肯定文で伝える物語
よく、幼児期の教育において「肯定文で伝える大切さ」を聞く。
分かりやすくてとてもいいと思うのだが、これは何も幼児期の子どもだけの問題ではない気がする。大人にも同じことが言えるのではないか。
〜しないでください、はその意図の裏を読まなければならない。しかし、〜してください、はやるべきことが明確に示されていてとても分かりやすい。
指示書なんかは特に簡潔に書かれているので、誰が呼んでも納得できたりする。
これは、普段の生活でもそうだ。
ケータイを使わないでください、よりも、ケータイをしまってください。
華美な服はお控えくださいよりも、落ち着いた服装でお越しください。
明確に書かれている方が、ゆとりやZ世代にはわかりやすい。だって、そういうふうに育ってきたんだもん。
否定語がいけない訳ではない。理由が明確であれば、否定語を用いて表現するのは有効性を示すときもある。
しかしやはり、わたしはできれば肯定文で伝えたい。
それは、分かりやすいだけではなく、本来わたしがその人へ伝えたいメッセージが直接伝わって、とってもシンプルな文章で分かりやすくて素敵なことだと思うから。
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