長男の心疾患のまとめ
今回の手術のまとめ
今回の手術は
部分左肺動脈右肺動脈起始,心室中隔欠損症,心房中隔欠損症、肺動脈絞扼術後のバンドの除去
これまで
2016年
38 週2260gで出産
4ヶ月検診で心雑音、体重増加不良を指摘を受ける
チアノーゼで救急搬送
大崎市民病院で心室中欠損症,心房中隔欠損症と言われ
その後
多呼吸、体重増加不良で東北大学病院へ
カテーテル検査で心室中隔欠損症,肺高血圧症、主要体肺側副動脈(MAPCA)
部分左肺動脈右肺動脈起始(PA sling)と診断されました。
生後6ヶ月の時に東北大学病院で側方開胸手術
6mm の人工血管を使った肺動脈統合術(Unifocalization, UF)と肺動脈絞扼術
この時
心室中隔欠損、心房中隔欠損、部分左肺動脈右肺動脈起始はそのまま経過観察で様子見
2018年、静岡こども病院に転院
(転勤)
年1回のカテーテル検査
気管の検査で気管支軟化症が見つかる
利尿剤は術後、少ししてからなくなり
体重も順調に増えていきました。
アスピリンで血が止まりにくいことから
コブや切り傷に注意だったり
感染症が流行りだしたら休ませるなど
少し注意点はあったが
年中位からアスピリンも必要なくなり
毎月の受診から3ヶ月に1回→半年に1回の診察に
特に症状はないまま日常生活に支障はないが
風邪をひいて咳すると長びき
6歳になって咽頭ファイバー検査
巻きついているスリング部分が気管に接しているとわかり
軽く押しているとなったので今回の手術に
今回の手術説明
左肺動脈スリング解除
気管支の裏に回っている肺動脈を切断し,可能であれば再建
肺動脈絞扼解除
肺動脈を縛っているバンドを外し、広がらない場合はパッチを使って拡大する場合も
心室中隔欠損閉鎖(根治術)
右心房を切開し、三尖弁越しにパッチを当てて閉鎖
心房中隔欠損閉鎖、直接縫合して閉鎖
左肺動脈の細い一部が右肺動脈から分枝してて気管を圧迫していました。
(こんなんばっかでごめん)
以前の肺動脈絞扼術でバンドをかけている部分が、成長とともに締め付け狭くなっていて心室中隔欠損(縮小傾向ではあるけど)
左心室から右心室への短絡血流→高肺血流(体血流くく肺血流)
になっていたみたいです。
気管支軟化症は
右主気管支の軟化は改善したけど左主気管支の軟化はまだあります。
心エコー検査結果
左心室の心機能は良好
心室中隔欠損は2型(修膜様都型)
縮小傾向に
左心室からの血流が心室中隔欠損を通じて一部右心房へ
心房中隔欠損あり(小さい)
肺動脈絞扼部分は成長とともにバンドが緩んで外れかかっていたんだけど食い込んで狭くなっていたみたいです。
心室中隔欠損が三尖弁の近くにあるのを最近知りびっくりしました。
手術結果へ続く