イダイナキバLOの備忘録
3/7追記 シティリーグS3で使用したデッキリストと採用理由、当日のマッチ(レポ形式)、S4環境についての所感を追記しました。
はじめに
CL福岡でイダイナキバを使うにあたって、自分の脳内で完結している構築や採用枚数の意図、各体面の立ち回りを言語化したものです。
書いてある内容については自分の環境読みや各山への理解度の浅さから、見当違いなことを言っているかもしれません。
皆さんの認識と異なる点があれば随時教えていただきたいです。
また、細かくても気になる点があった時には聞いていただけると、自身の認識の見直しにもなるのでお気軽にご質問ください。
環境考察
細かい推移は自分には予測できないので、下記ツイートの直近のシティの入賞結果を参考にします。
ルギア全盛期のシェア率に近づくくらいの大リザードン時代(25%)で、それに続く形でパオとスペシャルころころルギアとアルギラが各10%前後といった感じ。
デッキリスト
一般的なデッキリスト
上記は今環境(1/26~2/12)になってからシティでベスト8以上に上がったデッキを平準化したものです。
※元データ(自分で作っているため確実性は担保できません、参考まで)
対面することはあまりないとは思いますが、ここにあるカードは採用率50%以上のカードのみなので、もし対面した際に頭の片隅においてもらえればと。
CL福岡使用 デッキリスト
対して上記が今回CL福岡で使用したデッキレシピです。
「CLのDay1は種切れ以外で負けたら反省しなきゃいけない」という友達の言葉から安定感に寄せて9回戦い抜けるような構築に寄せています。
特徴的なのは以下の点かなと思っています。
ミミッキュ・超エネルギーの不採用
ハイパーボールの採用
ハンドトリマーの不採用
覚醒のドラムの採用(ヒーローマントの不採用)
ビワ、デヴォリューションの採用
タウンデパートの採用
採用理由(ポケモン)
イダイナキバ 4枚
このデッキのメインポケモンなので最大枚数の4枚です。
上技の「じばんほうかい」はもちろんですが、
対面のデッキや盤面、トラッシュの状況によっては下技の「きょだいなキバ」を打つことも少なくない(むしろ多い)です。
かがやくゲッコウガ 1枚
このデッキのメインエンジンです。
かくしふだで手札を増やしつつ、トラッシュに基本エネルギーを落としていくことでオーリム博士の気迫を使う条件を満たすことができます。
トラッシュにエネが3枚以上あり、手札で次の動きが確約されている場合は無理にかくしふだをせず、縛られないように手に残しておきましょう。
ピジョットV 1枚
このデッキにおいてサイドを取られる以外の負け筋である「セルフLO」を防ぐためのカードです。
ただし対面によっては山上1~2枚をトラッシュに送ってくる技を打たれる可能性があります。
このカードがあるからといって不用意に圧縮や手札消費をするのはやめておきましょう。
採用理由(グッズ、ポケモンのどうぐ)
ネストボール 4枚
理想的な盤面としてイダイナキバ2体以上とゲッコウガを置きたいので4枚採用。
ボウルタウンから展開できると手に余るようになりますが、つりざおから戻したキバやゲッコウガを再度展開するために、残せそうなら2枚は手に残しておきましょう。(残せません)
ハイパーボール 1枚
ゲッコウガに繋がる+1枚として採用。
エネルギーをコストにすればオーリム博士の気迫を打つ条件も満たせるのもうれしい点です。
初動に使いたいのに初動は手札コストが重いという矛盾はありますが、CLという長丁場での安定感を上げるために採用しました。
ヒスイのヘビーボール 1枚
順当に回った場合イダイナキバを6回使用している点、ゲッコウガに序盤依存している点、ピジョットがいないとセルフLOをしてしまう点からサイド落ちの影響の高さを鑑みて1枚採用。
最初の山札確認でサイド落ちがなく、トラッシュにエネが2枚以上落とせそうなのであれば、大地の器のコストにすることもあるため無駄打ちは控えましょう。
ポケギア3.0 4枚
イダイナキバの「じばんほうかい」で4枚トラッシュするための古代のサポートへのアクセス札として4枚採用。
手にサポートがあるときでもエネやつりざお、手帳が欲しい場合などは、山の厚さにも寄りますが先にポケギアを打ってからサポートを打つ場面もあります。
トレッキングシューズ 3枚
山札を圧縮し目的札にたどり着くためのカードです。
上述の通りこのデッキは古代のサポートを打つことで真価を発揮するため、多少のリソースを切ってでも山を掘り進める場面があります。
