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『The King〜永遠の君主〜』7話感想

私の一推しNetflixドラマ『The King〜永遠の君主〜』のご紹介&感想を書いていくシリーズ。
今日マガジンにまとめましたので、他の記事も読みたい!と思って下さった方は是非ご利用下さいね(^ ^)

今日は7話ですね。
前回あわや戦争という危機を乗り越え、無事再会を果たした皇帝イ・ゴンと女刑事チョン・テウルの再会でラストとなりましたが、7話はもう少し遡ったところからスタートです。

今回は、ゴンの宿敵謀反人で前皇帝の腹違いの兄イ・リムの謀略なども描かれます。
このへんはちょっと難しくて、ドラマを一度観ただけではなかなか飲み込めないところでもありますので、ここで説明を試みたいと思います。

リムは25年前、大韓民国へ彷徨い現れ、偶然殺したはずの弟皇帝と同じ顔の男と出くわしたことで、自分がパラレルワールドを行き来する力を手に入れたことに気づきます。

そして25年後、彼はそれなりに財力を得ているらしく、大勢の配下を心腹させ、また欲望や困窮に付け込んで引き入れた多くの工作員(これは帝国、民国どちらにもいます)も動かしています。

元々の彼の配下は、謀反の前後で殺害されたり捕まった者が多いでしょうし、25年(正確にはリムが行動を再開したのは19年後)たてばみんなそれなりに歳をとっています(^_^;)
リムはパラレルワールドの間の世界(時間の進みが20倍ほど遅い)を使ってほとんど歳を取っていませんが…

若い配下の中には、おそらく元の配下の息子たちや、リムの支配下での余禄を約束して引き入れた人たちもいるんでしょうね。

ちなみに、リム役の俳優さんも40代くらいでスラリとかっこいいなあと思っていたら、次のヨン様と言われたイケメン俳優さんだったんですね。
笑顔が素敵な方らしいですが、このドラマでは憎々しい敵役に徹しています。


話がそれましたが、例えばその財力を作る一つの例として描かれるのが、大韓民国の大きな企業グループの会長とその息子を、そっくり大韓帝国側の対と取り換えて乗っ取る、という計画です。

つまり、配下が大韓民国では誰であるかを徹底的に調べ、企業家なら殺害するなどして密かに入れ替わり、民国人であっても、なんらかの引換条件で都合よく利用するわけです。

リムは工作員のリクルートセンスがある(?)らしく、まだ一度も断られたことがないようです。

そうしてリムは力を蓄え、ゴンから竹笛の半分を奪い取ろうと考えているわけですが、そんな彼もなぜゴンが何度も大韓民国へ行くのか、最初は疑問を持ちます。
ただ、リムの配下の中には、思わぬところでテウンに近い人物もいて、徐々に気づいているようです。

そんなリムの工作からはみ出た形で、テウルの手元にも怪しい音源が渡ります。
ゴンと出会う前に携わった殺人事件の証拠物なのですが、ゴンと帝国へ渡った今、テウルはそれが民国に存在するはずもない、帝国のニュース音源だと気づきます。


という犯罪案件と並行して、この辺りで前回のラストがつながってきます。
やっと…!(^_^;)

前回予告したように、再会のシーンはもう少し丁寧に描かれ、ゴンの心許ない思いなどにもキュンとしますね。

しかししかし、今回はゴンは一人ではありません。
出がけに帝国側の入り口で丁々発止があり、当然の如く大韓民国なる別世界は信じていないし、テウルのことは帝国側に存在するルナという犯罪者だと思っている(ルナはテウルの対)近衛隊長ヨンを一緒に連れて来ちゃいます。

そして、早々に互いの対。。。つまり大韓民国ではテウンの幼馴染みウンソプと出くわしてしまいます。

前にも書いたと思いますが、このヨンとウンソプがもっとも同じ画面にいる時間が長い対で、キャラクターも全く違います。
二人を演じるウ・ドファンの熱演が光ります。
どちらも不自然でないところがすごい!

わたし的にお気に入りなのは、うっかりウンソプがゴンに気安く話しかけてしまい、あまりの無礼に目を向いたヨンが迷わず銃を突きつけるシーンです(笑)
「ご命令を」
冷静な顔で命令を促すヨンに動転するウンソプ、慌てて「銃の携帯は違法よ!」と間に入るテウル…

こういうコメディタッチのシーンも所々に入るので、こ難しいエピソードもあるのですが…
やっぱりキャラクターをよく掘り下げていて、魅力ある人物に描いているからこそ、と思いますね。
それにしても、ウンソプは三枚目キャラながら、ゴンの次に平行世界を早く受け入れた感があります。
彼も今後、活躍しますよ。


対にも会ったし、ゴンが時々口走る「時間が止まった」現象もどうやら本当らしいと認めざるを得ないヨン。
我々はここにいてはいけないとゴンに帰還を懇願しますが、ゴンはある決意をしています。
自分は公務ある身で長居できないため戻るが、ヨンを置いていくつもりなのです。
大韓民国にイ・リムがいる可能性が高く、こちらでは皇帝かヨンが処刑するしかないからです。
ゴンは、イ・リムに完全な竹笛が渡れば平行世界ごと奪われることがわかっていますし、民国で暮らす自分の最も大切な人、テウンの身に危険が迫ることも恐れています。

これまではゴンとテウンの関係をメインに進めて行ったドラマですが、いよいよイ・リムの謀略が進み、ゴンとの最初の邂逅の時が近づいて来ます。

物語の世界にしっかり入っていくためにも、理解しておいた方がいいエピソードもありますので、今回は細かいところも書いてみました。

今回のラストも、ちょっとハラハラな感じです。
次は、テウル演じるキム・ゴウンの演技力も見られそうですね。

この回をできるだけ理解しておけば、次回以降も楽に見られます。
一度観たけどよくわからなかった、という方もご利用下さい。

次は8回、折り返しですね。


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