悲しい現実の日本国内の古着
おはようございます。雨でした。がおかげで暖かい。
さて今日は古着プロジェクトの"h.CLOSET"の宣伝もしつつ古着事情についてお話を書きます。
遥かに30年前とかの空前の古着ブームはアメリカの買い付けルートで大量のデニムやネルシャツ、スニーカーなどなど海外の買い付けがほぼ占めていましたね。
フランス、パリのちょっとセンスのいい古着など。
そりゃ海外古着の方が価値ある感じがしますよね。
わざわざ海外に行かなくてもいいし、日本には無い感じのデザインやあとアメリカだとサイズとか規格外みたいなデニムとかも沢山あるのでそういう需要もありますね。
今古着屋で売られている古着はどこから来るのか?
さて、このコロナ禍で海外の渡航や入国制限で現在海外に行く事が困難な状態です。。
海外の古着やインポートを取り扱うアパレルは結構大変な状態です。
しかし、一部といっても結構多々ある古着屋は困っていないかもしれません。
今の古着は日本から仕入れている。
これはとある古着問屋の業者の方から聞いた話です。
今の古着はなんと国内の古着がメインになっているそうです。
リサイクルや着なくなった服を回収する業者があって、その業者が一気にまとめて回収し、仕分けをしているそうです。
国内で仕分けをするにはコストがかかりすぎる為、現在では東南アジアなどに船で輸出して現地で労働者を雇い、仕分けしたものをまた日本に逆輸入させるという事です。
ええっこのデニムも国内産?
今までの自分の常識が崩れましたね。。。。古着と言えば海外から買い付けたもの。。というイメージでした。
なんでも昔は国内に海外の服なんて全くなかったからわざわざ買い付けに海外までいったそうです。
しかし現在。。
服は街に家に溢れ、インポートの服も大量に日本にあります
大量放棄、もしくは在庫処理されています。
それを回収すればわざわざ海外まで高いコストをかけて行かなくても十分な量の古着が国内で手に入るそうです。
その数量は月に8万t。。。
凄まじい数の服の量です。
そしてこれはある意味で、そんなに大量の服がリサイクルに回されたり放棄されたりしているという事です。
恐ろしい。
そりゃ、大型タンカーで船で運んでも十分な量ですね。
まあ全部の古着屋がそうではありません。オーナーのこだわりでわざわざ海外に仕入れに行く店ももちろんあります。
わざわざ日本から送った古着を現地の仕分けをしている所まで行って仕入れる方もいるそうです。
その方が効率よく、古着が集まっていて尚且つ自分の好きな良い古着を手に入れる事が可能だからです。
みんながみんなアメリカの荒野を車を走らせて買い付けをしてはいないという事ですね。。。
ロマンが。。
といっても日本の古着がダメなわけじゃ無いですよね。ただイメージの問題ですね。何処で仕入れようとロンドンの服を日本で仕入れようが、ロンドンで仕入れようが結局は古着で変わりません。
もちろん海外に出張して買い付けに行かれている店もありますのでご注意を!
言いたいのはそれくらい国内に良い海外の服が沢山あるという事です。
ファッション大国日本になったその後には海外に買い付けに行かなくても国内に十分な服があるという事ですね。
使い捨て感覚で購入出来る服の誕生
古着プロジェクトの"h.CLOSET"をやってそういう現状を知るきっかけにもなりました。
そして特に廃棄の多いのがユニクロ,GUなどなどのファストファッションブランド。
コレは本当に沢山捨てられているそうです。
それだけ沢山の人が購入している現状も理解出来る一方でそれだけ沢山の人が捨てているという事です。
安いに越したことは無いけど逆に安易に廃棄も出来てしまう。
ちょっと直して着ようとか、愛着あるから捨てれずにずっと持っておこうと思える服とはまた違う運命をこのファストファッションの服は辿っている現状です。
果たしてどちらがいいのでしょうか?
それは一人一人の消費する皆様の考え方次第だと思いますが現在は過剰生産による大量廃棄はやはり無駄以外無いでしょう。
この従来のアパレル型で今回のコロナで大打撃を受けたメーカーも多々あります。大企業でも難しいこの大量生産を生き残るのはユニクロかワークマンか。。
僕たちh.NAOTOは4年前から以下のやり方で在庫をほぼ持たない新しいアパレルの在り方を今でも模索しています。4年間はこの新しい方法で生き残れました。参考になればと思い以下にYOUTUBEを貼っておきます。
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僕のSNS各種は以下にまとめています。最近はYOUTUBEでレクチャー解説編やインスタグラムのストーリーの投稿を楽しんでます。よかったら是非みてください!⇩ここから