トップからエネを引いた場合も、トラッシュに送ることでもう1枚山札を引きつつオーリム博士の気迫を打つ条件を満たせるので最大4枚採用したかったのですが枠の都合で3枚採用。
カウンターキャッチャー 4枚
この山における実質的なボスの指令。
「じばんほうかい」を打つプランで後ろのシステムポケモンを呼び出してそこにリソースを使わせたり、サイドを取りきるプランの時も相手の場の倒せるポケモンを的確に倒していくために必要となるため、4枚採用しています。
大地の器 3枚
山札圧縮札、かつ手札へのリソース補充札です。
最初は4枚採用していたのですが、対戦中平均して2枚程度しか使わないことからサイド落ちも考慮して3枚採用としています。
2枚で試した時期もありましたが、素引きできず思うように山札の圧縮や展開ができないなどデッキ枠を作ったメリットよりもデメリットを大きく感じました。
ともだちてちょう 3枚
リソース復帰札です。
古代のサポートが7枚+ともだちてちょう3枚(≒サポート6枚)という考えで、サイド落ち込みでも10回程度は古代のサポートが打てるようになっています。
基本的にはオーリム博士の気迫を2枚戻すことが多いのですが手にサポートがないときにはやむを得ず1枚だけ戻したり、最終盤面でトラッシュのエネがなくなりそうな場面では探検家の先導を戻して最後まで「じばんほうかい」の4枚トラッシュをできるようにしましょう。
すごいつりざお 2枚
1回の対戦で6体のイダイナキバを盤面に作る必要があり、最低2枚は復帰させる必要があることからサイド落ちも考慮して2枚採用としています。
基本的にはイダイナキバ2体とかくしふだや手貼り用の基本エネルギーを戻すことが多いです。
ただしコストやポケストップで落ちたピジョットVを戻し忘れるとセルフLOしてしまうため、落ちた場合は必ずイダイナキバ2体と一緒に山札に戻すようにしましょう。
覚醒のドラム 1枚
このデッキのACE SPECです。
今回の構築でヒーローマントを採用しなかった理由は「安定札ではない」からです。
最初にも書きましたが、今回のリストは初動や中盤の手札事故を減らすことに重点を置いて構築しています。
そのため盤面展開札を多めに採用しておりイダイナキバを並べやすい点と、そこからドローを行いサポートなどの必要札につなげることができる覚醒のドラムを採用しました。
他にも、バトル場に出るのがイダイナキバだけしかいないこと(ミミッキュの不採用)、ボタンやハマナのバックアップなど1度使ったヒーローマントを山に戻す手段がないことなども理由として挙げられます。
もちろん、5枚目のブーストエナジー古代として耐久力を上げられる点や、200→240にすることで、アルセウス(ダブタなし)やルギア、ヌメルゴンのわざを耐えることができるようになる点などは評価できますが、今回の構築のコンセプトは一致しなかったため不採用としています。
ブーストエナジー 古代 4枚
イダイナキバLOの耐久を上げ、「じばんほうかい」のわざ宣言回数を上げてくれるカードです。
そもそものHPが140と大きいのですが、このカードのおかげでHP200のサイド1枚のポケモンができあがるため、相手はそもそも突破するために何かしらリソースを使用する必要が生まれます。
一部のデッキを除くと1ターンは耐えるため、単純計算このカードのおかげで4ターン×4枚=16枚分相手の山札を削ることができます。
デヴォリューション 1枚
このデッキの数少ない搦め手カードです。
主にリザードン(特にピジョット型)やパオジアン相手に使用します。
サイドが5枚取られるまではブーストエナジー古代をつけたイダイナキバの「じばんほうかい」で相手の山札を削っていきます。
こちらの最終ターンで後ほど紹介するビワを打ちつつ、盤面のブーストエナジー古代が付いていないイダイナキバ(ポケモンのどうぐは1匹に1枚しか付けられない)かゲッコウガでデヴォリューションを宣言します。
その際にここまでの盤面形成や「じばんほうかい」、同ターンに使ったビワでふしぎなあめを枯らすことができていればいわゆる詰み盤面を作り出すことができます。
多くの場合でイダイナキバ相手にリザードやセゴールなど中間進化を挟んでいる余裕はないため、この動きでもらったターンに「じばんほうかい」を打ち相手の山札をさらに削っていきましょう。
採用理由(サポート、スタジアム、エネルギー)
オーリム博士の気迫 4枚
エネルギー加速兼ドローソースとかいう最強カードです。
