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はいはいのススメ
スプーンやフォークを上手に使えない
転びやすい
転んだときに顔を怪我しやすい
姿勢が悪い
着替えや靴を履く意欲がない
などなど…
子育てをしているといろいろなことが気になります。そして、お子さんが苦手な様子だと、まわりはみんなできているのに…と不安になる。
じつは、これらのほとんどが、ハイハイで沢山遊ぶことで解決していくことをご存じでしょうか?
『粗大運動』と『微細運動』
歩いたり、走ったり、ジャンプしたり…
これらの大きな動きを『粗大運動』
指先の細やかな動きを『微細運動』と呼びます。
これらの動きを支える中心は、
『体幹』=体の柱
体幹がしっかりしているか?によって、生活や遊びを支える動き決はまってきます。
最近では、スポーツやエクササイズの中でも“体幹トレーニング”と使われることもふえ、だいぶ知られている言葉となりました。
猿と人間の大きな違いは、『直立2足歩行』の獲得です。
二本足でまっすぐに立ち、両腕を自由に使うことで、脳が発達し、猿から人間へと進化しました。
生まれてきてから、直立2足歩行が確立し、充実し、脳の神経系の発達が急激に進むのは6歳頃まで。
6歳までには約8割の神経が発達します。
歩くまでの過程である『はいはい』これを沢山楽しむことで、子どもたちの脳は発達するのです。
体幹の育ちの出発点は、肩甲骨のあたりになります。
自分の腕でしっかりと体を支える。
指先までしっかりと開き、体重が指先にまで乗っかっていくようなハイハイが理想的です。
運動部などの経験がある方はわかると思いますが、どんなスポーツでも、腕立て伏せなど腕で体を支える動きが基礎練習に入ってきます。体幹を鍛えることが、瞬発力やバランス感覚にも影響していくからです。
『できる』は末端から育たない
スプーンの持ち方、クレヨンや鉛筆の持ち方、はさみがうまく使えない…それらの末端からは育ちません。肩甲骨あたりが強くなり、肩がしっかりと動くようになり、肘→手首→指先と神経が発達していきます。
末端から教えようとしても難しいのです。
握力がないと、着替えの時にも、袖を引っ張る、ズボンを引き上げるなどの動きに力が入らないため、うまくできない。
結果“やってみよう”とするけれども、うまくいかなくて、次なる意欲につながっていかない。
やりなさい!と言っても…。
精神力ではなく、うまくいくための力を獲得しているか?が課題なのです。
転びやすいのは、バランスの悪さ。
転んだときに顔を怪我しやすいのは、体を両腕で支える力が弱いから…
体幹が育っていなければ、姿勢保持も難しく、落ち着きがない、姿勢が悪いなどのお子さんの気になる姿につながってきます。
『粗大運動』『微細運動』『身体コントロール』これらの全てを発達させる遊びが
『はいはい』なのです✨✨✨
歩く前のお子さんは、歩く前だからこそ、腹ばい遊びとはいはい遊びを充実させてください☺
はいはいの威力、知らなきゃそんそん!
人生80年だとして、歩行しはじめはおよそ1歳。たった1年。しかもそのうちのはいはいの時期は約7~8ヶ月から12ヶ月
半年もあるか?ないか?なのです。
はいはいの時期には、はいはいで移動することをたっぷりと経験していくとが大切です。
「うちの子…はいはいをあまりしなかった…」というお子さんは、今からでも遅くないです。段ボールくぐり、トンネルくぐり、
玄関から続く廊下や、リビングなどを“はいはいで競争”など、大きくなってからも楽しめる方法は沢山あります。
その場合は、お母さんやお父さんも一緒に行うと、子どもも楽しくハイハイをします。
大人も一日5分程度ハイハイをすると、ゆがんだ背骨が整い、腹筋背筋のバランスも良くなり、腰痛などを予防できるのです。
肩の筋肉は首から顎につながっているので、首や頬の筋肉も鍛えていく。
子どもなら、かむ力、話す力
大人ならリフトアップ、小顔効果☺
「お風呂まで、お馬さんになってよーいドン!」
子どもは運動発達を促していき
大人は美容や健康に役立つ✨
ハイハイの魅力知らなきゃ 損!そん!
ハイハイやらなきゃ 損!そん!
ハイハイの魅力も威力も、沢山の人に知ってほしいです☺
いろいろなことに悩む前に、ハイハイをお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
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