宗教とかネットワークビジネスとかさ…
浅倉ひかるです。二度目の投稿なのに、タイトルがジャンクでごめんなさいね。
私は今26歳なのですが、去年一昨年くらいからかな…高校の頃の同級生が数名、ネットワークビジネスをやるようになったのかやたら勧誘をしてくるのです。私が勧誘を受けた時の事例を二件紹介するね。
まずYちゃんの事例。
一年前の今頃だった。<ひかるちゃん、久しぶりに一緒にご飯に行かない?>とLINEが届いたのです。Yちゃんは、高校時代にそこそこ仲が良かったけど。
高校を卒業してからは、私もYちゃんも地元を離れたので。そこから疎遠になって…けど、何故かLINEの友達にはいるって感じで。そんなYちゃんからの突然のLINEには驚きながらも、久々にYちゃんに会いたかったし、約束の日、約束の時間に、約束のマクドナルドに向かったわけです。
この時は本当に何も疑ってなかったの。だけど、マクドナルドについたら先に到着していたYちゃんの横に見知らぬスーツ姿の男性がいたのよ。
えっ?誰?Yちゃんの彼氏か!?にしても、結構年上だな…って感じだったかな。
とりあえず席についたのよ。4言ぐらいYちゃんとのやり取りがあった後に「実はひかるちゃんに紹介したい人がいるの」と言うYちゃん。
おっと、ようやく彼氏を紹介してくれるのか?ニヤニヤ。
っと思ったのも束の間、名刺を差し出され。自己紹介をされ。あっ、これマルチ商法の勧誘じゃね?と理解しました。その後の話は正直覚えてない。説明は一通り受けた。
ぼんやりと覚えてるのは…会員になっても、二人紹介してくれるだけで良い。ノルマはない。ほぉ…って言うか、Yちゃんも真剣に熱弁し始めちゃって。
「ひかるちゃんと一緒なら私も頑張れるから、だから一緒にやろう!」なんて言われちゃったりもしたの。
んで、話の最後に「契約金で6万払ってもらうんですが、元はとれるくらい稼げるから大丈夫だよ」って!!
はい…?(目が点)
最初からやる気はなかったが、それを聞いた瞬間に「無理です」とお断り申し上げたのに。ここで引き下がらないのが、この手の商売の人達。そこから2時間説得され続けました。結果、上手いこと言って逃げたんだよね。
それが一件目、次の事例はマルチ商法ではなく宗教関係だったの。
二件目も一件目と同じような手口だった。彼女の名前はMちゃんね。「久々に会いたい!」って食事に誘われたんだけど。そしたら知らない女性が一緒に来てて…って。
さすがにこちらも学習しているので、もうこっちから切り出そうと思って「間違ってたら、ごめんなさいね。今日って何かの勧誘で私を誘ったんだよね?」って聞いたら、Mちゃんも同席していた女性も都合が悪そうな顔になったのよ。
はい、これ勧誘確定ね。
その後口を開いたのはMちゃんじゃなくて横にいた女性が「勧誘とかじゃないんだけど…」って、文字がぎっしり書かれたパンフレットをこちらに差し出して来たの。宗教名は非公開にしておくけども。
もう見るからに怪しい雰囲気が出てたよ。
Mちゃんは内気なタイプだから、勧誘的なトークはしてこなかったけど。一緒に来てた女性が、まぁ喋る。そこからずっと成仏した後の話やら。この人真剣に話してるの?って思ったら、笑えてしまって途中でニヤニヤしてたよ私。
唯一Mちゃんは「私はこれに入って、変わったの。幸せになったの。だからひかるちゃんにも教えたくて」って控えめに発言してたなぁ…
「教えてくれてありがとうね。けどあたし、今幸せだし。これからも幸せだから。こういうの必要ないんだよね!」とはっきり言ったよね。
ついでに一緒にきてた女性には「セールスが上手いので、もっと他のところでいかした方が良いと思いますよ」って教えてあげました。結局断って、帰宅したんだけど。一体どんな宗教かって、グーグルで調べたらかなりの悪評だったってオチ。
私ね、今後の参考がてら事例1の時も事例2の時も同じ質問を投げたんだよね。
「どうしてこれをやろうと思ったの?」ってさ。
そしたら、動機は二人とも似たようなものだった。
事例1のYちゃんは、前の仕事が激務で心身が病んでた。
事例2はMちゃんは、東日本大震災で家を津波に流されて病んでいた。
その時に、話を聞いてやることにしたとさ。
人間弱ってる時って、手を差し伸べられると。この人はヒーローみたい…!って思ってしまうんだろうね。けど世の中楽して稼げる仕事は少ないし、拝んで幸せになれるほど世間は甘くない。
自分の足で立ち上がれなくて、何かに甘えて、頭も心も、別のものにコントロールされてしまってるだけだよね。最後は自分の首を絞めることになるってことに気づけないなんて。愚かよね。友達も家族もなくしてしまってからでは遅いのにね。
私は宗教もネットワークビジネスも否定はしないんだ。それは個人が決めることだからね。けど、他人を巻き込むのはどうよ?
事例に出した二人とは、すぐに縁を切りました。本当は、話を聞いてあげたかった…どうにか、洗脳の世界から腕を引っ張ってでも引き戻してあげたかった。だけど、それらにすがっていないと生きていけない人達なら、手助けは何も出来ないんだよね。
…一番は、関わりを切ることだって思ったの。
って言う少しジャンクな話でした。ここで忘れてほしくないのは、弱ってる時こそ判断力を鈍らせないでほしいってことです。