トラッシュからのエネルギー加速は基本的に2エネを加速するのですが、手札に基本エネルギーがなくかくしふだができなかったり、トラッシュに次のオーリムの気迫を打つための基本エネルギーが落ちていない場合には1枚しか付けないことも多々あります。
またエネルギーの加速先についても、バトル場には基本エネルギーのついたイダイナキバがいるもののトラッシュに基本エネルギーがない場合では、ボスなどでエネを落とさないように攻撃されるパターンを考慮し、ベンチにいるブーストエナジー古代が付いていない方のイダイナキバにつける場合もあります。
探検家の先導 3枚
普段使っている構築では2枚なのですが、今回は安定性と再現性を高めるために3枚の採用としています。
それでも通常のリストでは4枚採用がデフォルトとなっているためそれより1枚少なくなっています。
一番の理由としては4枚トラッシュが重すぎるため基本的には打ちたくなく、その分の枠を山札を圧縮したり必要札にたどり着きやすくした方がよいと判断したからです。
多くの場合で容易にトラッシュできるのはエネルギーのみで他のカードはほとんどが採用枚数分使用することになります。
もし手札にオーリム博士の気迫もある場合はそちらを使用しますし、ポケギア3.0があるのであれば盤面次第ではポケギア3.0を使用しオーリム博士の気迫を探しに行くこともあります。
ビワ 1枚
こちらもリザードンやパオジアン相手に主に使用します。
上記デヴォリューションの欄でも記載している通り最終ターンに併せて使用するほか、サイドを取りきる対面では「きょだいなキバ」を宣言するタイミングで使用したりします。
すごいつりざおやともだちてちょうなどのリソース回復札はもちろんのこと、2進化デッキでのふしぎなあめやロスト対面でのミラージュゲート、パオジアンやサーフゴーのスーパーエネルギー回収、こちらのブーストエナジー古代をロストしてくるロストスイーパーなど意外と当たりになるカードは多く、ともだちてちょうで使いまわすことも少なくありません。
ボウルタウン 3枚
メインとなるポケモンがルールを持たないイダイナキバであることから、展開の安定感に繋がるボール3枚分として採用しています。
このデッキと対面する場合、相手は場にポケモンを展開しないようにすることが多いため、相手に使用されることもそこまで多くないのも評価ポイントです。
ただし、相手の盤面が1体のみなどあまりにも弱い場合はあえて貼らずに「きょだいなキバ」で種切れ勝利を狙いましょう。
タウンデパート 1枚
採用しているポケモンのどうぐは5枚2種類とそこまで多くないのですが、このデッキはブーストエナジー古代による耐久力アップをベースに戦っていく点や、山札から1枚確実に圧縮できる点から1枚採用しています。
森の封印石や緊急ボードなど相手に使用されてしまうことも多くあるので、不用意に貼らないように注意しましょう。
基本闘エネルギー 7枚
今回のリストではイダイナキバのみをアタッカーとして採用しているため、闘エネルギーのみの採用です。
サイド落ち1,2枚と盤面の4枚(アタッカー2体分)、手札に逃げエネとして確保する1枚の合計7枚としました。
そこまでシビアに枚数管理はしませんが、1回目の大地の器を使用した際に山札に何枚基本エネルギーが残っているかを確認しておくと、それ以降に引いたり探検家の先導でドローした大地の器をコストにするかどうか判断しやすくなります。
ダブルターボエネルギー 4枚
手貼り1回で「じばんほうかい」を使用できる点や、すでにエネルギーが付いているイダイナキバにオーリム博士の気迫と合わせて使用し「きょだいなキバ」使用できる点から最大枚数の4枚採用をしています。
特に先行でゲッコウガorピジョットスタートしてしまった時に後ろのイダイナキバにダブルターボエネルギーを手貼りできていると、次の番に前に基本エネルギーを貼って逃げることができます。そうするとトラッシュに基本エネルギーを落としつつ「じばんほうかい」を打つエネルギーがついたイダイナキバをバトル場に出すことができるため、どちらの古代サポートが手にあったとしてもほぼ確実に技宣言ができます。
不採用カード
ミミッキュ・基本超エネルギー
ミミッキュを出すだけで詰む対面があること、ex・Vしかいない相手の場に新たにポケモンを置かせつつそれを育てるためにさらにリソースを使用させることができることなどから当初は採用していました。
