Good Feeling Vol.1 / Various Artists
・Good Feeling Vol.1 / Various Artists (1989 53rd&3rd)
特に誰とも競合せずオークションで購入。20代前半の頃アメリカ村のタイムボムで手に取って眺めて値段を見て棚に戻した記憶のあるレコードだったが700円で買えた。
PastelsのStephen Pastelの主宰していた53rd&3rdのオムニバスでBeat HapenningやSonic Youth、Redd Krossなどアメリカのバンドも参加している。全体的にノイジーなギターサウンドを基調としたバンドが多くグランジ前夜的な側面もあるがフィードバックノイズで曲のクオリティの低さを誤魔化しているようなバンドも4バンドほどいることは否定できない。
ジャケットデザインはPastelsのAggiが担当しているがドローイングがメインのAggiには珍しくコラージュアートとなっている。レーベル面やインナーのデザインなどにも手抜きはなくセンスが良いだけに曲のクオリティのバラつきが惜しい。。。。
Sonic Youth「Catholic Block(live)」におけるイントロでのギターリフのリズムのずれを即座に修正するスティーブシェリーのドラムとか時代に寄せたサウンドにしているが音楽的素養の高さが滲み出てしまうCamper Van beethovenなどが印象に残った。個人的なベストトラックはRedd Krossの「Blow You A Kiss In The Wind」。初期のイノセントなティーンパンク的狂騒とThird Eye以降のパワーポップ路線の良い部分が混ざり合ったようなサウンドがかっこいい。