
あとは単純に、自分的にBEMANIはゲーセンでやるのが一番楽しいと思っているから、ゲーセンにこれ以上なくなって欲しくないし「久しぶりにやりたいな~」とか思ってくれた時……それこそ半年に1回とかそのレベルでいいから100パセリでも入れてくれたらなあという願いもあります。
といいつつ少し真逆のことも言う
上記の話は、私が音楽ゲームの「ゲーム」の部分も好きだから、好きでい続ける気があるならできる範囲で構わないからTLで受動喫煙するだけじゃなくてゲームも遊び続けていて欲しいという単なるエゴです。
音楽ゲームの「音楽」の部分が好きな方のためのコンテンツは、それはそれで公式であるべきなんじゃないかなと考えることもありますし。
人気曲だけでもいいから公式MVがあったらいいなぁとかね。
(何を持ってして人気曲というのかの基準はそれぞれなのでどこで判断すべきかは不明ですが)
私自身が学生時代の友人にIIDXを布教したりすることがたまーにあるんですが、「このゲームのこの曲が好きだからちょっと聴いてみて!」って曲から興味を持ってもらって、そのまま実機でプレーしてもらう流れがいちばん自然な気がするんですね。ですが、いかんせんライン撮りみたいな非公式動画を勧めるのはなんだか……だし、かと言って公式サブスクにあたるアルモバは月額のハードルがあるし……。ビーストみたいな形で、何曲かそういう入り口としてのMV公開展開はあってもいいですよね。IIDXがプレー録画機能を実装したり、動画という媒体に柔軟に対応しつつあるので、今後そのような展開(MVの公式チャンネルでの公開など)があったらいちユーザーとしては嬉しく思います。
あとはライブとかユーザーを巻き込んだイベントをたくさんやってた時代に音ゲー入った人間だからこそ思うんですが、ライブイベントはまたやって欲しいなとか。リアルイベント系は昨今の情勢的にもなかなか難しいのですが。。
とはいえ、BEMANIにも音楽の部分のマーケティングを別軸で続けていて欲しいなと思いました。個性的で素敵な作品を作るクリエイターさんがBEMANI Sound Teamには沢山いらっしゃるので。
ゲームで聴いた曲を大きい会場で体験できるというのはまた違った盛り上がり方や体験ができて本当に楽しかったですし、今後もしまたそのようなイベントがあったら、最近ハマったという方にも是非1度は体験してみて欲しいと思います。
ライブ終わった瞬間、あ~ゲーセン行きてぇ~!って気持ちになるんですよね笑
今後の新規ユーザーはBEMANIの何を見るのか
冒頭に社さんのお名前を出させていただきましたが、BPLの新シーズンが始まった際に、また別のインフルエンサー(次もまたそういった方が関わってくるのかは分かりませんが)がきっかけでIIDXの大会を見て、それによって学生さんのような層などにもIIDXを知ってもらうということも増えるのかなと思いました。
仮にそこからIIDX自体に興味を持ってプレーをし、ゲーム自体を楽しいと感じてくれることがあったとします。
その時に「よりIIDXのことを知りたい」となったら、そのユーザーさんはその後どのようにIIDXというコンテンツの知見を深めていくんだろう、というのは不思議に思いました。
BPLから弐寺を知った時、競技性のあるゲームという認識を抱くんでしょうかね。(音楽よりも、落ちてきてるものをとにかく拾う!みたいなゲーム性の方を主として見るのかな)
そういう時って、まずは大会に出ていらしたプレイヤーの方々を知っていこうとするのかな?って私は考えました。この界隈ではどんなプレーヤーが有名で、どんな曲が難しくて、どの曲が人気で、とか。作曲者などの制作陣を詳しく知りたいとdigるのはかなり限られた層かもしれませんw
2017年頃までのBEMANIはサウンドの制作スタッフが表に出てライブをしたり生放送をしたりトークイベントやサイン会をやったり楽曲の裏話をしていたりしていました。
私はちょうどその頃に音ゲーを始めたのもあってそのような公式の方針に影響を受け、今もBEMANI Sound Teamの方を推しているのですが(曲にまつわるエピソードや譜面制作の裏話などを知った上でプレーしてみると別の角度から再解釈できたり、そういった面白さに惹かれてました)、もしかしたら今後はBEMANI Sound Teamではなく推し選手(ランカー)を作る時代なのかもしれません。
昨年の11月に参加したセミナーで「推し選手を作る」というひとつのプロリーグの楽しみ方をDOLCE.さんが提案してたなあとかふと思い出しました。(この記事にはないんですが、実際のセミナーの話の中で)
特に関係ないけど当時のレポ
ここでまた話が戻るのですが、今後新しく参入してくるプレーヤーさんたちは下手したらBEMANI Sound Teamの顔も知ることなく音ゲー人生を謳歌するのかなと考えたら、同じゲームのプレーヤーのはずなのに話題が噛み合わなくなることもあるんだろうかと少し怖くなったりも実はしています。
こればかりは自分の考えを改めていくしかないのかなと思うし(別に今のIIDXに不満があるわけではないので)、同時に自分のような層が減っていくのはちょっと寂しい気持ちもあります。
IIDXが盛り上がること自体はもちろん大歓迎ですから、難しいところですね。今は今で本当にいいところたくさんあるし。
ただ、音楽あってこその音楽ゲームなので、何かの拍子に音を作る人達に興味を持ってくれる人がいたら、それは凄く嬉しいことだなと思います。
なんかよくわからなくなっちゃったけど、最近始めたよって人、どんな視点で楽しもうがBEMANIはBEMANIです。同じゲームをプレーする者として応援しておりますので、ぜひ頑張ってください。
謎の独り言でした。
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追記
本記事について、単に私がそのような思想だったというだけですし、実際はそうあるべきではないという部分もあるのは当然承知の上です。
もともとTwitterではあまり言わないようなこととかを考えをまとめたくて始めただけのnoteでしたのですべての記事はただの独り言(日記)にすぎないし、こういう意見を持ってる奴がいるんだなあと、共感するしないはお任せします。
もし何かあればコメントなどに書いていただけたらと思います。よろしくお願いします。
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