しかし、そのためにイダイナキバで「じばんほうかい」をし続けるためのカードの採用を減らすことは本筋の動きが弱くなってしまうこと、また詰み盤面を作る動きをするのであればカビゴンLOなどのStallデッキを使用した方がいいのではないかという考えから今回は不採用としています。(私自身はカビゴンLOのような脳を酷使するデッキが握れないというのもあります)
また、ミミッキュを採用していることのブラフとして基本超エネルギーのみを採用しているデッキもありますが、こちらについても「きょだいなキバ」を打つためのノイズになりかねないので併せて不採用としています。
ハンドトリマー
当初は3枚から採用しており2枚1枚と採用枚数を徐々に減らしていき最終的に0になりました。
このカードは相手が手札を抱えているときに打つことでナンジャモやジャッジマンでの山札回復を妨害する役割を持っていると思っています。
しかし、実際にこのデッキを使った方なら分かるかもしれませんが、相手が手札を貯めているときはこちらも手札が多い場面も多くあり、自身のリソースを減らすことに繋がりかねません。
そのため手札に抱えたものの使用せずに終わることが多かったこと、加えて今回のリストは妨害札よりも安定札を多く採用しているため不採用としています。
各デッキ(予想シェア)との戦い方
各デッキとの戦い方について上記ツイートのシェアと有利不利を合わせて紹介します。
トータルで見ると70%のシェアに対して微有利以上だと思っており、無理対面が下記に加えてアルセウスヌメルゴンなどを含めた15%程度だと予想しています。
CL Day1の9戦の内6回は微有利以上の対面、1or2回は無理対面や事故負けが発生する計算になります。
リザードンex(ビーダル型)(14%) 有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
おそらく相手はリザードン1体(or2体)の盤面を作ってくるので、カウンターキャッチャーは使用できないことの方が多いかもしれません。盤面を作るためにビーダルなどが出てきたときは、そこをバトル場に呼び出してリソースを削っていきましょう。
おそらくエヴォリューションなどで中間進化を挟む余裕はそこまでないはずなので、相手のサイドが最後の1枚になったタイミングで上述したビワとデヴォリューションのセットを使用し、相手の盤面を崩壊させましょう。
種切れ確定の場面以外でサイドを進めてしまうと、相手のバーニングダークが180+30の210ダメージとなってしまい、すべてのイダイナキバが1回の攻撃で気絶してしまうようになるため、「きょだいなキバ」は打たないようにしましょう。
リザードンex(ピジョット型)(12%) 微有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
上手い相手だと盤面がリザとピジョットのみになっていくため、カウンターキャッチャーは基本使用できません。しかしスタートポケモンやサポートを使用しないと進化できなかったため出てきたネオラントなどが盤面に置かれることもあるので、その場合は積極的にカウンターキャッチャーを使用して相手のリソースを削っていきましょう。
こちらも相手のサイドが最後の1枚になったタイミングで上述したビワとデヴォリューションのセットを使用し、相手の盤面を崩壊させましょう。
種切れ確定の場面以外でサイドを進めてしまうと、相手のバーニングダークが180+30の210ダメージとなってしまい、すべてのイダイナキバが1回の攻撃で気絶してしまうようになるため、「きょだいなキバ」は打たないようにしましょう。
パオジアンex(12%) 有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
カウンターキャッチャーでセグレイブを呼び続けると相手は逃げエネとわざで使用するエネを6ターン準備しなければならないため、途中で何ターンかもらえます。
パオジアン側はげっこうしゅりけん90 + ごっつあんプリファイ120 = 210ダメージで3回の攻撃でサイド4枚を取る動きもありますが、そこまで盤面を展開しわざを打つためにリソースを使用せざるを得ない点、1回目のごっつあんプリファイの返しに「きょだいなキバ」でテツノカイナを取られると復帰が難しい点などからそこまで再現性が高いプランではないと思っています。
また、中盤にセグレイブが1体しかいないときはカウンターキャッチャーから「きょだいなキバ(ダブタなし)」できぜつさせると次のセグレイブを立てられずさらにターンがもらえるというパターンもあります。
