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そうならなければならないなら=Sayonara
わたしにとってそこは、居ごこちのよい場所である。ひとりですごすにも。誰かとすごすにも。
モーニングをオーダーして待つ時間。
サイフォンで抽出された珈琲の味わい。
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心地よい音楽が流れる。
色んなひとの話し声。仕事のこと、家族、友だち、恋人のこと。
ときどき、耳を傾けて『なるほど、、』と思ってみたり。
2月27日の閉店を知った。
その場所が、わたしから無くなってしまう。
思いもよらないこと。だけど、いつかは、と、思っていたことでもある。
いる場所とは、常ではない。いつかは、いる場所ではなくなる。
寒い朝にモーニングをオーダーし、待つ時間に思いにふけったりしている。
ふいに、さよならという言葉が浮かんだ。
[そうならなければならないなら]
「サヨナラ」を文字どおりに訳すと、「そうならなければならないなら」という意味だという。
これまでに耳にした別れの言葉のうちで、このように美しい言葉をわたしは知らない。
接続詞である、さようなら、さよなら、さらば、
接続詞が別れの言葉の日本語。
日本語は、不思議な言語である。わたしたちが、あたり前に話したり、聞いたり、書いたりしている言葉は、奥深くて美しいと知る。
脈々と続く歴史の流れの中にわたしがいる。あなたもいる。言葉もいる。そして、変化している。変化していく。変わらずに継がれていくものもある。
今、話している、書いている、わたしの言葉を、過去の時代のひとは、どのくらいわかるのか。
未来のひとは、どのくらいわかるのか。
などと思いにふけっていたら、きました。モーニング。定番🍽️
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おいしい。
さようならそしてありがとうございます。
そしてという接続詞でつなげる。
続いていくなぁ。
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最後まで読んでいただきありがとうございます💐
Thanks for reading my article.✨