趾節間関節の種子骨と付着筋

第一中足骨頭の底面にある種子骨ですが、自分の理解では種子骨は筋肉の腱の中にあり、どの筋の付着もないと思っていました。しかし、解剖学書を読んでいる中で、種子骨に付着している筋肉の記載があったので、ここで種子骨と付着筋の解剖学をまとめてみました。

正直これを書くまでは種子骨は長母趾屈筋腱の中にあるものと思っていました、もしくはそれら周りの軟部組織の中にあるという漠然とした理解でした。調べると、種子骨は短母趾屈筋腱の中にあるとのこと。長母趾屈筋腱は種子骨同士の間を通って遠位までいっています。また、外側種子骨には母趾外転筋腱が、内側種子骨には母趾内転筋腱と深横中足靱帯が付着しています。教科書的には上記のようで、これにもちろん周りの軟部組織も付着していると思われますが。

母趾伸展可動域の制限などは種子骨炎の要因となると言われていますが、これだけ筋の付着部があれば、そりゃ炎症も起こりやすい場所だよなと思います。

Calant Sports Rehab & Performance
代表:爪川 慶彦
www.calant.org

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Yoshihiko Tsumekawa@アスレティックトレーナー
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