基本的にはじばんほうかいをしていくだけで相手のリソースが尽きるのですが、こちらも相手のサイドが最後の1枚になったタイミングで上述したビワとデヴォリューションのセットを使用する動きが使えるので相手のトラッシュなどから判断してください。
ルギアVSTAR(9%) 無理
ルギアがダブルターボ込みで3エネ200点を出してくる点、「じばんほうかい」でアーケオスを落として相手の補助をしてしまう、闘抵抗(-30)でこちらの「きょだいなキバ」2回ではきぜつさせられない点、ジェットエネルギー4枚でスムーズに入れ替えができる点、ビワとデヴォリューションのセットの対象となるポケモンやグッズが採用されていないなどからすべての面で相性が悪いです。
スタートポケモンがカビゴンだった場合のみ、逃げエネが重く1回のわざで200ダメージに届かないので、カウンターキャッチャーでバトル場に呼び出しつつ「じばんほうかい」していきましょう。
アルセウスギラティナ(8%) 有利
この対面は基本的に「きょだいなキバ」でサイドを取り切るプランを取ります。
アルセウスギラティナの構造上、アルセウスで2回もしくは3回トリニティノヴァを使用し、サイドを進めつつ盤面にエネルギーを加速していくことになります。
しかしアルセウスが闘弱点であるため、イダイナキバの「きょだいなキバ」がダブルターボ込みで140×2の280ダメージとなり、1回の攻撃で気絶してしまいます。
最初のターンは「じばんほうかい」でも問題ありませんが、相手のベンチに3エネのついたアルセウスVが育っている場合は、先にそこをカウンターキャッチャーでバトル場に呼び出して倒してしまいましょう。
そうすることで相手は180点のトリニティノヴァを打つか、後ろのギラティナでロストインパクト(2エネロスト)を打つかを選択することになります。
アルセウスが前に出てきた場合は再度「きょだいなキバ」でサイドを進めてもよいですし、「じばんほうかい」をして相手のサイドが追いつくのを待っても構いません。
どこかのターンでギラティナに140ダメージを与えておけば最後にもう一度「きょだいなキバ」で140ダメージを与えてサイドを取り切ることができます。
古代ビート(5%) 五分
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
相手のスタートポケモンにもよりますが、ゲッコウガかコライドンをカウンターキャッチャーでバトル場に呼び出しつつ「じばんほうかい」を打っていきます。
イダイナキバが超弱点でハバタクカミで攻撃され続けると追加効果も含めて1回で気絶し続けてしまうので、相手の盤面にハバタクカミが1体しかいないようなら「きょだいなキバ」で倒してしまうのも一つの手です。
どちらにせよ相手もオーリム博士の気迫を打たないとアタッカーを育てられないので序盤は問題ないのですが、中盤以降はこちらの「じばんほうかい」でトラッシュされた分もあってトドロクツキのあだうちやばねが200ダメージ以上を連発してくるため、そこからはお互いのわざの打ち合いになります。
リストによってはチヲハウハネやイダイナキバ(因果応報)が入っているタイプもあるため、自身の山を掘りすぎないように気を付けましょう。
ピジョットVに余ったブーストエナジー古代やデヴォリューションとエネルギーを手貼りした上で「きえさるつばさ」を使用すると、山札を3枚回復することができるのでもしもの場合は使ってみてください。
トドロクツキex(5%) 五分
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
こちらはスタジアムを張らないようにしつつ後続のトドロクツキexをカウンターキャッチャーでバトル場に呼び出しつつ、「じばんほうかい」で相手のリソースを削っていきましょう。
リスト次第ですが相手のスタジアムは3枚程度の場合が多く、1枚でも「じばんほうかい」でトラッシュできれば3体目以降のイダイナキバはくるいえぐるを使用しないと1回の攻撃できぜつさせることができません。
また、くるいえぐるをしてきた返しに「きょだいなキバ」できぜつさせると相手は2体目3体目のトドロクツキexを育てるためにも相応のリソースを使用することになるため、相手のトラッシュや盤面に応じてサイドを取り切るプランもあることを覚えておきましょう。
ロストバレット(5%) 有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
