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骨盤底筋のトレーニング💪

島内でリハビリを行う中で、こんな相談がありました。
(ご本人に了承をいただき掲載しています。)

「尿漏れが気になっていて…
 どうにかならないのかな…?」

数年前から尿漏れが気になっていたとのこと。
リハビリに通い始めるきっかけは別の整形疾患でしたが、一緒にリハビリをする中でこんな相談をいただきました。

詳しくお話を伺い、夏頃から骨盤底筋のトレーニングを開始しました!

最初は膣や尿道をキュッと締める感覚を掴むことがとても難しかった様子でした。
ご本人と、どの運動なら自宅でも上手くできて続けられそうか、相談しながら進めました。

流れとしては、
①恥骨筋への収縮を促し鍛え、骨盤底筋へ力を入れる感覚を掴む練習をする。
→長座位で下肢を交差して行いました。

②排尿を我慢するような感覚を意識して、締めたり緩めたりを秒数・回数を設定し繰り返し行う。
→実際の排尿時でも試して行うことで、どれくらい働いているか上手くできているのか、確認をしてみるのも良いかと思います。

③普段の生活の中でも気が付いた時に締めたり緩めたり繰り返し行う。
→普段の自主トレ以外にも仕事の合間など思い出した時に行っていただきました。

これをメインに自主トレをし、リハビリに来ていただいた際は別の運動も併せて行いました。

そして、結果は…
3ヶ月弱で尿漏れがなくなりました!!

素晴らしいですよね!
リハビリ自体は2週間に1回のペースで通われており、自主トレがメインになってくるため、方法や回数を適宜確認して指導させていただいていました。
ですので、ご本人のご自宅での努力が結果に繋がったのです!

症状がなくなってからリハビリに来られた際、開口一番に「尿漏れしなくなったの!」と嬉しいご報告が👏
また、尿漏れがなくなったことで不安要素がなくなり、夜もスッと入眠しぐっすり寝られるようになったとのこと。
気持ちが軽くなることは、ご本人にとっては何よりも嬉しいことだったそうです。
他にも昼間仕事の合間など、膣などに力を入れる癖がついて、今でも自主トレは継続して行うことができているようです😌

今回のケースは、他の人に相談することは中々ハードルが高かったと思います。
ご相談いただいたからにはその悩みを解決したいと思い、寄り添い、結果的に改善できたことはとても良い出来事だったと感じています。

「誰にも言ったことはないけど実は…」
「家族には言えなくて…」
というように尿漏れでお悩みの方は他にもいらっしゃるのかなと思います。
そのため、御蔵島社協だよりには毎月リハビリ通信としてちょっとしたトレーニングや体に関する知識を紹介しており、10月号・11月号では尿漏れに関する記事(知識やトレーニング方法など)を掲載しています。
島民の皆さんには各家庭に配られますが、社協にも置いてありますので、ぜひ機会があればいらしてご覧ください〜!

御蔵島社会福祉協議会 宮本

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