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ぐうじっち
わたしたちの結婚式は神社で行った。
そこで、取り仕切ってくれたのは、ピカ祖父の友人の息子の友人(もはや遠すぎる)のぐうじっちであった。いつもは別仕事をしていて、わたしたちのためにわざわざ予定を空けてくださった。
そんなぐうじっちに挨拶にいったのは前日であった。
「ここで結婚式を挙げてくれるなんて〜」と、礼やらありがたいお話やらを2時間ほど聞き、式の内容を教えていただいた。
和式なのにリングボーイを用意したり、結婚式後すぐに車で帰るわたしたちを気遣って湧き水を三三九度で飲ませてもらったりと、柔らかい方であった。
ただ、当日はもっと楽しかった。
リングボーイは何故か忘れられた。そもそも、和式の結婚式で指輪の交換をするのか?と思ったが、やりたかったので嬉しかった。
玉串の儀式は参加者全員がやらせてもらった。せっかくだから、みんなに経験してもらいたい、というぐうじっちの願いであった。
玉串の儀式中、音楽が流れるのだが、なかなかCDがうまく流れず会場の全員が頑張れ!!!と思った。
ミスと思えばそうかもしれない。しかし、ぐうじっちはとても良い方で、わたしたちは思い出に残る良い式をあげさせてもらった。
入っていいのか分からない場所も見せてもらったり、写真を撮らせてもらった。
やっぱり結婚式は楽しいのが一番で、泣くのは少し違う気がする。そんなわたしの思いが形となった素敵な式であった。
全ての方に感謝である。