イダイナキバを1回の攻撃できぜつさせられる相手のアタッカーがトドロクツキかライコウかテツノカイナですが、それらを起動するためには山札を掘ってリソースを使用することが多いです。
それまでの間に「じばんほうかい」を打ちつつ、キュワワーやゲッコウガをカウンターキャッチャーで呼び出してリソースを削っていきましょう。
多くの場合で古代サポートを使用しつつ「じばんほうかい」を使用した方が強いのですが、相手のトラッシュ次第ではビワを打ってリソース回復札やロストスイーパー、ミラージュゲートをトラッシュしつつ「じばんほうかい」を使用し山上の1枚をトラッシュしましょう。
サーフゴー(5%) 有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
サーフゴーという山の構造上、自身の特性のボーナスコインで山札を掘り進めることが前提となっているため、200ダメージを出すためのエネルギー4枚トラッシュも相まって6ターンで終わることはほぼありません。
また、「ハッサム」がサブアタッカーとして採用されているリストもありますが、こちらの盤面にはゲッコウガ以外特性持ちがいないため、火力が足りません。
「パルキア」が採用されているリストの場合は、相手が盤面を埋めていた場合こちらは2体までしかベンチを展開できなくなります。
しかしその場合は相手のベンチにカウンターキャッチャーで縛れるポケモンが多くいるということになるため、それらをバトル場に呼び出しつつ「じばんほうかい」をしていきましょう。
相手がベンチを絞っていた場合は、こちらも200ダメージにならないように盤面を展開しつつ相手のベンチ展開を誘いましょう。
どちらにせよ「きょだいなキバ」を使用してサイドを取り切るプランは取らないため、「じばんほうかい」を継続して打てるように盤面づくりをしていきましょう。
ロストギラティナ(4%) 有利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
ブーストエナジー古代をつけたイダイナキバを1回の攻撃できぜつさせることができる相手のアタッカーはギラティナVSTARのロストインパクトとスターレクイエムのみとなっています。
ロストインパクトを5回打つリソースはないため、ウッウやヤミラミで2ターンかけてサイドを進めるターンも含めて「じばんほうかい」を使用して相手のリソースを削っていきましょう。
相手の手札や盤面、トラッシュ、ロストゾーンを確認し、有効札が多そうと思えばビワを打ちつつ「じばんほうかい」1枚トラッシュを行うこともプランの一つとして覚えておきましょう。
サーナイト(3%) 無理
イダイナキバが超弱点、かつ相手のアタッカーがサイド1のポケモンしかいないためサイドレースでどうやっても追いつけません。
相手のエネルギーのほとんどが山下数枚に固まっていることを祈りつつ、相手のベンチにいるエネルギーがついていないポケモンを呼び出して「じばんほうかい」をしていきましょう。
ビワとデヴォリューションのセットを使用しても相手の盤面にはアタッカーが残っているため、返しで盤面の準備をしつつサイドを進められてしまう点も相性が悪いです。
カビゴンLO(2%) 不利
この対面は基本的に「じばんほうかい」で山札を掘りきるプランを取ります。
盤面としてはバトル場にイダイナキバ、ベンチに1体だけイダイナキバを置き、それらを手貼りとオーリム博士の気迫で育てて「じばんほうかい」を宣言していきます。
こちらの負け筋は手札のゲッコウガをエリカの招待でバトル場に縛られることなので、手札に来てしまった場合はハイパーボールや大地の器でトラッシュしすごいつりざおですぐに山札に戻すようにしましょう。
手にピジョットVが来た時もすぐにベンチに出して「きえさるつばさ」を宣言して山札に戻しましょう。
最後に
ここまで備忘録的につらつらと書いてきましたが、各デッキへの対面の部分など有識者の方々からすると至らない部分が多くあると思います。
ご意見、ご感想ありましたらTwitter(@hndk_pcg)までご連絡ください。
有料部分にはおまけとしてCL以外の普段の自主大会や箱争奪で使用しているデッキレシピを掲載しています。
安定感は上記構築に劣るものの、見れる対面や取れる動きが広がっており個人的にとても気に入っている構築です。
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