“ふれあい”のススメ
人との関わりが希薄になっている社会に追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスが流行し、すれ違う人の表情まで見えない社会となってしまいました。
マスク生活と共に生まれた子どもたちの中には、もう2歳を迎える子までいます。
感染予防という視点では、今の状況に対応しておく必要もありますが、
子どもの人間的な発達という視点では、積極的な子どもとの関わりを重ねておきたいと心から思います。
ふれあい遊びをしてみる
情緒を安定させるホルモン
成長ホルモンの分泌を促す
『ふれあい遊び』は今だからこそ
オススメしたい遊びです!
子どもは、くっついて離れないものです。
もう○歳なのに甘えて…
もうそろそろ、くっつかれるのは疲れてしまう…
親の方が、しんどくなるときもあります。
特に、ご自身の自立心が強い方の方が、その傾向が強く現れるかもしれません。
そして、私は優しいお母さんでないのかも…と自責の念に駆られてしまうかたもいらっしゃいます。
保護者の方、一人一人にも性格はありますから、自責するよりも、バランスを鑑みて見る方がいいかもしれません。
人は触れあうと、オキシトシンというホルモンが分泌されます。
通称、愛情ホルモン・安定ホルモンなどと呼ばれています。
このオキシトシンは、免疫力を高めるとも言われています。
タイミングを考えてみる
子どもは、子どものタイミングで求めてきますから、こちらのタイミングと合わないと、なんだかイラッとします。
基本的に子どもは、ふれあいを求めている物だと想定して、『先手必笑』で触れあっていきます。
『先手必笑』
求められるよりも先に、手や声をかけていくと、お互いに必ず笑顔が多くなります。
ほんの少しのタイミングの工夫で、
関係性が変わってきます。
見てほしい、聞いてほしい、くっついていたい
だってお母さんが大好きだから✨
正しさよりも 楽しさを
正しい遊び方があるわけではありません。
「大好き♡ギュウー!」と抱きしめるもよし
私は、いまいちそういうキャラじゃない…と思う方は、外で手をつなぎながら歩いているときに、ちょっと強く握って、
「こうやって一緒に歩いていると幸せだね😊」と言葉を添える。
そんな一言を加えるだけでも、握っている手から感じるふれあい度数は高まります。
”ちょい足し”で気負わずに
お風呂で湯船につかりながら、
一本橋コチョコチョ等のわらべうたを楽しむ。
温まるために数を数える声に合わせて、頭をなでてみる。
日常生活に“ちょい足しふれあい”でも、毎日の積み重ねの効果は大きいです。
洋服を着替え終わったら、
「ターッチ!」で承認。
小さなお手伝いをお願いして
「ありがとう!」で「ターッチ!」
生活のあちこちに、「タッチ」承認文化を取り入れることも
“ちょい足しふれあい”
になりますね😊
そんな風に過ごしていると、いつの間にか自分が子どもから励まされ、勇気をもらう瞬間がある事に気づいていきます。
コロナ禍で社会全体が不安に包まれている時代だからこそ、免疫力を高める
“しあわせのメリハリ”
を大切にしたいですね。
ふれあいはいつの間にかに根を張る
先日、中学生の娘と買い物に出かけながらおしゃべりをして、
「こんな風に一緒に買い物して、ゆっくりおしゃべりするのも楽しいね!」と声をかけたら、
「そうだね。しあわせだね😊」と答えが返ってきました。
もう、幼い頃のようにくっつくことも、手をつなぐこともありませんが、触れあってきた積み重ねは、根を張っているのだと思いました。
心が揺れ動く思春期も、幼少期の触れあった安心感が支えとなるようです。
くっつけるのは、親として、期間限定の楽しみでもあります。
自分なりの距離でいいので、プラスαのふれあいを見つけてみませんか?